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投稿レビュー(16件)一命は星3つ

「一命」に投稿されたレビューを
ユーザーが投稿した5段階評価を基準に、「良い」(星3つ以上)と「残念」(星2つ以下)に分けて表示しています。

海老蔵は好きではないが.... (投稿日:2012年4月18日)

この映画はよかった。

海老蔵の臭い演技は大嫌いだが、辛気臭く神妙なこの話には持ってこいのキャスティングだったと思う。

強いているなら、年齢的に満島ひかりの父親役では若いことくらいか。

邦画が嫌いなヒトには受け付けられない映画だと思うが、判官贔屓な日本人の魂を揺さぶるにはもってこいのお話です。»ガイドライン違反報告

投稿:しろくま

評価:4
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「切腹」(1962)より上か (投稿日:2011年12月1日)

脚本もキャストも「一命」の方が上。「切腹」(1962)のリメイクではあるが、全ての点で凌駕したのではないか。少なくともボクはこっちの方が好きかな。

津雲が海老蔵対仲代達矢、求女が石浜朗対瑛太、美穂が満島ひかり対岩下志麻。それぞれ楽しみな対決だが、名前の大きさだけで勝負は決まらないところが、映画のおもしろさ。

恨みを含んだ表情は海老蔵が上だし、世間知らずの甘ちゃんぶりでは瑛太だし、病身の幽霊っぽさでは満島と、全て「一命」キャストに軍配が上がる。キャスティングのうまさでは数段上だ。

脚本では、若手の山岸きくみ対名手橋本忍だが、どう見ても「一命」の山岸の方が遙かにできがよい。
変な説明っぽさがないから自然な会話だし、無駄を省いてテンポも良い。
これが四作目とは信じがたい。

音楽は堂々の勝負、武満徹対坂本龍一でこれだけは引き分けかな。»ガイドライン違反報告

投稿:quality

評価:3
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たぐいなき海老蔵の存在感はスゴイ! (投稿日:2011年11月29日)

▼ネタばれ(クリックして読む)

同じ原作から生まれた「一命」
「異聞浪人記」「切腹」に次いで三度映画化になされた本作だからこそ、
どうしても観ておきたい作品である。
上映も終了間際になりようやく鑑賞してきました。
観てよりもう2週間経ちますが、今なお腸を深くえぐられるような感慨に
この映画の凄みを覚えます。

物語は病の妻子を助けたいがためにとった狂言切腹によって
理不尽にも竹光で腹をかっさばくことを命ぜられた求女(瑛太)

その結末を受けて、井伊家に乗り込み思いの丈をぶちまける。
半四郎(市川海老蔵)は真剣ではなく竹光で闘うことを選びます。
半四郎の取った情愛には胸を打たれます。
切な過ぎます。

時代は江戸初頭の物語ではあるけれど、その心意気は現代に
そっと何かを訴えかけているように思えた。薄れつつある今の人情を
半四郎の行動によりしかと見た。

刀を竹光に変えなければならなかった求女たち浪人の暮らしぶり。
そして随所に挿入される食べ物を使った演出。
一緒に食べたほうが美味しいだろうと美穂(満島ひかり)に
互いに半分に割った和菓子を差し出す求女と半次郎。
温かい家族愛の描き方も見逃せない。

若き求女と半次郎は実年齢も5とせしか違わないのに見事に初老の半四郎を演じ切った海老蔵に活かされた映画であった。

個々の配役陣も素晴らしい。海老蔵 見たさに劇場に足を運んだ私ですが、
瑛太を始め、脇を固める配役陣の演技もしかと魅せていただきました。
日本人ならばぜひ観ておきたい映画でしょう。

時代劇初3D公開と売りになった作品ですが、私は2Dで鑑賞。
十二分に堪能できました。今年最大の魂を揺さぶる映画だったことを
添えておきたい。
海老蔵の演技は必見である。



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投稿:えこう

評価:4
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見て良かった (投稿日:2011年11月17日)

まだ近くの映画館でやってたので見に行きました。
迫力ありました。瑛太も良かったですね。
役所広司にしてはやや灰汁の強い家老でしたが
悪役というわけではではないですね。
サムライとはあういう人達だったんでしょう。
武家社会のあの息が詰まるような雰囲気は
嫌ですね。現代に生まれてよかった。
海老蔵さん、このまま10年したら、押しも
押されぬ名優になりそうです。»ガイドライン違反報告

投稿:アベ

評価:5
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現代に通じる意地の貫きかた (投稿日:2011年11月10日)

▼ネタばれ(クリックして読む)

名画『切腹』(1962)の焼直しだという。前作はu-tubeでその一部が観られるが、仲代達矢の芝居がかった立ち回りよりも、今作の方が、竹光で斬りむすぶという異様な仕立ての中でも、リアリティーに勝っていると感じる。まあそこは映画最大の見せ場ながら、話は既に終了しているシーンなので、ことさらに優劣を論じなくても良いだろう。

この映画の本当の素晴らしさは前半にある。城召し上げで浪々の身となった津雲半四郎(市川海老蔵)一家の江戸での暮らし振りが小道具に至るまで丁寧に描かれる。乱世の世は終り、再仕官の道はない。先の見えない中で貧しいながら矜持ある身の持ち方は、リストラで会社を追われ、再就職もままならない今日のサラリーマンの心情にも通じ、共感とせつなさが胸を打つ。ドラマは実に現代的なのである。

子供の成長は早い。幼子たちももう青年となった。金持ち商人の(多分)妾に欲しいとの申し入れを断って、半四郎は娘美保(満島ひかり)を相思相愛の甥千々石求女(瑛太)と添わせ、子どもが生まれる。しばしの幸せが美しい。どんな時代にあっても若者には未来があると感じるシーンだ。

だが困窮は若夫婦にも容赦しない。明るい青空のなかの紅葉が色を落とし、廃屋に降る時雨がみぞれにそして雪に変わる。その変化をワンショットで見せる技巧に息が詰まる。寒さが襲うなかで美保は病に伏せ、子供も弱ってくる。美しい美保の変貌が凄まじい。訪れてきた半四郎が窮状に驚き破れ障子を繕いだす。半四郎の仕事が傘貼りと知っている観客は、このシーンに泣かずにはいられない。「神は細部に宿る」と同じように、良き映画は細部にあるのである。

話は変わって、井伊家の立場はどうだろう。江戸封建体制の中枢にある井伊家としては武士の体面維持が全てである。体面を汚す家臣には切腹を命ずるのもやむをえない。ましてや食い詰めて庭先で切腹したいとやって来てくる浪人には、その願い通りに切腹させてやるのが武士の情けだと考えても理不尽なところはない。裏でこっそり施しを与える等は論外である。

浪人の半四郎たちも最後まで武士を捨てていないのだから、これを持って、本映画を「封建体制批判」作品と評するのは稚拙だろう。半四郎がいみじくも述べるように、武士がそちら側にいるかこちら側にいるかは偶然に過ぎない。

だがこちら側、つまりリストラサラリーマン側に来てしまった浪人は、あちら側にいる者の空虚さがよく見える。竹光を抜き、赤威の鎧を蹴飛ばして、こちら側の武士としての最後の意地を見せた3人の男女のその生き方に、我々はただ涙するしかない。»ガイドライン違反報告

投稿:すすむA

評価:5
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刀に生き 刀に死ぬ (投稿日:2011年11月2日)

 なんといっても津雲半四郎(市川海老蔵)の口調、話の間の取り方、抑揚がこの映画の肝となっています。

 事の発端は求女(瑛太)の狂言切腹なのですが 今の時代からすれば もう少し手だてがあったのではと思えてしまう(刀が魂の時代には無理か)

 家老・斎藤勘解由をもう少し悪っぽい配役のほうがストーリーに入り込めたような・・

2011/10/15(土)12:15~ 60/182席 エビゾーかっこよかったです»ガイドライン違反報告

投稿:wistrian

評価:3
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リアルな武士道 (投稿日:2011年11月1日)

原作はフィクションだけれど、非常にリアリティのある映画。切腹シーンをわざわざ3Dにしなくても、脚本に充分説得力があるので、わざわざ3D版を見る必要はなし。自らの誇りのため死をも厭わない武士道は、現実社会では権力者が望む秩序のため、配下の命を思いのままに奪う道具になっていた。その「誇り」に縛られ、家族のために最善を尽くせなかった自分自身に、深い絶望の中気づいた主人公は、権力の前で権力にとっての”武士道”の本質を暴き、無敵の剣術を持ちながらも人を殺めず権力に一矢報いようとする。そして形骸化した武士道の脆さを知るが故に主人公を抹殺しようとする家老。

武士の時代に限らず、昭和初期の15年戦争、昭和後期の高度経済成長でも繰り返された、日本社会の抑圧システムを見据えた秀作。

三池崇史監督が、(単に暗いだけでなく)これほど重厚な映画を撮るとは!近年の日本映画の中にあっても最高水準の重厚さをもった映画のひとつ。その重厚さがリアリティーを生み出している。

もちろんその重厚さは、脚本家・監督の力みならず出演者の演技力によるところが大きい。主人公を務めた市川海老蔵の演技、存在感、殺陣もさることながら、海老蔵が舞い踊る舞台をゆるぎ無く支え切った役所広司の芝居は流石。まるで舞台演劇を見ているような、二人の演技対局が圧巻!彼らの足を引っ張らない熱演を見せた、瑛太、満島ひかり、二人の若手も見事。»ガイドライン違反報告

投稿:元電気メーカー社員

評価:4
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暗い (投稿日:2011年10月31日)

覚悟していきましたが暗い・・井伊家の内装からして暗い・・障子やふすま・壁の色までも暗い・・。

瑛太のシーンは残酷でネチネチしていて痛々しさ倍増!
一週間経ってもまだ生々しさが残って頭から離れません。

不幸が雪だるま式に膨らみます。あんなに不幸が重ならなくても・・。
お父さんと一緒の時は暮らせたのに瑛太と結婚したらあんなに貧乏になるなんて。

明日は我が身の浪人生活。武士の面子の中身はがらんどう。
その面子が大事だったあの時代。とにもかくにも暗い。

 ・時代劇好きの方
 ・痛いのが好きな方
 ・面子が大事な方
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投稿:2006年から映画

評価:3
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泣ける!! (投稿日:2011年10月27日)

とにかくいろんな愛に溢れていて感動でした!!
海老蔵は父親にしては若くない?というところはありましたが、父親の近すぎないが深い愛情や親を尊敬する娘、そして優しく誠実ではあるがどこか頼りない娘婿と思いきや深い夫婦愛溢れる作品でした。
瑛太の切腹シーンは痛みが伝わりすぎ気持ちが悪くなるほどでしたが紙に包まれた血まみれのお茶菓子 号泣でした。
豊かな現代で忘れがちな思いやりの気持ちを見直そうと反省した日となりました。»ガイドライン違反報告

投稿:ジャッキーちゃん

評価:5
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重くて・・・暗くて・・・痛くて・・・悲しい・・・ (投稿日:2011年10月21日)

武士にとって「面目」とは一体何なのか・・・
もしくは、武士にとって「恥」とは一体何なのか・・・

「切腹」がテーマの暗くて緊迫感のあるストーリーですが、
「一命」の重さと儚さを見事に描いています。

愛する家族の命を守るために、貧困にあえぐ武士は自らの全てを
捨てて、高位な武士のプライドの塊に立ち向かっていくのですが、
恐ろしいほどの迫力と痛々しさの両面が、身に染み込んできました。

主演の市川海老蔵はさすがの眼力で圧倒するものがあるのですが、
個人的には、悲壮感を存分に出した満島ひかりの演技力のほうに
心を奪われました。
満島ひかりは、今後期待大の演技派女優ではないでしょうか。

カンヌ映画祭に正式出品されるとのことですが、現代の日本人で
あっても理解に苦しむこの武士道精神を、外国の方々に理解して
もらうのは、かなり難しいのではないかと思います。

重い内容なので、子ども向きでもカップル向きでもないですが、
正統派の映画好きなら必見の作品ではないでしょうか。»ガイドライン違反報告

投稿:ぱんちらいん

評価:4
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