武士の家計簿|MOVIE WALKER PRESS
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武士の家計簿

2010年12月4日公開,129分
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堺雅人、仲間由紀恵を主演に迎え、磯田道史の歴史教養書「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」を映画化。激動の幕末で、“算盤さむらい”と呼ばれ、加賀藩の算用者として財政に関わる下級武士と、その妻とが慎ましく生きる姿をつづる。久々の時代劇となった森田芳光監督ならではの人間味ある描写にホロリとさせられる。

予告編・関連動画

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

会計処理を専門に行う、算用者として代々加賀藩の財政に携わってきた猪山家八代目の直之。ソロバンを使って算術の才能を発揮するが、天保の大飢饉などで藩の財政状況はあまり芳しくない。加えて、身分が高くなると出費が増える問題にも頭を抱えていた。そんななか彼は、家財道具を売り払い、借金の返済にあてることを決心する。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2010年
製作国
日本
配給
アスミック・エース=松竹
上映時間
129分

[c]2010「武士の家計簿」製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.4
  • siro

    4
    2014/2/10

    代々加賀藩で算用勤めをしている家系で、実話をもとにした作品。
    慎ましく暮らす中にも幸せがたくさんあるということを気づかされる作品。
    宮崎あおいさんの演技は印象的です。

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  • 月うさぎ

    3
    2013/12/8

    これは、意外性がありました。
    サラリーマンとしての武士を描く訳で。
    平和な世では武士はほとんど戦うことがなかったのですからその意味ではこれこそリアルな江戸時代でしょう。

    磯田道史氏の歴史教養書「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」が原作

    「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が完全な姿で遺されていた。
    タイム・カプセルの蓋を開けるごとく、
    江戸時代の生活が明らかになる国史研究史上、初めての発見!

    と、このニュースは話題にはなっていましたが、これを映画化するとは。
    だって話としてはとても地味なはずです。

    実際に映画のストーリーは?といえば
    武家対面を重視するうちに火の車となっていた猪山家の“家計立て直し計画”がメインです。

    御救済米の横流しを発見するという「事件」において彼の律儀で誠実な人間性に触れることができますが、
    堅物の彼の心の中はあまり表に出てくることはありません。

    妻のお駒(仲間由紀恵)に支えられ、つつましくも堅実に生きた猪山家の家族愛をさらりとした味わいで描いてみせる。
    その空気感は気持ちの良いものです。
    誰もが家族を大事に思い、いがみ合いなど一切なく、
    ひとつの理想の日本の家族の姿かもしれないなと暖かい思いに浸れます。

    刀や鉄砲を担ぐ人間ならいくらでもいる。
    これからの時代は、そろばんができる人間は兵隊1000人にも当たる。
    日本の近代を感じさせる、歴史映画の趣もあります。

    堺が真面目一方の人物を抑えに抑えた演技で演じているので、
    中村雅俊のおとぼけぶりが救いの味わいになっています。
    意欲作ですし、独特な位置の時代劇ですから、後々まで残る作品になるのではないでしょうか。
    (でも、やはり地味です)

    映画の題字を私のお友達の書道家・村田清雪さんが書いています!
    みなさん、映画の中に出てくる毛筆の書にもご注目を!

    25年12月14日。まもなく封切の『武士の献立』は加賀藩を舞台に描く下級武士シリーズ第2弾なんだそうな。
    そろばんから包丁に変わり、主人公も上戸彩演じる「妻」のほうです。
    こっちはエンタメ要素の強い作品になっているかもしれませんね。

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  • ほし★ママ。

    4
    2012/1/9

    『花のあと』『ちょんまげぷりん』には
    いわゆる「お庭番」幕末の平安の世の武士が出てきましたが
    この作品で堺雅人さんが演じている猪山直之は、御算用者。
    お城の経理を扱う部門のお役人さんです。

    前者が「窓際族」なら
    コチラは「県の経理課の職員」って感じでしょうか…

    かさむ交際費や見栄の為に赤字続きの家計。
    自分の進んできた道を正しいと信じて
    子にも歩ませたいと思う気持ち。
    地方の財政の破たん、埋蔵金(米)
    汚職~総てが、現代に通じるもの。

    仕事上でも、家庭においても「武士として」恥ずかしくない
    また御算用者としてのプライドを捨てずに生きた直之。
    その半世紀を、日記と家計簿を元に映画化したそうです。

    徹底して「日記」のスタイルにこだわったのか
    それが時系列通りに語られていくため
    ほのぼのしたり、ほろっとした瞬間、違う話が展開します。
    その上、脇役さん方がみなさん名優さんばかりなので
    それぞれの方にネタも用意されています。

    各々、とてもいいお話なんですがブツ切れな感じ・・・
    映画=起承転結に慣れてしまっている私には
    どうにも「盛り上がり」に欠ける気がしてなりませんでした。

    きっとコレ、ドラマ「45分×6回」なら
    かなり面白く作れる気がするんですが…

    やっぱり私は、時代劇なら「チャンバラ」
    「斬った、はった」の世界が好きかも。
    と、堺さんには、微笑んでる役がお似合いかと。

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