BOX 袴田事件 命とは|MOVIE WALKER PRESS
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BOX 袴田事件 命とは

2010年5月29日公開,117分
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1966年に静岡県清水市で起きた「袴田事件」を基にした社会派ドラマ。強盗放火殺人事件の容疑者とされた元プロボクサーと事件を裁く主任判事、それぞれの苦悩を克明に描く。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

味噌製造会社専務宅が放火され、一家四人が殺害される事件が発生し、その容疑者として、従業員で元プロボクサーの袴田が逮捕される。静岡地裁に赴任した熊本は、主任判事として事件を担当するも、裁判は困難を極める。

作品データ

製作年
2010年
製作国
日本
配給
スローラーナー
上映時間
117分

[c]BOX製作プロジェクト2010 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.8
  • あずーる

    4
    2014/4/27

    最近、47年の投獄生活から一時的に再審請求がはじめて
    みとめられ死刑停止、拘置停止で、47年ぶりのサクラを
    みることができた袴田さん。

    その取調べ、獄中生活、そして主任裁判官の熊本さんの
    生き様、警察権力者側のずさんな犯人断定と日本の裁判の
    いいかげんさを知らせてくれる映画だと思う。

    市民やメディアの反対もおしきり強行採決で秘密保全法を
    とおしてしまった現政権。この映画をみると、いまでも
    こんな状況なのに(最近のパソコン遠隔操作事件で1年も
    無罪を主張しながら拘留された片山さんのことが記憶に
    あたらしい)秘密保全法施行でもっと簡単に都合の悪い
    市民(特に反原発ですでにデモなどで拘留されている人
    たちが全国に存在する)が簡単に罪人にされる危険性を
    はらむ。

    一人でも多くの人に見てほしい映画です。
    そして、戦後ずっとおこっている数々の冤罪を2度と
    おこさないような社会システムを作れるように
    世論をうごかせますように。

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  • 缶ぴぃす

    4
    2013/7/21

    裁判の主文で「警察の証拠は信用できないけど死刑」と言われて納得できる人はいるのでしょうか?
    無実の人間を拷問にかけ犯人に仕立て上げた刑事と検事を死刑にするのが真の法治国家では無いのでしょうか?
    内容があまりにも理不尽で、しかも実際の話ですから、見ているのがとても辛かったですが、一人でも多くの人に見て欲しい映画です。

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  • 馮美梅

    4
    2011/9/7

    袴田さんは本当に人を殺して火をつけたのだろうか?

    人の言葉って恐ろしい。
    真剣じゃなくても、チョット言った一言一言がいつの間にか大きな真実となって人を陥れる。

    たとえそれが真実でなくてもだ。

    そして人とは違う何かを持っているだけで(袴田さんの場合は元プロボクサーだったと言う事)犯人に仕立てられてしまう。いくら真実を叫んでも訴えても相手がその言葉に耳を傾けない限りそれこそが真実でなくなってしまう。

    一旦暴走し始めた嘘の真実は止まることなく本当の真実を吹き飛ばし相手を追い込んでいく。

    司法の矛盾や警察の取り締まり、そして検察官の調書、そんな中に正義を持ってその嘘の真実に立ちむかおうと苦悩する熊本さん。

    情報操作の恐ろしさ、そんな中でも袴田さんの無実を信じがんばる人たち、この時代、まだ今みたいにDNA鑑定などもないし、今だったら袴田さんが本当に犯人ではないなら科学の力で様々な矛盾も覆ったかもしれない。

    裁く者裁かれる者のどうしようもない遠い真実の道を今現在も歩き続けているお二人、いつか本当のことがわかって袴田さんの心の平和が訪れる日が来ることを願うばかりです。

    そのためにも何が真実(本当)なのか私たちも知りたい…
    警察が真実なのか袴田さんが真実なのか…

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