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投稿レビュー(26件)あなたへは星3つ

一人の女性の中にいる二人の男への「あなたへ」 (投稿日:2013年10月4日)

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ようやく高倉健さんの映画「あなたへ」を観ました。
NHKのドキュメンタリーなどは、かなり前に観てはいたのですが。

この映画のタイトル「あなたへ」という意味が最初わかりませんでした。

よくよく観ると、この映画は自分が愛した女性の中には、
自分よりも愛する他の男がいて、その想いは消すことが
できないものだという、女性の物語なのだと気が付きました。

それが故に、この映画には様々なバックグラウンドを持つ
女性が登場してきます。

ある女性は夫に献身的な人だったり、またある女性は
行方がわからなくなった夫をひたすら待ち続ける人だったりと。

最後に佐藤浩市さんの伏線がラストに持って来られているので、どうしてもこの映画の一番言いたかった事が読み取りにくい作品になっているのですが、ラストに高倉健さんが不倫されている夫を演じる草彅剛さんをジッと見つめて、そのまま一人歩いて去っていくシーンは、ものすごい男の孤独を感じさせるシーンでした。まさに、これぞ高倉健さんの映画なんだと思いました。

自分は本当に愛した妻に愛されていたのだろうか?と
自問自答しながらの旅の終わりに、男が見た結末とは、
やはり妻には心から愛した男が別にいた(死亡者受刑者)
それは変わることがなかったと、あらためて思いしらされるという。

映画なので、様々な見方があり、様々な感想があるのが
当たり前だと思います。

ただ、この映画のメインテーマが「夫婦愛」だと勘違い
している人が多いような気がします。

そうではなくて、実はどんなに愛し続けても
愛されることはなかったという、男の「孤独」がメインテーマであり、それを肉体や表情でお芝居できるのは、唯一、
高倉健さんだったという映画だと、私は思いました。

いやー女って・・・怖いですねぇ(これはいい過ぎですが)
受け入れる立場にあるのが女性だと仮に動物的に考えたとしたら、それは仕方のないことなのかもしれません。

いつも選択するのは女性で、選択されるのは男性。
(露骨に言えば卵子と精子の関係のようなものでしょうか)

そんな感想を持った映画でした。

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投稿:STUDIOFPLUS

評価:2
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ちょっと健さんが・・・、 (投稿日:2012年12月25日)

痛々しい。口元がおぼつかないのと、足元もヨタヨタしていて・・・。
ただ、デジカメや携帯を使いこなしているのは、今どきのシニアとしては、スゲエ・・・。
豪華俳優陣が脇を固めているが、特に、佐藤浩市がなぜ、こんな軽い役に起用されたのか、最初は分からなかったが・・・。健さんの軽いトリックが最後しみじみとさせてくれる。
劇中で田中裕子が歌っていた、ほんわかな曲は、宮沢賢治の作詞、作曲なんですね。これもスゲエ!
ということでけなしているのかほめているのか、どっちかにしろよ、と言われそうですが、私は、映画としては、良い出来だと思います。ただ、健さんのファンとしては、ちょっと複雑ですね。あと、この作品は、大滝秀治の遺作になったようです。ご冥福をお祈りします。 »ガイドライン違反報告

投稿:ミチさん

評価:4
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竹田城跡を見てきました! (投稿日:2012年11月15日)

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6年ぶりに銀幕に戻ってきてくれました。
名優・高倉健の主演作として注目を集めた作品ですが、
10月20日より近隣のシネマでも公開なされて、このほど鑑賞して
きました。

物語はある刑務官のもとに亡き妻より一通のハガキが届くところから
始まります。
その遺言に従って遺骨を抱いて長崎へ旅をする道すがら出会う人との
交流や亡き妻との回想シーンをふんだんに入れながら進んでいきます。

帽子を目深くかぶった高倉健さんが実に格好良いです。
共演された俳優陣はみなさん語っていますが、健さんの存在感に
圧倒されます。英二役には年が行きすぎという声も聞かれますが、
健さんにしか出せない年輪の味は随所に見られます。

また各地でロケを敢行された映像美にも見ごたえ存分にありました。
竹田城跡という小高い山を舞台にも重い機材を運び撮影されたと聞きます。
きれいな城跡が雲海に浮かぶ姿も映し出されていましたね。
この「あなたへ」の映画によって、さらに登山者も急上昇中だとか。

ロケ地選びも映画製作にとって大切な核心ともいえます。
よくぞ竹田城跡で撮ってくださったと思いました・・・
この竹田城跡のほかにも門司港や飛騨高山といった各地の名所でも撮影
されています。撮影のための移動距離は9000kmを超えるというから
凄いですね。

宮沢賢治 作詞作曲の「星めぐりの歌」も素敵でした。
田中裕子さんの歌声にもぴったり似合っていました。

そして忘れてならないのが、今作が遺作となった大滝秀治さんでしょう。
登場の時間は決して多くはなかったけれど、ここぞという場面に
欠くことのできない人物でした。今回も「きれいな海を久しぶりに見た」
と発するセリフが活きているなあ。

今作は大きな事件が起こるわけでもないけれど、
しんみりと観させくれる映画でしたね。邦画が生んだ巨大作と
申し上げておきたい。

英二が海に散骨をするシーンは涙なしでは見られません。
健さんの表現力も去ることながら、脚本も実に素晴らしかった。
この映画に携わる全スタッフの結集の作でしたね。

今回、健さんは20歳ほど年下の役でしたが、今後もなお映画界を
引っ張っていってもらいたい役者さんのお一人です。

共演者も、ビートたけしさん、佐藤浩市さん、草なぎ剛さん、
余貴美子さん・・・といった甲乙つけ難い役者さんが勢ぞろい。
それぞれの味が引き立っていますよ。

名優の演技に、この映像の美しさはぜひ劇場の大スクリーンで
確かめておきたいです。邦画の良さがきっと認識させられるそんな
作品では。 
素晴らしい作品に出合えたことに、ただただ感謝です! 

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投稿:えこう

評価:5
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遺言の意味はなんだったのか? (投稿日:2012年10月9日)

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 田中裕子演じる妻は、健さんに絵葉書みたいな2通の遺書を残した。その1通には「私の遺骨を故郷の長崎の海に散骨して下さい」と書いてあり、もう1通は長崎にある郵便局留めで郵送されてしまうので、それを受け取るには長崎の郵便局まで行かなければならない……。

 んで老齢の健さんが妻の遺骨を持って、自分で改造したキャンピングカーで旅立つ訳ですよ。

 んで道中で出会う、元教員といいながら実は車上荒らしのビートたけしや、全国を「イカめし」の実演販売で飛び回っている草薙君と佐藤浩市コンビ等、出会う人々との交流が描かれていく。

 いや~老人のロードムービーというのは何故こんなにも切なく、味わい深いのか。キャンピングカーでの旅というので思い出したのはジャック・ニコルソン「アバウト・シュミット」でした。あの映画も最高でした。
 他にも「ストレートストーリー」や「ハリーとトント」等、切ない映画が
沢山ありますね。

 それにしても、高倉健さんの、85歳にして謙虚な態度には頭が下がりますけれど、6年振りの映画出演って、何でもっと健さんの映画作らないんだ! こんな凄い人を何年も出演作品が無いなんて、どれだけの損失なんだ!

 だってもう、見てても歩き方とか本当老人ですよねぇ……今回の役は何歳の設定なんでしょう。刑務所の看守で定年後に委託された技術教官みたいな役職だと言っていたから、61~ 65歳くらい? とてもそんな歳には見えませんでした。なにせ実年齢は81歳だそうですから、やっぱ違和感がありましたよねぇ。

 それと物語の結末ですけれど、最期わざわざ長崎の郵便局を訪ねてまでして手にしたもう一通の遺言なのに、ひとこと「さよなら」だけって……それじゃ裕子奥さんあんまり不親切じゃああーりませんか。そりゃ健さん二枚とも海に投げてしまいたくなりますやねぇ。

 健さんと一緒に観客にもその意味を考えさせる……って趣旨なのかもしれないけれど、あの無骨な健さんじゃ考えることさえ放棄してしまいそうですやね。なんだか無骨な健さんをオチョくってるみたいで、ちょっと反感を持ってしまった。

 何度も出て来る健さんの回想の中の田中裕子さんが素晴らしいだけに、何だかなぁ……と思ってしまった。

 旅の情緒や人生の意味……みたいなしみじみ感は、美しい旅の景色と共に充分伝わってくるんですけど。なんか最期がスッキリしない感じでした。前提として提示された疑問に答えが出ていないと思う。
 まぁしっかり結末が明瞭に終われば良いという物ではないとも思うけど。

 途中で知り合う人物の一人の佐藤浩市の話の方が、本筋よりもキチンと因果関係が描かれていました。でも健さんの物語と有機的に結びついているともいえず、なんか中途半端な印象だった。
 健さんの「自分がハトになりました」と言う台詞も、作品全体のオチになっていたとは思えませんね。

 なんだか、本当は監督の出したいテイストはハッキリとあったのに、それが上手く表現出来ていないのではないか……なんてつい勘ぐってしまった。

 とはいえ、そ~れは健さん。あの佇まい、妻の遺言を果たしに行く旅ですよ……そりゃ映画として気持ち良くないワケがありません。
 観ている間は本当に心地よく映画の世界に浸れました。 »ガイドライン違反報告

投稿:トチロー

評価:3
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81歳の高倉健 (投稿日:2012年9月27日)

初日の一本目に観ました。周りは、ずっと6年間待っていたであろう70前後の世代の人たちが多かったですね。それもご夫婦で。夫婦で久しぶりの映画館。そんなドラマがあふれていました。
81歳の高倉健がどう演じるのか興味を持って観ました。駅STATIONのような完成度の高さは期待できないのですが、それにしても感動します。健さんが現役であることに勇気をもらいます。おすすめします。 »ガイドライン違反報告

投稿:HIDE

評価:5
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多くの消化しきれない謎とその後の展開を観る者に自由に託す映画 (投稿日:2012年9月22日)

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何故、40代後半まで独身だった健さん演じる英二が、田中裕子演じる訳あり洋子と暮らすようになったのか、15年の夫婦生活の挙句に最後を悟った洋子が全てを散骨と望んだのか。そして最後の手紙にあった素っ気ない言葉。

思い返せば、余りにドライな物語。
英二の散骨行に絡む車上荒らしの老人、いか飯屋のあんちゃん、あんちゃんの部下の初老の頭の低い冴えないおっちゃん、漁師の未亡人妻と気丈な娘と婚約者とその一徹な祖父。

映画では娘の結婚以外に希望は見いだせない。
英二、この先連れ合いもなく寂しいだけの余生あるのみ。いか飯屋のあんちゃんに平安な家庭は戻ってくるのか。

ありがちなハッピーエンドで映画が締めくくられていないのが新鮮。観る人にその後の展開を自由に想像することを託したんだと思う。 »ガイドライン違反報告

投稿:みっちゃん

評価:4
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人それぞれ人生を生きている。 (投稿日:2012年9月17日)

高倉健ってやっぱりすごいですね。
81歳には到底思えません。
作品は静かに流れるように進んでいきます。
妻の故郷に向かう途中で出会う人々。
人それぞれ人生を生きている。
色んな問題を抱えながら人は生きている。
倉島も妻もそれぞれ人生があったから
妻の「さようなら」の言葉の中には
自分の人生を歩んでほしいとの思いがあったんでしょう。
心にじわっとくる作品でした。
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投稿:tom

評価:3
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この役を演じるには歳をとりすぎた (投稿日:2012年9月6日)

平日金曜のナイトショーで観てきました。
翌日が土曜日でしかも映画の日ということもあって、お客さんは少し。
健さんを楽しみにしていたのですが、この役の設定である60歳から65歳まで(嘱託勤務であること)か
らすると表情・動作ともに80歳を超える健さんではちょっと無理があるように思えました。
物語の設定にもやや疑問におもったこともあり、あまり楽しめませんでした。 »ガイドライン違反報告

投稿:ホルン

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The man's eye (投稿日:2012年9月4日)

健さん、カッコいいです。男っす。頼もしいっす。寡黙っす。男はやっぱり多くを語っちゃいかんなと。行動だなと。有言不実行のペテンの輩が跋扈する現代日本に敢然とアンチテーゼをブチかませるのはやはり健さんしかいないのか?酒を酌み交わすシーンの健さんの眼差し。男でした。健さんの存在感に乾杯! »ガイドライン違反報告

投稿:NOBU

評価:4
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一期一会のさまざまな人生 (投稿日:2012年9月2日)

高倉健さんはやっぱり映画スターですね。
テレビには納まらない、大きな存在感の人です。
定年後も働き続けている初老の男性が一人旅に出る物語。
まさしく一期一会のロードムービーです。
主人公にもさまざまな過去があって、旅で出会う人たちにも、それぞれの人生を背負って生きている。
一番身近な人と、わかり合えている様で、気づいていない面もある。
それらを受け入れて生きていますね、みんな。
長崎の海は穏やかで、沈んでゆく夕陽は柔らかな日差しで高倉健さんを包んでいました。
ロケ地の風景も最高です。
特に天空の城跡の様なところ、どこなんでしょう、日本じゃないような美しいところでした。 »ガイドライン違反報告

投稿:おさおさ

評価:3
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