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投稿レビュー(3件)サバイバル・オブ・ザ・デッドは星3つ

「サバイバル・オブ・ザ・デッド」に投稿されたレビューを
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ホラー!?いぇいぇ、これはもうドラマでおま。 (投稿日:2010年7月3日)

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世の中にゾンビ映画は何本あるんやろぅ?
観る側に耐久性がでけたんか?巨匠がドラマ性重視になったんか??ゾンビ的には恐ろしくおまへん。
その分、人間が恐ろしゅうなりましたが…。

一つの小さな島内でゾンビとの共存を目指すが、所詮は人間のエゴで…っちゅう物語。

ゾンビと化しても敵対するもん同士、弾がなくなった拳銃でパショパショと撃合う姿は、滑稽を通り越して情けなくなりま。
愚かなまんまの人間に対し、少しずつ学習してくゾンビが、おっとろしぃ~を通り越して愛おしく見えてくる♪不思議でんなぁ~。

今回一番の学習はゾンビに噛み付いてもゾンビになるっちゅうこと!
もし、ゾンビが蔓延する世の中になったら、ゾンビに噛まれる前にゾンビに噛み付こうっと、ほんで、痛みなしでゾンビになろうっっっっっと。»ガイドライン違反報告

投稿:koni

評価:4
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深まった終末観 (投稿日:2010年6月26日)

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前作「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の世界観を引き継いだ監督自身初の続編は予想を上回る程の出来。まさかそう来るとは思いもよらず。「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」でロメロ監督から向けられた人類への矛先は本気だった。タイトルズバリ「死者の生き残り」…これはまずいぞ人類。 考えようによっては本作の終末観は全てのロメロゾンビ作品の中でも最も強くシビアさを増して来る。

素晴らしいいくつかの新事実。描かれていなかった盲点をこのタイミングで出して来るとは。しかもタイミング合っているじゃないですか。意図していた様に思えて仕方ありません。まさにはっきりと人類滅亡へのカウントダウンが始まった。

「人類に生きる価値はあるのか…」

そう言った言葉で締めくくられた「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」。ロメロ監督が新基軸となる前作で人類へ向けられた矛先は本作で示した新事実によって人類滅亡感を強め確かなものになった印象。人間を喰らい尽くすゾンビ達の出現でさえこれ以上の終末観はないだろうと思っていましたがさらに追い討ちをかけとどめを刺しに来るとは。全てのロメロゾンビ作を上回る終末観といっても過言ではありません。

まず新事実としてゾンビ映画に於いて疑問に湧く2つの事柄に対しての答がロメロゾンビでは初めて明らかになりました。人間はゾンビを食べられるのか…否。ゾンビは人間しか食べないのか…否。このたった2つの事柄が人類の生きる手段に於いて重要な食に関してのアプローチと見ると非常に興味深い。私はラストで馬にかじり付くゾンビ達を見て鳥肌が立つ程恐ろしかった。これはあくまでも私の個人的な思い込みから来た印象かも知れませんが、そのシーンから思い起こした事柄は、ゾンビ達が人間以外の生物をも喰らい尽くせる可能性もあるとすれば無論人類の食する物も全て喰らい尽くせる可能性もある訳で、ゆえに餓死するしか無くなった人類は確実に滅びの道を辿るしか無くなる…と言う最悪の事態。かと言って人類が蔓延したゾンビを喰らおうとしたならば体内に入ったゾンビの体液によって死は免れない事実。人類滅亡は何もゾンビ達が人類を喰らい尽くす事だけでは無くなった完全な非常事態。その非常事態を“ゾンビ自らの能力”でなく“人間がゾンビを飼いならそうとした実験”から発生させた事で人間のせいでそうなった事を強調しゾンビの進化として受け入れやすいものにしている。巧い。人類は図らずとも自らの首を絞めてしまった事の様に思え人類滅亡へのカウントダウンが早まったと言っても言い過ぎではなく、全てのロメロゾンビ映画を凌ぐ終末観を醸し出して来た感が強い。前作「ダイアリー…」で示したロメロ監督の人類へ向けた矛先の焦点が明確のなった事も一大事でしょう。

世界が危機的状況に陥ってさえいても争いをやめない人々。ロメロ監督がソンビ作品全体でも描いて来た主題の一つと言える事ですが、この「サバイバル…」ではそれが大々的な主題となって相容れない存在同士の相容れない様を絶望的に描ききりました。今「争い」が主題となって現われたのは現代の地球温暖化や環境破壊、人間同士の戦争に重なるからでしょうか。はっきりとした主題として表立ってしまった事自体がなんとももの悲しさを募らせます。

ゾンビ達が発生しても人類は生きている者同士の争いを避けられず前々からも自らの首を絞め続け自ずと人類滅亡への歩みも進めて来ました。ゾンビ達は当初から間接的にも人類滅亡へ誘っていた感のある世界で人間を餓死させる手段が加わったとしても驚く程の事ではないのかも知れません。

意地の張り合いで締めくくられた本作が最後に示した死んだ果ての姿はあまりにも滑稽。「生前のように振る舞う」と言っていた老人の姿に見るやるせなさを含め、囚われたゾンビ達の繰り返す“鎖につながれながらの作業”が、はっきりと人間の鑑となって見えた瞬間は私には相当ショックでした。怖いです、この表現。ゾンビ達の「生前の記憶に基づいた行動をとる」というキーワードがさらに深みを増して語りかけて来ました。これもまたシビア。

ゾンビ映画に個人的に期待する「死の主張」対する「死を笑うもの」の図式ですが、本作はこれでもかと言うくらい描かれていて言う事無しです。流石、本家は違います。死者が蘇る様は言わずもがな死の主張たる面々、ゾンビの指を喰いちぎった際に体内に“死”が入れば死者と化す新事実。迎え撃つは、鎖に繋がれたゾンビ達の見世物態に、飼いならそうとするも言う事を聞かなければ即射殺な輩、生首ゾンビ、マッチ棒ゾンビ…と両者負けず劣らず。

世界観が格段に広がった本作。私には傑作中の傑作でした。ロメロ監督が用意するであろうこの先に待ち受けるシナリオは果してどこへ向かうのか…全く以て興味は尽きません。»ガイドライン違反報告

投稿:ねこぶんたん

評価:4
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ゾンビ外伝! 本家監督作が観られる幸せ! (投稿日:2010年6月21日)

 おお~楽しい楽しいジョージ・A・ロメロのゾンビ最新作がやって来たぁ♪ ……ったく池袋と六本木っきゃやってないのでせっせとサンシャインまで行って来ましたよ~。

 ロメロのライフワークであるゾンビシリーズはご存知1968年の第一作「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」に始まり78年の第二作「ゾンビ」が世界中で大ヒット! そして第三作85年の「死霊のえじき」の三部作でホラー映画の巨匠の殿堂入りしました。

 その後ゾンビは数々の亜流を生み出し、果てはSFになったりギャグになったり、近頃のゾンビは元気いっぱい全速力で走って来たりする。
 最早ゾンビ物というひとつの映画ジャンルとして確立し、ロメロの元祖ゾンビ映画は伝説と化した感じでした。

 それがあーた! 2005年に来てロメロ本人監督による「ランド・オブ・ザ・デッド」という新作が観られると聞いた日にゃどれだけ嬉しかったことか。
 オレ等がゾンビだロメロだ言ってたのは中学~高校時代でしたからねぇ~まさか今になってまた新作が観られるなんて思ってもみませんでした。

 その後もロメロは精力的に前作の「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」と本作と平成になって三本もの新作ゾンビを見せてくれたのでした。

 さて本作ですが、皆さん旧三部作のコアなファンの方も、平成シリーズ? は旧作に比べてスケールが小さいとか、演出が甘いとか不満があるようですけれど、どうしてどうして、オレは存分に楽しみましたよ~。

 オレよく脚本の作り方を美味いラーメンに例えて言うんですけど、ラーメンて何より出汁が効いてなくちゃ美味くありませんやねぇ、コレが映画で言うと状況設定です。
 世界の秩序は崩壊して、何処からゾンビが出てくるか分からない……コレが最初から最後まで効いてるので、見ている間ず~っと、最後の一滴までスープが美味い。
 チャーシューやシナチクや煮タマゴ等の具はキャラクター。それぞれが個性的で自己主張もしつつお互いに作用しあって美味さを醸し出して行きます。
 そして進行して行くストーリーは麺ですよ。状況設定スープと具材人物が面白いとどんどん替え玉して続編が見たくなる。
 ああ~我ながらなんて上手い例えなんや(笑)。

 ロメロは昨今のやたら残酷さやホラー色を強調したがる亜流ゾンビたちを尻目に、そうしたあるべき映画の作り方をきちんと踏まえているんですよ。
 ホラーに限らずどんなジャンルでも描くべきは人間の姿だし、それが面白いということですよ。

 今回舞台の離れ小島~ガンコ爺さん二人の戦い~否応なく周りが巻き込まれて大混戦になって行く展開~全編そこはかとなく醸し出す面白みはやっぱし出汁が効いてるからです。
 作り出そうとしている面白さのテイストが他の亜流作品とは違うんです。

 そりゃ旧三部作に比べれば大上段に構えていないと言うか、肩の力が抜けた小品な印象はあるかもだけど、オレ的には過去の偉大なる本編に対する外伝みたいな位置付けですかね。いや~楽しいですよ。

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投稿:トチロー

評価:4
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