下石奈緒美
ナオミ
バンド活動と恋人からのプロポーズの間で揺れる女心を描く青春ドラマ。監督は、「バカバカンス」の宮田宗吉。出演は、自身も吉祥寺を拠点に音楽活動をする下石奈緒美、「松ケ根乱射事件」の山中崇、「ランニング・オン・エンプティ」の小林且弥。2010年『INDEPENDENCE DAY吉祥寺』公認映画として制作。
※結末の記載を含むものもあります。
バンドマンのナオミ(下石奈緒美)は、イタリア料理店でのアルバイトで生計を立てながら、ライブハウスで歌う日々を過ごしている。しかし、ライブハウスは客もまばらで、長年付き合っている恋人・小林圭介(山中崇)との関係もマンネリ気味になっている。そんなある日、ドラムのケンジ(櫛野剛一)が、バンドを脱退したいと言い出す。そればかりか、中学のころから同じバンドで活動してきたベースのヒサオ(伊藤俊輔)まで、脱退したいと打ち明ける。翌日、ナオミは、小林からやけくそなプロポーズを受ける。ナオミはロックを卒業し、普通の幸せを手に入れようと、結婚を決意するが……。
ナオミ
コバヤシケイスケ
アライクン
ケンジ
タケダ
ヨシコ
シライコウヘイ
ヒラノ
ヒサオ
ソムリエスクールノセンセイ
ケイカン
ワタナベ
ミホ
シズエ
クミコ
ファミレスノヤンキー
ファミレスノヤンキー
アタラシイジュウニン
監督、脚本
プロデューサー
撮影
照明
録音
衣裳
メイク
助監督
助監督
助監督
応援・制作
主題歌
[c]キネマ旬報社
「バカバカンス」「セバスチャン」そして今作の「あまっちょろいラブソング」、宮田監督青春3部作の区切りの作品となりました。
先行き不透明なこの時代、しかしたった一度きりの人生、挫折もあるけど自分のやりたい事をあきらめないで…今を生きる私たちの背中をそっと押してくれる作品です。
宮田監督はNHK「中学生日記」の脚本、前2作で演出、撮影、編集の技術も磨いてきたので、「あまっちょろいラブソング」は監督のメッセージがしっかり伝わりました。
3.11で進むべき道も見えにくくなってしまった日本ですが、「あまっちょろいラブソング」の中にこれからの生き方のヒントが見つかるかもしれませんね。
毎回進化し続ける宮田監督の次回作にも期待しています。
名古屋シネマテークで7月29日まで公開してますよ(16:20、20:20の2回)、今だからこそぜひみてほしい作品です。