愛のコリーダ2000|MOVIE WALKER PRESS
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愛のコリーダ2000

2000年12月2日公開,109分
R-18
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 衝撃の実話“阿部定事件”にもとづく巨匠・大島渚の名作を、オリジナル・ノーカット版で再公開。世間の道徳に背を向け性愛の世界に没頭した男女の姿を鮮烈につづる。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

 昭和初期の東京。中野の料亭・吉田屋の住み込み女中となった定は主人の吉蔵に一目ぼれ。遊び人の吉蔵も定の色香にひかれ深い関係に。女将に知られ駆け落ちした2人は待合宿で情事にのめりこむが、やがて悲劇が訪れる。

作品データ

原題
L'Empire Des Sens
映倫区分
R-18
製作年
1976年
製作国
日本 フランス
配給
ギャガ・コミュニケーションズ(提供 大島渚プロダクション)
上映時間
109分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

2.0
  • まこと

    3
    2013/3/21

    池袋新文芸坐で大島渚作品の特集上映
    併映は『戦場のメリークリスマス』

    上映10分前に劇場に着いたら…その時点で、少なく見積もっても50人以上の行列…
    しかも、朝からの混雑で、スケジュールが15分遅れて進行してるらしい
    う~む…やはり、祝日に有名作品を持ってきたせいでしょうかね
    まあ、劇場としてはウハウハでしょうw
    この手の名画座では最前列は結構人気ですが、ここは少しスクリーンを見上げるためか、ど真ん中ゲットできました
    僕的には問題なしですw

    で、始まってから分かりましたけど…これ『愛のコリーダ2000』として公開された版ですね
    オリジナルと何か違うんでしょうか…?
    尺はこちらの方が5分ほど長いようですが…オリジナル観てないから、違いも分かりませんねw

    内容はご存知の通り阿部定事件を描いた作品ですが…今の人は、アベサダなんて言われて、分かるんですかね?
    事件が起きたのは1905年…リアルタイムで知ってる人は、もう100歳超えてますしねw
    僕は唐沢俊一のマンガ(作画は誰だか忘れました…多分、唐沢なをきかソルボンヌ)で初めて知りましたがw

    前置きが長くなりましたが…この作品、何か日本よりも外国の方がウケそうな気がします
    破滅的で、どことなくデカダンな空気が漂う…着物も色鮮やかで、映像的には独特の雰囲気がありますね
    そして二人の表情なども良いですね…特に松田英子は、それほど美しいとも思えないのですが、独特の妖艶さがあります
    まあ、後半はほぼ、性交シーンしかありませんし、ストーリー的なところでは、特に評価のしようもないのですがw

    最初こそ、吉蔵が強引に定に迫り手篭めにしますが、その後は完全に定のペースですw
    実際の定も、ここまで激情的な性格だったんでしょうかね?
    精神鑑定で残忍性淫乱症(どんな病気ですか?w)と診断されたそうですから…やはり、普通ではなかったのでしょうが

    色々と理解に苦しむシーンもあります
    吉蔵に他の女を抱かせたがったり、スカルファックを匂わせる言動があったり…
    単純に愛欲とか、そっち方面の関心が強いだけなんですかねえ
    まあ、たまに、そういう探究心が異様に旺盛な人っていますしねw
    実際の定も「男性と毎日肉体関係を持たないと気がおかしくなりそうだ」って病院に相談しちゃうぐらいの色狂いだったようですから、もっと、そういう描写があっても良かった気がしますね

    解説を見ると、ラストシーンの解釈は、吉蔵を永遠に自分のモノにしたい…という事らしいのですが…僕には、プレイが行き過ぎてしまったようにしか見えなかったんですがw
    ぶっちゃけ、首を絞めるとか、現代では結構メジャーなプレイというか…僕の知り合いでも、男に頼んで絞めてもらうって人いますしね

    あの時点で、破滅的な結末しかなかったにせよ、吉さんは完全にサダの支配下にあったはずです
    考えられるとすれば、この瞬間を永遠に留めたい…って感覚でしょうか
    でも…僕としては、それもイマイチ納得しかねるんですが

    そして、何故、切り取るのか…猟奇殺人者がよくやる「記念品」的なヤツなんですかねw
    まあ、こういう事に理由を求めても仕方ないのかもしれませんし、真実は大島渚にも分からないのでしょうが…こういう映画を作るからには、やはり、何かしらの美学があるのでしょう

    女の情念みたいな話が好きな人には、観る価値あると思いますが…

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