萩原聖人
クマモトハンジ
1966年に静岡県清水市で起きた「袴田事件」を基にした社会派ドラマ。強盗放火殺人事件の容疑者とされた元プロボクサーと事件を裁く主任判事、それぞれの苦悩を克明に描く。
※結末の記載を含むものもあります。
味噌製造会社専務宅が放火され、一家四人が殺害される事件が発生し、その容疑者として、従業員で元プロボクサーの袴田が逮捕される。静岡地裁に赴任した熊本は、主任判事として事件を担当するも、裁判は困難を極める。
クマモトハンジ
ハカマダイワオ
クマモトキョウコ
イシイハンジ
タカミハンジ
マツモトケイジ
シライワコウスケ
ハカマダヒデコ
ハシグチチズコ
ヨシカワケンサツカン
シケイシュウ
オオクボケンジ
ハカマダキヌ
ヨコイキョウジュ
ドイベンゴシ
タテマツケイジ
ハシグチユウイチロウ
イシイシンイチ
イマオカケイジ
クロヤナギケイジ
スミヨシケイジ
ハルタケイジ
サツキ
サノ
ショウガッコウキョウシ
キクカワギイン
フジワラハンジ
アマミヤ
監督、脚本
脚本
撮影、プロデューサー
編集
音楽
企画
プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
照明
録音
美術
VFXスーパーバイザー
記録
監督補
制作担当
スチール
[c]BOX製作プロジェクト2010 [c]キネマ旬報社
最近、47年の投獄生活から一時的に再審請求がはじめて
みとめられ死刑停止、拘置停止で、47年ぶりのサクラを
みることができた袴田さん。
その取調べ、獄中生活、そして主任裁判官の熊本さんの
生き様、警察権力者側のずさんな犯人断定と日本の裁判の
いいかげんさを知らせてくれる映画だと思う。
市民やメディアの反対もおしきり強行採決で秘密保全法を
とおしてしまった現政権。この映画をみると、いまでも
こんな状況なのに(最近のパソコン遠隔操作事件で1年も
無罪を主張しながら拘留された片山さんのことが記憶に
あたらしい)秘密保全法施行でもっと簡単に都合の悪い
市民(特に反原発ですでにデモなどで拘留されている人
たちが全国に存在する)が簡単に罪人にされる危険性を
はらむ。
一人でも多くの人に見てほしい映画です。
そして、戦後ずっとおこっている数々の冤罪を2度と
おこさないような社会システムを作れるように
世論をうごかせますように。