尾野真千子
ヤノユミコ
芥川龍之介の同名短編小説をベースにしたヒューマン・ドラマ。父親を亡くした幼い兄弟が、祖父が暮らす台湾ですごすひと夏の冒険。そしてかたく結ばれた家族の絆を映し出す。
※結末の記載を含むものもあります。
敦と凱は、亡き父の遺灰を届けるため、母とともに父の故郷・台湾を訪れる。彼らを迎えたのは父の弟夫婦と祖父だった。父が大事にしていた古い写真についての話を聞いた2人はそこに写るトロッコの線路を探しに出かける。
監督、脚本
脚本
エグゼクティブプロデューサー
エグゼクティブプロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー
撮影監督
美術監督
音楽
スタイリスト
キャスティング
編集
助監督
ライン・プロデューサー
字幕
録音監修
助監督
スクリプター
照明
録音
美術
装飾
装飾
衣裳
メイク
ヘア
製作担当
製作担当
スチール
タイトル・デザイン
協力プロデューサー
協力プロデューサー
協力プロデューサー
編集協力
英語字幕
[c]2009 TOROCCO LLP [c]キネマ旬報社
昭和の日本と似ているけれどどこか違う、平屋建ての家々。南国の様な美しい水色の壁。森林伐採が進みつつも、それでもなお豊かな自然。穏やかな音楽も重なり、観ていて心地が良い。悪くはない映像なのですが、もっとキラキラと輝く様な木漏れ日の中をトロッコが爽快に走る……みたいな映像美を想像していただけに少し拍子抜けしました。
日本人の母に連れられて幼い兄弟が訪れたのは、亡くなった父の故郷である台湾の小さな村。そこには日本への強い思いを持ち続ける祖父が待っていた。夫を失った寂しさと不安からか、些細な事で激しく子供を叱咤する母。そんな母に見捨てられたと思い込む子。子供って、急に大人びた発言をするかと思えば支離滅裂な言動をしたり、浅知恵だったり、観ていて微笑ましい。ただヒューマンドラマと言うには大袈裟で、物語に深みは無く、パラパラと絵本を読んでいる感覚でした。