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投稿レビュー(86件)英国王のスピーチは星4つ

「英国王のスピーチ」に投稿されたレビューを
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暖かい心のつながり (投稿日:2014年11月24日)

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<感想>
史実に基づいた映画なので、ヨーク公の吃音が劇的に治るというような展開や、国民から拍手喝采を浴びるような結末はない。それよりも、ヨーク公とライオネルとの交流や、ヨーク公を支える妻エリザベスが丁寧に描かれていて良かった。
 ヨーク公がライオネルに幼少時の経験を吐露する場面と、戴冠を前にして悲嘆に暮れるヨーク公にエリザベスが、プロポーズされた頃を思い出して「素敵な吃音、この人となら幸せになれると思った」と話す場面が心に残る。信頼して全てを話すことができる友人と欠点も愛してくれる妻と。国王という特別に重圧の大きい職務にあった人の物語だからこそ、彼を支える人たちとの心のつながりがより暖かいものに感じられ、印象的だった。

<あらすじ>
 望まない形で王位を継承することになるイギリス王室のヨーク公が言語療法士のライオネルと共に幼少時からの悩みである吃音症を克服していく、実話に基づいたストーリー。
 1934年、王子であったヨーク公は、大英帝国博覧会の閉会式で大勢の国民が見守る中、緊張で言葉が出てこなくなりスピーチを失敗してしまう。吃音を克服するために、妻のエリザベスと共にに専門家を訪ねるも、治療は上手くいかない。ヨーク公は嫌気がさして、もう治療はしないと言う。エリザベスは一人、知人から紹介された言語療法士のライオネルを訪ねる。ライオネルは治療を承諾するが、その代わりにヨーク公と対等の関係を要求する。渋々やってきたヨーク公であったが、友人として接することを求めるライオネルに対して心を開こうとしない。ライオネルはシェイクスピアを朗読することが出来るかどうかの賭けを提案し、ヨーク公にヘッドフォンで大音量の音楽を聞かせながら朗読させる。癇癪持ちのヨーク公は、こんなやり方で治療できるはずがないと言って出ていくが、ライオネルはヨーク公の去り際、録音したレコードを持たせる。宮殿に戻ったヨーク公がレコードをかけてみると、淀みなくシェイクスピアを読み上げる自分の声が録音されていた。ヨーク公はライオネルのところに戻りトレーニングを重ね、症状は次第に改善されていった。
 一方、ヨーク公の父ジョージ5世は老衰で王としての職務を遂行することが出来なくなり、長男のデイビッドが王位を継承する。しかし、デイビッドは2度の離婚歴があるアメリカ人のシンプソン夫人との結婚を望み、議会の反対を受ける中で王位を退く。その結果、急遽ヨーク公が王位に就くことになる。ヨーク公は国王になるための教育を受けてきたわけではない上に、国民に向けた放送にも自信がなく、不安を抑えきれない。ライオネルはそんなヨーク公に、幼少時に受けてきた抑圧の記憶を吐露するよう促す。ヨーク公は、左利きを右利きに直されたり、X脚を補正具で無理やり矯正されたり、乳母から嫌がらせを受けたりした過去を話し、さらに、王室の人間にふさわしくあろうとしてきたことでつくられた自分自身の影の部分を、これまでは口にしなかった猥雑な言葉とともに吐き出した。
 戴冠式を前にスピーチの準備をするヨーク公であったが、ライオネルの身元を調査した王室により、彼がが正式な資格を持っていないことが発覚する。ヨーク公は経歴を話さなかったことに怒るが、ライオネルは、第一次世界大戦で心に傷を負い話せなくなった人たちを数多く治療してきた経験があるのだと話す。大司教はヨーク公に正式な専門家をつけるよう勧めたが、ヨーク公はライオネルを隣席させることを譲らなかった。
 ヨーク公は無事に戴冠式を終えたが、時勢は第二次世界対戦へと向かっていく。ドイツは英国の警告に耳を貸さずにポーランドに侵攻。英国はドイツとの戦争状態に突入することを発表し、ヨーク公は国民に結束を求める放送を臨時で行うことになる。ライオネルと妻エリザベスの支えによって吃音は相当に改善していたが、重大なスピーチを前にしてヨーク公は大きな不安に襲われる。放送直前の練習中、自分は父や兄のようには出来ないと嘆くヨーク公に、ライオネルは、父や兄と比べる必要はないと諭す。首相や大臣に見送られてヨーク公はマイクの前に立つ。目の前に立つライオネルは、頭の中を空にして私だけに語るようにという。
 全国民に向けて放送されたヨーク公の演説は完璧であった。「だが”w”のところでつっかえたな」というライオネルに、ヨーク公は「国民が私だとわかるようにだ」と冗談で返す。
 第二次世界対戦の期間中、国王の放送には全てライオネルが同席した。後年ライオネルは個人に与えられるものとしては最高の勲章を授与され、国王とライオネルの友情は生涯続いた。


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投稿:starbucks

評価:4
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障害に葛藤する国王の勇気と友人 (投稿日:2014年6月12日)

私は吃音なのでこの作品はとても共感できました。吃音は自分が言いたい事が上手く口にだせないのでつらく、フラストレーションがたまります。まして、国王は民衆の前でスピーチしなければならないので、吃音は致命的な欠点になります。それが原因で国民だけでなく、家族からもバカにされるも、吃音がために言い返せない。
そんな彼を支えたのが妻と言語僚法士。二人の心の広さには感激する。
役者の演技も素晴らしい。特に英国王を演じたコリンファース。国王の葛藤を見事に演じきりオスカーを受賞した。
ユモーアもあり、観やすくほのぼのとした映画。ラストの英国王のスピーチは必見!

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投稿:アスピリクエタ

評価:3
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素晴らしき映像と俳優たち (投稿日:2014年5月15日)

どもりのヨーク公が正しく発声できるようにローグなる男に付きつ離れつしながら、というユニークなドラマであった。

映像が素晴らしく、特に俯瞰で収めた吹き抜け階段の映像は見事。

コリン・ファースとジェフリー・ラッシュの掛け合いも見事であった。
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投稿:たっかん

評価:3
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圧巻の演技 (投稿日:2014年3月28日)


立場は違えど人にはなんらかの悩みがあって
それに苦しめられる時っていうのは
必ず訪れる。

この映画では国王っていう
一国を担う人の壮大な話だけど
私たちにも同じことがあるかも。

けど、それは自分を支えてくれるひと、
自分の努力と信じることで
大きく交われるってこと。


ジャケットで有名なラストシーンは
シーンだけで見てる私たちを
唸らせるものがありました。»ガイドライン違反報告

投稿:S

評価:4
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アカデミー賞を受賞? (投稿日:2013年7月2日)

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アカデミー賞がそれほどのものかとも思うが、あまりにタイトルやあらすじそのままで、話題作とは思えなかった。王が平民と同等に友人として付き合うのがどれだけ凄いことなのか、日本人の私には理解しにくいのかもしれない。
イベントを追って行くだけで終始しするので、不覚にも後半は眠ってしまった。

吃音と生育歴のあたりにもう少し焦点を当てるとか、支える妃殿下との絆についてとか、どこかで立ち止まって深みを持たせてもよかったのでは。
成功するスピーチが戦争突入以降であると言った点でも、どこか手放しで喜べない。

ヘレナ・ボナム=カーターは幅広く演じられる俳優だと思う。だが私としてはどちらかというと「アリス」「レ・ミゼラブル」「ファイト・クラブ」 のようなかなり個性的な女性役を見慣れている。その印象のためこの映画でもどこかで彼女が何かやってくれるのでは、と最後まで期待しつつ観てしまった。

(7/20記 対ヒットラーの戦争突入時の大事なスピーチだったという視点のストーリー評価が自分に抜けていたので➕0.5加算して3.5)»ガイドライン違反報告

投稿:piwana

評価:3
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映画「英国王のスピーチ」 (投稿日:2013年5月30日)

イギリス王家の系譜にこういう人物が居た事自体知らなかったので驚きと、国の代表者のスピーチの力というものの力を改めて実感出来た作品でした。

吃音持ちがある人にも勇気をくれる作品だと思います。»ガイドライン違反報告

投稿:刹那

評価:4
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事実だから (投稿日:2013年5月17日)

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史実が基になっている映画が好きだ。どれだけ設定に無理があっても「でも事実だから」と納得出来る。
植民地出身の平民が宗主国の王を救う為に尽力し、友の立場にまでなる。なんてそれはフィクションだ。
「でも事実だから」。
主題そのもののスピーチは二人の共同作業として描かれる。冒頭で大英帝国博覧会での失敗を、国民も、私たちも見聞きしているだけに淀みなく流れるように国民を鼓舞するスピーチには感動させられる。歴史的にいってもあそこでイギリスがドイツに屈してたらヨーロッパの歴史どころか世界が違っていた可能性があったのだからとても重要なスピーチだった。

「英国史上、もっとも内気な王」なんてキャッチコピーをつけられてしまうジョージ6世だが、私は幸せな人であったと思う。
確かに父は抑圧的だし兄は国家よりも自身を選び1年で退位(考えようによってはこの人は信念に生きた人とも言えるが)してしまうような人たちだ。
だが生涯の友を得たこともそうだし、妻のエリザベスは如何なる時もジョージに寄り添っていた。
結局のところ人は一人で事を成すのは難しく、誰かの支えで生かされているのだと教えられる。
そこには身分も性別もなく、只人と人の繋がりだけあればよいのだと。

私はジョージ6世とローグの関係にイビチャ・オシムを重ねた。
きっといつか彼の「でも事実だから」な人生が映画化される気がする。»ガイドライン違反報告

投稿:Curve

評価:3
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乗り越える (投稿日:2012年12月20日)

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自分の中の困難を少しずつ乗り越えていく姿に涙。

吃音の原因となる様々な背景が少しずつ語られていく。
そのたびに心が揺さぶられ涙腺が緩む。

最後のシーンは感動。
泣きすぎて画面があまり見えない状態に。

感動したい方、必見。»ガイドライン違反報告

投稿:さちこ

評価:5
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少し鳥肌たった (投稿日:2012年4月7日)

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ストーリ―展開のリズムもいいし、ぐだるとこないよ。

何よりも、
 「i have a voice」

の瞬間に鳥肌たった。感動・・・

この瞬間に英国王がなんなのか肌で少し感じれた気がする。»ガイドライン違反報告

投稿:このこ

評価:4
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じんわりと来る良い映画 (投稿日:2012年3月18日)

イギリスの王子ジョージ6世は吃音に悩まされ、人前でのスピーチを苦手としていた。それでも王位継承権が無い内はよかったが、兄であり英国王のエドワード8世が許されぬ恋のために王位を捨ててしまい、突然自分の元に王冠が転がり込んでくる。さらに世界はナチスによる社会不安が増大。わらにもすがる気持ちで、オーストラリア人の自称言語治療士ライオネルの治療を受けることに…。

じんわりと来る良い映画でした。

コリン・ファースも良かったけれど、妃エリザベス(今のエリザベス2世の母ですね)を演じたヘレナ・ボナム・カーターはさらに良かった。
彼女は世の中の一般的概念でいうところの美女ではないと思うけど、こういう「無条件の母性を持つ女性」を演じさせたら右に出るものはいないように感じる。日本の寺島しのぶも私の中では同じような印象を抱かせる女優さんですが。

しかし、どちらかというと小さいタイプの作品なので、これがソーシャルネットワークを押さえてオスカーを総なめしたというのは少し意外。
きっと、何らかの社会的な背景や、ハリウッド内の思惑があってそういう結果となったんだろうけど、そこのあたり、ちょっと調べてみたい。(別に陰謀という大それたものではないが、どんな結果にも何かしらの意志が働いている、という意味での「思惑」です)

それにしてもこのジョージ6世をヒュー・グラントが演じているところは想像がつかない。コリン・ファースで良かったと思う。
ちなみに脚本家(だったかな?)はポール・ベタニーを想定していたらしい。それはそれで納得。»ガイドライン違反報告

投稿:サラ・シェリー

評価:4
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