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投稿レビュー(27件)東京家族は星4つ

「東京家族」に投稿されたレビューを
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小津作品のオマージュに感激 (投稿日:2014年1月26日)

おお!このアングル!この音楽!独特な配置!
小津安二郎じゃないか!という場面がたくさんでてくる。パロディ的な笑い(コメディじゃない)で楽しめます。ああ、こういう感じ(構図)あるある!
というのは、なかなか爽快かと。笑

橋爪さんよりも、西村さんが笠智衆的な演技を意識してるかな?
夏川さん、中嶋さんの感じも「麦秋」とか「晩春」で何度も観た!気がします。
デジャヴを味わう楽しさでいっぱいになりました。
ハイライトは、風吹居酒屋での橋爪vs小林ですね。»ガイドライン違反報告

投稿:でーいー

評価:4
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少し甘い (投稿日:2013年5月6日)

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田舎から出てきた、年老いた両親。子供たちはそれぞれ忙しく、日々、心を配らなければならない相手はもはや親ではない。親の相手をする心のゆとりもなかなかつくれない。
小津作品をベースに、現代に置きかえた家族関係だが、一番の違いは、「戦死した息子の妻」でなく、独身息子の恋人が登場するところ。少し甘い。現代なら、「恋人もいない、いつまでも独り身の息子」を設定して、老親の心配と、それと裏腹な一種の甘え構造を浮き彫りにした方が良かったのではないか。»ガイドライン違反報告

投稿:ブンガブンガ

評価:4
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東京砂漠。 (投稿日:2013年3月29日)

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山田洋次が、名匠・小津安二郎の「東京物語」をモチーフに、
現代の東京に生きるある家族の姿を描いた感動ドラマ…という
ふれ込みなのだが、モチーフ・オマージュというより、もう
ほとんどが東京物語を踏襲リメイクしているかのような作品。
舞台設定や背景は現代としても、その台詞回しも行間もカメラ
の配置までも揃えているのは凄いと思った。が、逆にそれが
おかしな平成を見せているような感覚にも繋がり、今時こんな
喋り方をする家族はいないぞ(爆)という、小津映画を念頭に
置かないと、かなり時代錯誤的な感覚に陥ってしまう気がする。
それだけ山田監督は「東京物語」を大切に思っているのだろう。
ただ絶対的に、小津映画と山田映画は違う。
その違いを楽しめるか、残念に思うかで、評価の変わる作品。

若い映画ファンにも(人気がある)小津作品は知られているので
原版と比べるとその類似性がハッキリと分かると思う。
ただ、当時の戦後間もない日本と、大震災後間もない日本との
対比は本作では分かり辛い^^;
設定を変え、戦死した次男をフリーター(って訳じゃないけど)
として登場させ、その恋人を未亡人の原節子に見立てた。
言いたいところは、遠くの親戚より近くの他人。じゃないけど、
せっかく逢いにきた子供達は皆それぞれの生活で多忙な現代、
両親の面倒もぞんざいな中、唯一親切にしてくれたのが他人
(っていういい方もおかしいけど)の嫁や恋人だった。という、
当時では画期的な(核家族の)描かれ方だったんだろうと思う。
心の拠り所。とはどこを指すのか。
両親に親切にしてくれた未亡人である嫁が、再婚を勧められる
中で、やっと本音を吐露する後半シーンが秀逸な「東京物語」。
今作では、まさかと思う息子の恋人の出現に戸惑いながらも、
大喜びして亡くなっていく母と、最後にやっと受け容れる父親。
子供達の成長と躍進は嬉しいものの、年老いて侘しさがつのる
老親世代にとって、相も変わらぬ人情というか、ささやかな一時が、
どれだけ冥土の土産(まだ早いですか)になるものかを示している。

自分が原版(もちろんビデオで)を観た頃はまだ若くて、
どうしてこの子供達は両親に冷たいんだろうと不思議に思った。
熱海(今回は横浜)の海辺で
「お父さん、帰りましょうか」という母親の一言がずっと忘れられず、
何か哀れで堪らなかったのを覚えている(その後のあの扱いもねぇ)
だけど、自分がこの長男やら長女やらの歳になってみると、
中年世代の悩みや気苦労など大変さが段々身に沁みてくるもの。
家族それぞれが、それぞれの悩みを抱えている。
年代によってそれが多岐にわたることが、物語からもよく分かる。

でもやはり。
行き着くところが家族の愛情であるのは、決して疎かにはできない。
やがて自分が親の立場になった時、その頃の双方の気持ちがグッと
迫ってくるんだろうな、と思う。
いつか息子の嫁(くるのか?)に、いろいろ言われたりする近未来を
想像しただけで、すでに背筋が凍りつきそうだが。。。

ともあれ、独りになるのは寂しいものだろうけど(仕方ない)、
自分の子供達が無事に成長し元気でいてくれるだけでも幸せだと、
戦争や震災で家族を失った方々には申し訳ないくらいだと思う。
山田映画の温かさはラストの光景に感じられる。
あのお父さんは、決して不幸ではないぞ。むしろ幸せな老後である。

(頑固で扱い辛い父親^^;私的に通じるこのテーマには考えさせられる) »ガイドライン違反報告

投稿:ひゃん

評価:3
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隣の席の妻のすすり泣きが止まなかった (投稿日:2013年2月28日)

冒頭シーン、退職まで毎日通った「つくし野駅」からの坂道が描写される。
父母と私達子供4人の過去風景、そして今同年輩の我夫婦と子供4人の現風景を重ね合わせて観る感じでした。
私も知らず知らずにハンカチを握っていました。»ガイドライン違反報告

投稿:atamikun

評価:5
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忙しい、都会の暮らし。 (投稿日:2013年2月23日)

慌しい都会の暮らしに、戸惑う老夫婦。小津安二郎の”東京物語”とは、かなり、趣も雰囲気も違っていました。まあ、当然でしょうが。若い人たちの都会暮らしや考え方が良く分かりました。まとまりも良く、内容もそれなりに詰まっていて、安心して観られる映画だと思います。»ガイドライン違反報告

投稿:さくらさくら

評価:4
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どこにでもありそうな家族の物語ですね。たまにはスローな生活も必要なのではないでしょうか! (投稿日:2013年2月16日)

瀬戸内海の小さな島から久しぶりに上京してきた老夫婦。息子や娘たちとの再会とちょっとしたいざこざ…。
一番心配していた、下の息子とその彼女…。
都会では、忙しすぎる社会、ご近所や仕事関係のしがらみ…。
田舎生活では、それこそしがらみだらけだけど、それが生きるケアになっている。
福島の震災ボランティアの話しとか、津波でなくなった方の話しとかも出てきて、生きていくとはどういうことか、助け合うとはどういうことかと考えさせられましたネ。»ガイドライン違反報告

投稿:kin_chan

評価:5
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現代っぽくないところに映画らしさがある映画 (投稿日:2013年2月16日)

山田洋次監督作品は「おとうと」以来だけど、ほんま凄いなと思った作品。かいつまむと田舎から両親が出てきて、帰っていく、ただそれだけの物語(後半に少し展開はあるけど)。でも、東京で田舎の両親が起こす行動や、家族の対応の細々としたところが、ああ、あるよねーと思わせる光景ばかり。こうしたありがちなエピソードを紡ぐことで、後半の味わいが大きく出てくるのだ。

僕はこの映画で注目したいのが、妻夫木聡演じる末っ子・昌次とその彼女・紀子の描写。末っ子の典型である、デキの悪そうで、最後まで両親に心配をかけるタイプ。それを彼らは好演はしてるのだけど、今どき、こんな子いないでしょと正直思う。デキが悪いけど、コツコツ真面目で、紀子のようないい彼女(演じる蒼井優の魅力もそうなのだけど)もいる。親との会話もすごくしっかり丁寧。天真爛漫を絵に描いた様。長男や長女は家庭もあり、それなりに自分たちのことをやらないといけないという保身的な描写はある程度理解できるけど、対比となる末っ子もいい子過ぎて、現代(いま)という時代から見れば、桃源郷のような幻想家族に思えてくるのだ。

でも、山田監督はあえて、こんな桃源郷のような家族像を今の時代に描いているのだと思う。前作「おとうと」のほうがどちらかと言うと世知がない今を捉えていただけに、今一度、小津の「東京物語」のような家族像を現代という舞台で描かねばと思ったのだと思う。作品の現実感云々ではなく、そういう狙いを考えると、この作品は120%上手くいっている。素直に人を想い、好きになっていく。こういう純な気持ちに今、立ち返ってもいいのではないだろうか。»ガイドライン違反報告

投稿:yendou

評価:4
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家族の絆 (投稿日:2013年2月11日)

東京に住む3人の子どもとその家族に会うため上京した老夫婦。しかし、再会を喜んだのもつかの間で、東京での生活をする子供たちにとって、両親を家に泊めることは厄介でもあった。
親子ってなんだろう? 新しい家族が出来たら、年を取ったら厄介でしかないんだろうか? 離れてしまうと、もう一度一緒に暮らすのは難しくなる。核家族化が進んでしまった今だからこそ、もう一度考え直した方がいいなと思った。本当の優しさと愛は、近くて見えにくいところにあるのかもしれない。»ガイドライン違反報告

投稿:ローズ

評価:4
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家族の温もりに泣けた (投稿日:2013年2月8日)

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公開から2週間目に観てきました。
どこにでもあるような家族の物語なのに不思議とぐぐぐっと引き
寄せられます。

中盤から後半にかけては、これでもか、これでもかと怒涛のように
泣かされ続けた。
こんなに泣かされたのは久しぶりだったかもです。
派手さこそないけれど、邦画の良さを教えてくれました。

観る者の心をつかむストーリーに演出はさすが山田洋次監督です。
配役陣もそれぞれの役どころをしっかり演じ切っておられ、
誰ひとり欠けてもこの味は出ないと思うような素晴らしい出来栄え
でした。

劇中には東日本大震災の一端も挟まれています。
クランクインを前にした時、震災によって製作延期をなされたと
いう監督のそんな熱い思いも見えました。

この作品は1953年に製作なされた『東京物語』の リメイク版とも
いわれていますが、私は東京物語も知れませんので、比較は
できませんが、もし観ていたらまた違った観方をしていたのかな。

瀬戸内の小島で暮らす周吉(橋爪功)と妻とみこ(吉行和子)は
子供たちに逢うために東京へやってきます。

最初のうちは互いに交わす和やかな団欒風景を見せていましたが、
次第に生活の違う子供たち夫妻との間に少しずつ溝ができて
きます。そんな時、とみこは病に倒れ、亡くなってしまいます。

病院の屋上で「母さん死んだぞ」という父の言葉に涙ぐむ昌次
(妻夫木聡)に思わずもらい泣きです。

そして葬儀も終え帰ろうとする紀子(蒼井優)に周吉のかけた
情愛に満ち溢れた言葉に感動です。それまで頑なな態度を取って
いた周吉だったのですが、もう号泣シーンでした。

「安心して死んでいけます」と語り妻の形見をそっと渡します。
もう涙があふれました。橋爪さんの演技に胸が詰まりました。

映像も素敵でした。対照的に描かれる高層ビルと故郷の小島を
撮った田舎と都会のコントラストは素晴らしい。うっとり
させられました。

ホテルから見えるあの景色も実はセットを駆使しての撮影だった
というのには驚いたけれど、大道具から小道具に至るまで監督の
こだわりにも目を光らせて観たいです。

さすがに館内は年配の人が大半を占めていたけれど、
若い人にこそ観ていただきたいそんな作品です。
観終わった後は、家族っていいなあ・・・と思える作品
でしょう。

これこそが邦画の生んだ名作と申し上げておきたい。
この流した涙は忘れない。久々に素晴らしい邦画を見せて
いただきました。家族について見詰めさせてくれました。
 
 家族のいない人はいないのだから・・・!

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投稿:えこう

評価:5
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平凡だからこそ、自己投影できる (投稿日:2013年2月4日)

ごく平凡な家族のごく平凡な日常を切り取った…という映画ですね
特別エキセントリックな登場人物は出てこないし、特別大きな事件も起きません
普通に存在しそうな家族の会話、家族の風景が淡々と映し出されていきます
いかにもな小津テイストですねw

まあ、平凡だからこそ、観る人が自分を重ね合わせる事ができるのでしょう
僕の場合…ダメ息子の次男(妻夫木)に自己投影してしまうのが悲しいですがw

ただ、震災を無理やり絡めたのは、どうなんでしょう?
本当に、付け足しただけみたいになってしまい、あまり効果的ではなかったように思います

しかし…何で、こんなにレトロ調なんでしょうねw
最初、家の中があまりにもレトロなので、どういう時代設定かと思いましたが、壁にはスカイツリーのポスターが…
てか、こういうポスターを貼るのって、どういう家なのか、ちょっと想像付かないんですがw
しかも、子ども3人、どの家も似たようなテイストですねぇ…どう見ても昭和か、良くて平成一桁でしょうw

そして、セリフの言い回しが、また古臭いw
「~だわ」「~かしら」「どうだい?」モノクロ時代の映画やドラマの雰囲気ですね
ここら辺は、やはり、小津作品へのオマージュなのでしょうか

キャスティングは、まあ、概ね良い方かなぁ…と思います
吉行和子は特に良いですね~
東京人の感覚で聞いてる限り、訛りや方言も自然に聞こえますし、とても柔らかい雰囲気が出ています
中嶋朋子も好印象です…こういうオバサン、親戚に一人や二人、いそうじゃないですかw

多分、平成生まれの人たちの感覚だと、ドラマとしては刺激が少なく、共感できるところもあまり無いかもしれません
しかし、昭和を生きてきた僕のような人間の感覚では、ノスタルジックな部分も含めて、感情移入しやすいんですねぇ
1つ1つのエピソードはアッサリしてますので、大きく感情を突き動かされるような事は無いと思いますが、心に染み入るような、そんな映画です

平成生まれの人は、三十路を超えてから、改めて観ると良いんじゃないでしょうかw

(2/6追記)
レビューの後で『東京物語』を観ました
やはり随所にオマージュが見られますね
僕が指摘していた古臭い言い回しについても、東京物語のセリフそのまんまのところが多いですね
晩のおかずをすき焼きに決めるシーンなど、ほぼ完全に再現しているように思います

あと、この作品で描かれている家族の姿を「昨今の家族の絆…」とレビューしている方がいましたが、実際に比較すると『東京物語』の方がつっけんどんで、当たりがキツイ感じがしますねw
むしろ『東京家族』の方が、かなり表現がソフトで、遠慮がちです
逆に、家族や身内であってすら、余計な衝突を避けたがる、現代人の世相を反映してるのかもしれませんねぇ»ガイドライン違反報告

投稿:まこと

評価:4
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