カラフル|MOVIE WALKER PRESS
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カラフル

2010年8月21日公開,127分
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直木賞作家・森絵都の同名作を「河童のクゥと夏休み」の原恵一監督がアニメ映画化。罪を犯して死んだ魂が、中学生の少年として下界でやり直す機会を与えられ、奇跡を起こす。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

天上界と下界の狭間でさまよっていた魂の状態だった“ぼく”は、天使の力で再び下界に戻れることに。自殺した中学生の少年、真の体に入り込んだものの、家族の関係は冷え切っていて、学校には友達もいない最悪な状況だった。

作品データ

映倫区分
G
製作年
2010年
製作国
日本
配給
東宝
上映時間
127分

[c]2010 森絵都/「カラフル」製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.7
  • Movie Walkerユーザー

    4
    2018/8/30

    原作は森絵都の小説「カラフル」。突然現れて当選を告げる天使の計らいで、死んだはずの“ぼく”の魂は、自殺してしまった少年、真の体にホームステイをすることに。現世に戻る再挑戦のため、真としての生活を始めた“ぼく”は、やがて真が自ら死を選んだ理由を知る。そんな中、“ぼく”は現世に戻る再挑戦をすることの本当の意味を考え始める。今イチ入り込めなくて残念だったが良い話だったと思う。人間は一色じゃなくて色んな色がある。結論を出したがるのは大人の悪い癖だしそれを子供に無理強いするから純粋な子供が苦しむんだろうと感じた。多様性を認める、ということ。現代社会において必要不可欠なことがテーマの一つかと思った。

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    ネタバレあり
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  • ほし★ママ。

    5
    2012/1/8

    『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』
    『河童のクゥと夏休み』 どちらも劇場鑑賞を逃したのが
    本当に残念だったので、原監督作品と聞いてからは
    久しぶりに「試写会応募」に燃えました!
    おかげで、当選 \(~o~)/ \(~o~)/ \(~o~)/

    「カラフル」と言うタイトルには、似つかわしくない
    モノトーンの世界が映しだされる冒頭。
    命を落としたものが集まる重苦しい場所に
    いきなり「おめでとうございますぅ~~」
    関西アクセントの少年・プラプラの声が響き渡ります。

    重い罪を犯して死の世界にやってきたボクに
    やはり「自死」を選んで命を落とした14歳の少年・真の体に
    「ホームステイ」して自分が犯したの罪に気付くことで
    もう一度「生き直す」チャンスが与えられると
    プラプラは、言うのですが…

    大人への階段の途中、真には耐えがたい様々な辛いことがあった。
    その人生を生きることになったボクは
    その辛さや痛みに時には耐えられない思いを抱く…

    設定は、ファンタジーだけど
    心理描写は丁寧で、嘘がない~私の大好きなお話でした。

    かけがえのないものとは何なのか~
    それに気づき、生きることの喜びを見出す描写が素晴らしいです。

    初めてじっくり話した同級生の早乙女くんと
    都電の跡地を辿るシーンが好き!
    靴屋さんを訪れるシーンが好き!

    メガネを外してもやっぱりブスな佐野さんとのやり取り。
    憧れのひろかちゃんに「色」について話す場面。
    家族で鍋をつつくシーンに感動!!

    声優さん、特にお母さん役の麻生久美子さんがよかった!
    佐野さんは、宮崎あおいちゃんに見えました。
    風景や背景もとても緻密できれい!
    真が描いた「絵」が素晴らしいです。

    音楽も、大好きな『手紙 拝啓15の君へ」が効果的に流れ
    テーマにピッタリの『僕が僕であるために』が
    作品をさらに感動的にしていました。

    今、生きることがしんどいと思ってる中学生はもちろん
    かつて悩み多き時代を生きたすべての人の
    心に響く作品だと思います、お薦めです♪

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  • ともぞー85

    5
    2011/2/11

    珍しく友人に誘われて行った作品。しかも邦画ではあるが、アニメーションという展開に、珍しさが重なる。
    こういうときは、期待していないこともあり、名作と出会える予感があるが、まさにそのとおりだった。

    アニメーションのタッチとしては、あまり好きな方ではなかった。
    お世辞にも、クオリティが高いわけではない。特に人の動きのシーンでは気になる点も多々ある。
    前半もたるい。眠くなりそうな淡々とした、陰鬱な前半に何度も心が折れそうになった。

    でも、見終わった後には涙が止まらなかった。
    そして、流れる自分の涙を気にすることもなかった。

    この作品は日本人でなければ決して理解することはできない。
    日本が今、抱えている問題を躊躇なく、鋭く差し出してくる。それは我々にとって身近でありすぎるがゆえに、残酷。
    自分も作中の主人公のように、同じ罪を犯してきたかのような気分にされる。
    でも、それこそが、この作品の背骨である。死んで別の体に魂が移るというファンタジーとしてのエンターテイメントの面白さを提供するのではない。視聴者に自分自身の問題として、”あなたたちの日常生活のことだよ。”と「身近な事実」として明確にメッセージを提供してくる。

    そして、誰もが見終わった後に思うのだ。
    自分の人生は「カラフル」なものなんだ、と。

    陰鬱で、退屈前半を我慢して欲しい。
    そうすれば、カラフルなラストが待っている。そして、それは本当に素晴らしいラストだと思う。

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