ザ・ロード|MOVIE WALKER PRESS
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ザ・ロード

2010年6月26日公開,112分
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ピューリッツァー賞受賞の全米ベストセラー小説を映画化した人間ドラマ。文明崩壊後の終末世界を背景に、人間の尊厳を失わず必死に生きようとする父と子の壮絶な旅を描き出す。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

文明が滅びて10年以上が経過。ある少年とその父親は、暖と食料を求めて南下の旅を続けていた。寒さと飢餓からくる絶望的な日々を何とか生き延びてきた父子は、ある日、人間を襲いその肉を食らう武装集団に出くわす。

作品データ

原題
The Road
製作年
2009年
製作国
アメリカ
配給
ブロードメディア・スタジオ
上映時間
112分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.2
  • koni

    3
    2010/7/6

    最近同様な近未来の物語『ザ・ウォーァー』を観ました。
    同じような色調で、同じように人食いが出てきよります。
    ゾンビかってゾンビを襲わないのに…、ほんま、人間はゾンビ以下でおまんなぁ~。

    が、あっちゃはアクションありで娯楽性を残しちょったんに対し、こっちゃはただただ暗い。
    ほんでもって、とってもリアル。

    (以下、ネタバレしちゃいそう…ゴメン…これから観る人は読まないでぇ~。)

    途中に、子供がいたっちゅう息子を父親が完全否定するシーンがあったんっすよねぇ~、ほんで、出あった老人が何故一人旅をしてるんか理由を明かさないシーンもあったんっすよねぇ~。
    まぁ、原因は推測しちょったんやけど信じらたくない考えたくないっちゅう思いでおました。
    が、最後の最後に真実をはっきり突きつけられてもうて…。

    最後のシーンとエンドロールで聴こえる音から仄かな希望は残るんっすけど、ドドドォ~ンとブルーになりま。
    ほんま、落ち込んでる時には観んの止めときなはれ!

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  • 4
    2010/6/17

    目を背けたくなるような原作の未来の世界がそのまま描かれて居ます。
    妊婦さんのエピソードは無いけど、アレは映像化するのは倫理に反するだろうなぁ・・

    木は立ったまま死んで居る。
    根が死んでいるから地震で脆く倒れる。
    鳥も飛ばない。
    世界が滅んでから産まれた少年は、動物も知らないし、子供も見た事がない。

    ただ、父と2人の世界。

    自分だったらどうしただろう・・
    生き延びたくは無いかも知れない。
    でも、愛息子を残して死ねるだろうか・・
    むしろ、託せる程息子を愛してる父親じゃないし、私が息子たちを連れて旅をするかも知れない。
    残しては死ねない。

    そう思うと、どんなにViggo演じる父親が無念で、不安だったか・・
    愛息子に残せるのは、食料より何より、一発の銃弾が入った銃だろうなぁ・・

    あまりに悲惨だからか、Viggoのサービスショットが有るのが意外。

    ピアノを前に泣き崩れる姿が印象的。
    たまらなく、寂しいよね・・
    そう言う道を選んだ奥様を責められないけど・・

    地下シェルーターに沢山の食料を持ちながらベッドで死んでいた家主。
    生き延びる事より死を選んだのよね・・

    沢山の死を選んだ人たち・・父を思わずに居られない・・首吊り遺体は流石にまだちょっとショックだったわ。

    景色もあの暗く重く絶望的な原作を良く映像化したと言う点でも凄く評価できる映画だけど、万人には勧めません。
    映画に娯楽性のみを求める人には向かないと思いますよ。
    どんな世紀末の映画よりも悲惨で、人間がリアルに描かれて居ると思います。

    2回目鑑賞をして来て思うことは、とても寒々しい光景の中で映像も音楽も、とても優しいと言うこと。

    これは、彼ら父子の愛情があんな状況に有っても尚、倫理的で優しいから。守ろうとする愛だから。

    Viggo演じる父親は何度も何度も過去の夢を見る。
    辛い辛い思い出・・
    でも、追い詰められてから見る夢は、とても幸せだった何気ない日の思い出・・
    息子への希望は見えたのかな・・

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  • グラスワンダー

    3
    2010/6/17

    寒冷化が進み多くの動植物が死に絶えた世界。
    南を目指す父と息子の旅はとても過酷です。
    生きて行く為に他人に対して非情になりがちな父ですが、心優しい息子のお陰で踏みとどまれる。
    息子にとっても、自分を守ってくれる父はなくてはならない存在で、お互いを必要とする強い絆の父子です。
    生きる為には食べ物が必要で、そのために地獄絵図のような事もある世界。
    絶望感だけが漂う話かと思っていましたが、善き者は死に絶えてはなく、先に光が見える感動的な作品でした。

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