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「永遠に微笑む」と同じくノーマ・シアラーフレドリック・マーチと共に主演する映画で、ルドルフ・ベジア作の戯曲に基づき「永遠に微笑む」「ウィーンの狂乱」のシドニー・A・フランクリンが監督したもの。脚色も右の映画と同じくエルネスト・ヴァイダとくろーでぃん・ウェストが共同し、更に「虹の都へ」のドナルド・オグデン・チュアートが協力している。撮影は「クリスチナ女王」「かたみの傑作」のウィリアム・ダニエルスの担当。主役2人を助けて「白い肉体」「暴君ネロ(1932)」のチャールズ・ロートンを筆頭に、「ターザンの復讐」のモリーン・オサリヴァン、「砲煙と薔薇」のキャサリン・アレクサンダー、「透明人間」のユーナ・オコナー、「明日の太陽」のマリオン・クレイトン、舞台俳優たりしアイアン・ウルフ、「永遠に微笑む」のラルフ・フォーブス等が出演。

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ヴィクトリア王朝華やかなりし19世紀の末朝ロンドン・ウインポール街に居を定むるバレット一家の上には陰鬱な日が続いた。当主エドワードの峻厳な性格と長女エリザベスの病弱とがその原因の主なるものであった。長年病床にあるエリザベスには何等生への執着は無かったがその情熱は詩によって発揮された。そうして当時詩壇で売出しの青年詩人ロバート・ブラウニングとの文通が僅かに生の慰めであった。父エドワード・バレットは信心深く且つ奇癖とも称するべき峻厳さで多勢の伜や娘らを扱ったが、就中エリザベスに対する偏愛は異常なものであった。彼は長女をイタリアへ転地させよという医師の勧告を一言の下に退けた。エリザベスを手放す事は彼には想像も出来ぬ不可能事だった。詩と文通によって結ばれたエリザベスとロバートがついに対面の機会が来た。詩人同士の情熱は燃えて火となり恋となった。「恋」を知ったエリザベスの身内には再び生への憧憬がわき健康は日増しに回復した。それを喜んだのはロバートであり、喜ばぬのはちちエドワードだった。エリザベスの病気回復はやがて彼女を自分の手から放さねばならぬ前提だったからである。エリザベスが父に対する愛情は父の我執、奇嬌、暴力、残虐の性格を知るに連れて恐怖と変わっていった。と同時にロバートの情熱と献身的な愛とは彼女の心に初めて人間的な温かさと明るさをもたらし、永遠に変わらぬ心の愛が生まれた。彼女はついに父を捨てて愛人に走った。陰鬱なウィンポール街の邸を去って2人に明るい南欧の旅が前途に待っていた。

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作品データ

原題 The Barretts of Wimpole Street
製作年 1934年
製作国 アメリカ
上映時間 0
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