ジュリア・ロバーツ
リズ・ギルバート
世界中の女性から絶大な支持を受けるエリザベス・ギルバートのベストセラー小説を、ジュリア・ロバーツ主演で映画化した人間ドラマ。すべてを捨てて旅に出た30代のキャリアウーマンの姿を、イタリア、インド、バリ島の美しい風景とともに描き出す。ハビエル・バルデムが主人公の人生を変える重要な役どころを好演。
※結末の記載を含むものもあります。
ニューヨークでジャーナリストとして活躍するエリザベスは、平穏な生活や子供を望んでいないことに気付き、結婚6年目で離婚。年下の男に恋するものの、恋愛依存症の自分に嫌気がさし、すべてを捨てて旅に出る。旅の間は恋をしないと誓い、イタリア、インドを訪れるも、最後の地バリでは人生を変える大きな出会いが待っていた。
リズ・ギルバート
フェリペ
デビッド・ピッコロ
リチャード
デリア・シラーズ
スティーブン
監督、脚本
製作
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
原作
脚本
撮影
プロダクション・デザイン
衣装デザイン
編集
音楽
音楽監修
[c]キネマ旬報社
以下、罵詈讒謗の限りを尽くしますので、そういうのがお嫌いな方は、ここで、このレビューからはお離れください。
観た映画は
「飲んで、騒いで、浮気して」……じゃなくって、
「食べて、祈って、恋をして」とかいう、背中がムズムズするような邦題の映画です。
まだ「Plan B」という原題(=次善の策/予備プランとかって意味か?)のほうがマシ。
だって邦題では、タイトルだけでストーリーがすべてネタバレになっているのですから。
ま、もちろん、タイトルなんて、どうでもいいです。
問題は中身です。
映画っつうものは。
で、この映画。
主人公のジュリア・ロバーツが、イタリアでたらふく食べて、インドで新興宗教で祈って(……っても、ズッポリ宗教に嵌まるわけでもなく、ただ形だけ祈るだけ!)、インドネシアで恋をする、っつう映画でして、それだけです。
ほかには中身がありません。
イタリアで食べる、と言いますが、実際にはあの拒食症みたいに痩せているジュリアの顔が、最後までぜんぜん太らないわけですし(胴周りには腹巻みたいなものを巻いて、太ったという衣装は着ているんですけど……)、インドではワケわかんない宗教で「イヤイヤ祈る」だけ、一言で言ってクソ以下です。
お涙頂戴にもならないストーリーがついてますが、もう最初から、そういうことになるんでしょ、と誰もが想像できる通りに進むので、アホ以外の何者でもありません。
最後に、この映画の監督と称する人間(……いや、本物の監督のようですけど)が主演男優らしいんですけど、監督とジュリアが、インドネシアで恋に落ちるっつうんです。
なんの伏線もなく、いきなり。
でもね、だいたい交通事故の被害者と加害者が結ばれるなんて筋など、数十年前の安マンガ雑誌に投稿したってボツでしょう。
早い話、このスケベ面した監督が、ジュリアロバーツと抱き合いたかっただけなのね……というだけの映画でありました。
主人公と抱き合いたい監督というジャンルは、アダルトビデオの世界ではよくある話でしょうけど、こんな世界公開されている映画で、撮影の動機が、それかよ、っつうのは珍しい。
映画を観ていて、ストーリーとは無関係の雑念がどんどん湧き上がって来て、映画にまったく没頭できないという、希有な経験をさせていただきました。
最後に、ジュリア・ロバーツ。
巨大なスクリーンで見ると、しわくちゃだらけの婆さんですね、あれは……。
※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。
タイトルを聞いた時はeat,play,loveだと、「食べて、遊んで、恋をして」じゃないの?と思ったのですが、prayはrなので祈るなんですね~ 忘れていた英語の勉強にもなりました。
映画は3ヶ国を旅しますが、私はインドでリチャード・ジェンキンスが出てきたのが嬉しかったです。
スクリーンでの再会は『扉をたたく人』以来でした。
年下の恋人を演じたジェームズ・フランコは超かっこいい!
私なら、恋愛関係が上手くいってなくても絶対別れません。
いつも特異キャラが多かったハビエル・バルデムは子供思いのホットな男性を演じているし、男性陣が魅力的でしたね。
ジーンズのサイズが上がっても、トマトソースのパスタやナポリのピザが食べたいです。
映画で旅行気分を味わえるステキな作品でした。