サンザシの樹の下で|MOVIE WALKER PRESS
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サンザシの樹の下で

2011年7月9日公開,114分
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中国の巨匠、チャン・イーモウ監督が放つ実話に基づく感動のラブストーリー。文化大革命下の中国を舞台に、引き裂かれる少女と青年の悲恋が映し出される。コン・リーやチャン・ツィイーといった大女優を見出してきた監督が、中国国内を探し回って発掘した新鋭チョウ・ドンユイをヒロインに抜擢。彼女が純真な少女を初々しく演じている。

予告編・関連動画

サンザシの樹の下で

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

1970年代初頭の中国。文化大革命の再教育で都会から農村に派遣された女子高生のジンチュウは、スンという年上の青年に出会う。優しいスンに恋心を抱くものの、反革命分子として迫害されている両親を思い、悩むジンチュウ。人目を忍んで交際を始めるが、ある日それがジンチュウの母に知られてしまい、2人は引き離されてしまう。

作品データ

原題
THE LOVE OF THE HAWTHORN TREE
映倫区分
G
製作年
2010年
製作国
中国
配給
ギャガ
上映時間
114分

[c]2010, Beijing New Picture Film Co., Ltd and Film Partner (2010) International, Inc. All Rights Reserved. [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.3
  • kaze229

    3
    2012/1/26

    昭和40年代の
    日本の「恋愛映画」を
    感じた

    実話をベースにしているらしいけれど
    もう少し
    どこかに
    「社会的」な突っ込みが欲しい

    あの
    「初恋が来た道」の
    あの
    「あの子をさがして」の
    チャンイーモウさんなのだから…

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  • どすん

    2
    2011/8/24

    チャン・イーモウ監督の映画です。
    あの子を探して、初恋の来た道
    で「おぉーっっ」
    と映画にくぎ付けにしてくれた監督です。
    なんといってもウチの家庭全員を虜にした
    「HERO」の監督です。

    storyは・・・

    1970年代中国のある街の高校生ジンチュウは農村へ学校で割り当てられた実習に住み込みできていた。そのステイ先の農家で地質調査隊のスンと出会う。
    彼はジンチュウに好意をいだき、彼女が街に帰ってもいろいろなサポートをしていた。彼女もその想いに応えたかったが・・・彼女の父は文化大革命時期に反乱分子とみなされ投獄されていた。彼女の家庭での夢は高校にそのまま残り教員となることであったために、学校からはマークされ恋愛もご法度であった。
    2人の関係が母親にばれてしまい、2人はもう合わないと約束をする。
    数年後、スンが入院したとホームステイしていた農村の子供から教えてもらい・・・

    ってな話です。
    サンザシってのは冒頭に出てくる抗日戦争で処刑された場所に植わっていた樹で通常は白いが、その血を吸って赤い花をさかせる英雄の樹と言われている樹のことです。

    さてさて・・・
    感想ですが・・・

    はっ?
    こんなんでえーの?

    脚本の流れもなんか・・・がっかり。
    場面間の年代をすべて文字で説明します。
    最後スンは白血病で去るのですが・・・
    こんなベタベタな・・・

    なんか、原作を一生懸命要約したような
    そんな映画になってます。

    残念です。

    ってのが感想です。
    場面場面のつなぎ方。
    ストーリーの流れ方
    脚本の煮込み方

    チャン・イーモウ監督ですよね??
    これ。

    あの子を探して、初恋のきた道には
    純粋でまっすぐな想いが心を打ちました。
    HEROは映像もさることながらあの脚本に心惹かれました。
    ちょっと残念です。

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  • すすむA

    3
    2011/7/31

    巨匠になってしまったチャン・イーモウ監督が、原点に立ち返った映画を作ったのかと思って観に行った。「美しい純愛」実話という触れ込みだが、白血病による愛の終焉という仕立ては、『ある愛の詩』(1970)以来内外の映画で使い古されていて、今どきの物語としては陳腐過ぎ、ティーンエイジャーですら感動するかどうか。

    場面転換に字幕が使われるのにも驚いた。昔の文芸大作映画がよくした手法だが、「安直」だといった評価は織り込み済みのことだろう。結局監督が狙ったのは、ストーリーではなく、ヒロインを演じる新人チョウ・ドンユイの可憐な魅力を「詩的」に映像化することだったと納得する。60歳を迎えた監督の「少女趣味」か。そこは名監督だから、それなり可愛らしい作品に仕上がっているが...

    村はずれのサンザシの木には、抗日戦争で殺されたパルチザンの血が染み込んでいるので、赤い花が咲くという。だが説明はそれ限りで、花はスンが死んだ後の最後のシーンでかすかに開くのみ。途中に、村での農業実習から戻ったジンチョウの家にスンからカゴ一杯のサンザシの実が届けられるシーンがある。「人間の血を吸った」果実を食べることが何を意味するのか。全く判らない。

    文化大革命にしても同じ。右派と非難されて母が自殺したというスンも、父が投獄され、母が教職を奪われているジンチュウも「仕方がない」と呟くだけ。スンの父は紅衛兵の追求から解放され将軍に復帰している、スンはお坊ちゃま育ちである。えん罪の苦しみや悲しみの共感の環は拡がらず、二人の間ですらそれがどこまで共有されているか疑わしいのである。

    そのジンチョウは、親友が農村実習中に同級生の子を宿してしまった時、どうすると子供が出来るのと尋ねる。文革当時とはいえ、中学を卒業し「教員」になっている娘の性知識が皆無だと言うのだから、監督の「無垢な」美少女崇拝も度を超している。

    名作『あの子を探して』(1997)でも、『初恋の来た道』(1999)でも、観客に訴えかける社会性があった。本作品ではわざわざそれを消しているようにすら思える。有名人になりすぎたイーモウ監督は、自分の原点を自ら忘却させてしまったのだろうか。

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