英国王のスピーチ|MOVIE WALKER PRESS
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英国王のスピーチ

2011年2月26日公開,118分
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イギリス女王、エリザベス2世の父であり、幼い頃から吃音に悩まされ、人前に出ることを嫌う内気な性格から王になることを望まなかった男、ジョージ6世。その実話をコリン・ファース主演で映画化した人間ドラマ。ジョージ6世がスピーチ矯正の専門家と出会い、やがて強く優しい国王へと成長していく姿を描く。

予告編・関連動画

英国王のスピーチ

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

吃音にコンプレックスを持ち、人前に出ることを嫌うジョージ6世。だが、厳格な父親はそんなことを許さず、様々な式典のスピーチを余儀なくされる。ある日、スピーチ矯正の専門家ライオネルと出会い、奇妙な診療を受けるようになったジョージは、友情を深めていくが、父親の死去で、王位より愛を取った兄に代わり、王位に就くことに。

作品データ

原題
THE KING'S SPEECH
映倫区分
G
製作年
2010年
製作国
イギリス=オーストラリア
配給
ギャガ
上映時間
118分

[c]2010 See-Saw Films. All rights reserved. [c]キネマ旬報社

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映画レビュー

4.0
  • starbucks

    4
    2014/11/24

    <感想>
    史実に基づいた映画なので、ヨーク公の吃音が劇的に治るというような展開や、国民から拍手喝采を浴びるような結末はない。それよりも、ヨーク公とライオネルとの交流や、ヨーク公を支える妻エリザベスが丁寧に描かれていて良かった。
     ヨーク公がライオネルに幼少時の経験を吐露する場面と、戴冠を前にして悲嘆に暮れるヨーク公にエリザベスが、プロポーズされた頃を思い出して「素敵な吃音、この人となら幸せになれると思った」と話す場面が心に残る。信頼して全てを話すことができる友人と欠点も愛してくれる妻と。国王という特別に重圧の大きい職務にあった人の物語だからこそ、彼を支える人たちとの心のつながりがより暖かいものに感じられ、印象的だった。

    <あらすじ>
     望まない形で王位を継承することになるイギリス王室のヨーク公が言語療法士のライオネルと共に幼少時からの悩みである吃音症を克服していく、実話に基づいたストーリー。
     1934年、王子であったヨーク公は、大英帝国博覧会の閉会式で大勢の国民が見守る中、緊張で言葉が出てこなくなりスピーチを失敗してしまう。吃音を克服するために、妻のエリザベスと共にに専門家を訪ねるも、治療は上手くいかない。ヨーク公は嫌気がさして、もう治療はしないと言う。エリザベスは一人、知人から紹介された言語療法士のライオネルを訪ねる。ライオネルは治療を承諾するが、その代わりにヨーク公と対等の関係を要求する。渋々やってきたヨーク公であったが、友人として接することを求めるライオネルに対して心を開こうとしない。ライオネルはシェイクスピアを朗読することが出来るかどうかの賭けを提案し、ヨーク公にヘッドフォンで大音量の音楽を聞かせながら朗読させる。癇癪持ちのヨーク公は、こんなやり方で治療できるはずがないと言って出ていくが、ライオネルはヨーク公の去り際、録音したレコードを持たせる。宮殿に戻ったヨーク公がレコードをかけてみると、淀みなくシェイクスピアを読み上げる自分の声が録音されていた。ヨーク公はライオネルのところに戻りトレーニングを重ね、症状は次第に改善されていった。
     一方、ヨーク公の父ジョージ5世は老衰で王としての職務を遂行することが出来なくなり、長男のデイビッドが王位を継承する。しかし、デイビッドは2度の離婚歴があるアメリカ人のシンプソン夫人との結婚を望み、議会の反対を受ける中で王位を退く。その結果、急遽ヨーク公が王位に就くことになる。ヨーク公は国王になるための教育を受けてきたわけではない上に、国民に向けた放送にも自信がなく、不安を抑えきれない。ライオネルはそんなヨーク公に、幼少時に受けてきた抑圧の記憶を吐露するよう促す。ヨーク公は、左利きを右利きに直されたり、X脚を補正具で無理やり矯正されたり、乳母から嫌がらせを受けたりした過去を話し、さらに、王室の人間にふさわしくあろうとしてきたことでつくられた自分自身の影の部分を、これまでは口にしなかった猥雑な言葉とともに吐き出した。
     戴冠式を前にスピーチの準備をするヨーク公であったが、ライオネルの身元を調査した王室により、彼がが正式な資格を持っていないことが発覚する。ヨーク公は経歴を話さなかったことに怒るが、ライオネルは、第一次世界大戦で心に傷を負い話せなくなった人たちを数多く治療してきた経験があるのだと話す。大司教はヨーク公に正式な専門家をつけるよう勧めたが、ヨーク公はライオネルを隣席させることを譲らなかった。
     ヨーク公は無事に戴冠式を終えたが、時勢は第二次世界対戦へと向かっていく。ドイツは英国の警告に耳を貸さずにポーランドに侵攻。英国はドイツとの戦争状態に突入することを発表し、ヨーク公は国民に結束を求める放送を臨時で行うことになる。ライオネルと妻エリザベスの支えによって吃音は相当に改善していたが、重大なスピーチを前にしてヨーク公は大きな不安に襲われる。放送直前の練習中、自分は父や兄のようには出来ないと嘆くヨーク公に、ライオネルは、父や兄と比べる必要はないと諭す。首相や大臣に見送られてヨーク公はマイクの前に立つ。目の前に立つライオネルは、頭の中を空にして私だけに語るようにという。
     全国民に向けて放送されたヨーク公の演説は完璧であった。「だが”w”のところでつっかえたな」というライオネルに、ヨーク公は「国民が私だとわかるようにだ」と冗談で返す。
     第二次世界対戦の期間中、国王の放送には全てライオネルが同席した。後年ライオネルは個人に与えられるものとしては最高の勲章を授与され、国王とライオネルの友情は生涯続いた。


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    ネタバレあり
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  • アスピリクエタ

    3
    2014/6/12

    私は吃音なのでこの作品はとても共感できました。吃音は自分が言いたい事が上手く口にだせないのでつらく、フラストレーションがたまります。まして、国王は民衆の前でスピーチしなければならないので、吃音は致命的な欠点になります。それが原因で国民だけでなく、家族からもバカにされるも、吃音がために言い返せない。
    そんな彼を支えたのが妻と言語僚法士。二人の心の広さには感激する。
    役者の演技も素晴らしい。特に英国王を演じたコリンファース。国王の葛藤を見事に演じきりオスカーを受賞した。
    ユモーアもあり、観やすくほのぼのとした映画。ラストの英国王のスピーチは必見!

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  • たっかん

    3
    2014/5/15

    どもりのヨーク公が正しく発声できるようにローグなる男に付きつ離れつしながら、というユニークなドラマであった。

    映像が素晴らしく、特に俯瞰で収めた吹き抜け階段の映像は見事。

    コリン・ファースとジェフリー・ラッシュの掛け合いも見事であった。

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