大鹿村騒動記|MOVIE WALKER PRESS
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大鹿村騒動記

2011年7月16日公開,93分
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阪本順治監督が、デビュー作『どついたるねん』以来6本にわたって起用し続けている名優・原田芳雄を主演に据えて描いた人間ドラマ。長野県の山村・大鹿村に伝わる伝統の村歌舞伎を題材に、そこに関わる人々の悲喜こもごもを映し出す。大楠道代、岸部一徳、佐藤浩市、三國連太郎ら豪華実力派俳優が見せる味わい深い演技にも注目。

予告編・関連動画

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

南アルプスのふもとにある大鹿村で、シカ料理店を営む風祭善。彼の前に、18年前に駆け落ちして村を去った妻の貴子と幼なじみの治が帰ってくるが、貴子は脳に疾患を抱え記憶を失っていた。村では300年以上の歴史を持つ歌舞伎の公演が5日後に迫っていたが、花形役者を務める善は妻との再会に心を乱され、芝居を投げ出してしまう。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2011年
製作国
日本
配給
東映
上映時間
93分

[c]2011「大鹿村騒動記」製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.8
  • お水汲み当番

    4
    2020/8/12

    レビューの高評価をたよりに、なんの予備知識ももたずに観てきました。

    実在する長野県の村歌舞伎が舞台です。
    ストーリー自体は、ちょっと痛いので、ホントは★★★でも良いと思ったのですが、演者たちの努力(特に本作が遺作となった原田芳雄)に報いる意味で、★★★★とします。

    群像劇っていうのかな?
    とりたてて太いストーリーがあるわけではなく、道端の野草の花を楽しむように、一つ一つのシーンを楽しむ映画か、と思ったのでした。

    ただ、目をひそめる存在が「性・不同一症」の子。
    いなくて良いだけでなく積極的に不愉快な存在で、なぜこのような存在を映画に入れねばならないのかと思ったのであった。

    「吉本・ジャニたれ・釜・韓流」抜きで、ちゃんとまともなシナリオが作れないのかねぇ。

    日本の映画業界って、ホント情けないと思います。

    ※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。

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  • たっかん

    1
    2012/3/17

    (文京シビックホールでの試写会で観賞)

    坂本順治監督、荒井晴彦共同脚本、そして出演者は原田芳雄・松たか子・三國連太郎・大楠道代・岸部一徳・佐藤浩一・石橋蓮司・・・とあれば、期待するのが普通だと思います。ただ逆に、主演を張れる出演者が多数いるので「みんなが少しずつ出演するのかも?」などと思いながら観ました。主演はやはり原田芳雄でしたが、「大鹿村という実在の村で300年続く歌舞伎の場面は『ほぼ大真面目』」であり、「登場人物の人間関係については『コメディっぽい』」あたりの差がありすぎて、ところどころ笑える程度の『中途半端な喜劇』となってしまった気がします。時間が1時間半程度だったのが救いと思える作品です。

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  • ほし★ママ。

    5
    2012/1/10

    300年以上、一度も途切れることなく
    歌舞伎の伝統が守られてきた村にも
    リニア新幹線の開業と地デジ化…など
    新しい波がやってきています。
    村人たちは、今日もリニア新幹線の「是否」について熱く討論。
    …の中にあって、一人だけ気もそぞろなのが
    原田芳雄さん演じる善ちゃん。
    5日後に公演が迫った歌舞伎の練習の事で頭がいっぱいです。

    さて、練習開始!!
    石橋蓮司さん、でんでんさん、小倉一郎さん、加藤虎之助さん
    そして、原田さんに女形の佐藤浩市さん・・・
    このメンバーが一堂に会してるだけで、もうすご過ぎます。
    (何かとお世話をしてる役場の広報係が松たか子さんですし。) 

    そこに現れたのが、善さんの妻貴子と親友治ちゃん。
    (それがまた、大楠道代さんと岸部一徳さんと言うキャスティング~贅沢。)
    いや、妻と親友だったのは、18年前の話で
    ふたりは18年前の台風の日に駆け落ちしてしまい
    その後善さんは、ひとりで「鹿料理の食堂」をやりながら
    暮らして来たのでした。 

    貴子が、治療ができない認知症に罹ったので
    善さんに返すと言う治ちゃん。

    はてさて、3人のこれからは?
    そして、歌舞伎の幕は無事開くのでしょうか… 

    郵便局員が配達途中に自転車で転んだり
    嵐の日に役者が事故を起こして舞台に立てなくなったり…と
    どっかにあるようなストーリーの積み重ねなんだけど
    その一つ一つに全く無駄がなくて
    ラストに繋がって行きます。

    紹介番組によると、キャストが豪華すぎて、日程が取れず
    2週間で撮影を終えたので、リハーサルはほとんどなし。
    アドリブ満載との事~
    確かに、何とも言えない「間」に腹を抱えて大笑いでした。 

    豪華なキャストと言えば、貴子のお父さん役の三国連太郎さん。
    やはり、貫録が違いますねぇ。 

    演じられる歌舞伎「六千両後日之文章重忠館の段」
    理解できるかなと心配していましたが
    そこは、黒子の瑛太さんが舞台を回しながら
    富浦くん演じる村の新入りに場面を解説すると言う憎い演出で、なぁ~~るほど。

    「仇も恨みもこれまで、これまで・・・」

    本当は、少しづつ変化はし続けているんだけど
    変わらないものが「デン!」とある素晴らしさ。
    村の未来は明るいなぁ~と思わせるラストがステキでした。

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    ネタバレあり
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