スネオヘアー
ジョウネン
現役僧侶で芥川賞受賞作家の玄侑宗久の同名小説を映画化。本作で映画初主演のミュージシャン、スネオヘアーが坊主姿でライブを開くことを夢見るウツの僧侶を熱演する。大学時代に北野武、黒沢清らから教えを受けたという新鋭・加藤直樹が監督を務め、悩める僧侶の生き様と彼を支える周囲の人々との関係を丁寧につむぎ出す。
※結末の記載を含むものもあります。
かつてはロック・ミュージシャン、今は禅寺に務める僧侶の浄念。だが、人前で話すことが苦手で説法すら上手くできず、日々悩んでいた。そんな彼が、心の拠り所としているのは音楽。それと向き合い懸命に生きる彼だったが、ついにライブをやりたいと言い出してしまう。しかし、妻や寺の住職は困惑し、檀家からは反対される。
監督、脚本
プロデューサー
プロデューサー
原作
脚本
撮影
美術
衣装
編集
音楽
照明
整音
録音
製作
製作
製作
製作
製作
製作
製作
アシスタントプロデューサー
スクリプター
助監督
製作担当
[c]「アブラクサスの祭」パートナーズ [c]キネマ旬報社
昔懐かしい邦画の香りがする映画でした。
ちょっと暗いっていうか・・・。
主人公はお坊さんです。元ロックミュージシャンでお酒好き。
躁鬱病を患って入院後、父親の勧めで仏門に入り
福島の禅寺で修行中の身なの。
そんな主人公が耳鳴り(ノイズ)に悩まされるようになり
それを消すには音楽が必要!と気づいて
またライブをする・・ってお話です。
とにかく主人公のスネオヘヤーがキモくて・・。
でも周りがイイ人ばかりで、良かったよぉ~としみじみ思います。
なんとな~く察しはつくものの、コレって?と思うことが
話が進むにつれ、なるほどねぇ~とスッキリしていくのも面白いです。
(主人公の飲んでいる薬や、お寺の住職と本庄まなみの関係とかね。)
タイプは違うけど、とっても優しい女性2人が素敵ですよ。
主人公の奥さん役のともさかりえ、そして本庄まなみ。
私には、絶対むりだわぁ・・と思うことも、すんなりと受け止めていく様は
気持ちが良いです。
“アブラクサス”という言葉ですが・・善も悪もひっくるめた神の名前です。
スネオヘヤーとともさかりえの2人が、交互にこの言葉を言い合うシーン
かなり変だけどニヤッとしますよ。
あと、2人の息子役の子共、ビックリするくらい自然体でスゴイぞ!
って思っていたら
ナント!撮影地でのオーディションで選ばれた素人さんだったの。
なかなかイケてます。
アブラクサスの祭、星は~
2つです
PS:スネオヘアーのダルダルした身体がちょっとねぇ・・って感じですが
(ライブで盛り上がってくると、脱ぐクセがある役です。)
考えてみると、矢沢永吉や氷室京介とか
絶対!密かに努力してるよね。
2人とも生涯ロッカー♪腰まわり&腹まわりにぜい肉はナイぜっ!
って感じだもん。ホント尊敬しています。
まあ面白かった。
スネオヘアーって知らんかったけど伊武正人みたい。
ともさかえりと子役の子がかわいいいです。
小林薫ののんびりした雰囲気が好きです。
こだわらずただいるだけでいいのだ。
正直言うて…よぅ分りまへん。
主人公の浄念さんが悩んどるもがいとるっちゅうんはヒシヒシと伝わってくるんっすけど…、何故!?
病気と片付けてまうには哲学的、ほんで行き着いた先は…やっぱ分りまへん。
ノイズの中に浄念さんは何を見つけ出したんでっしゃろ?
ライブ観客の中にはノイズに耐えかねて帰ってく人もおました…私ゃこのタイプかも。
浄念さんに反発しちょった御婆ちゃんがおまして、彼女も気になるんか影でそっと聴いとったんやけど、彼女はノイズの中に何かを見つけよりました!
やっぱ…何を見つけたんやろ??