サガン 悲しみよこんにちは|MOVIE WALKER PRESS
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サガン 悲しみよこんにちは

2009年6月6日公開,122分
PG-12
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フランスの国民的作家、フランソワーズ・サガンのスキャンダラスな人生を描いた感動作。処女作がベストセラーとなり、18歳で富と名声を手に入れた彼女の波乱の生涯をつづる。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

18歳で執筆した「悲しみよ こんにちは」が瞬く間にベストセラーとなり、富と名声を手に入れたサガン。連日のパーティ三昧に結婚と離婚。さらに自動車事故で九死に一生を得たり、スキャンダルな生き様で世間を賑わす。

作品データ

原題
SAGAN
映倫区分
PG-12
製作年
2008年
製作国
フランス
配給
ショウゲート
上映時間
122分

[c]2008 ALEXANDRE FILMS [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.8
  • ミチさん

    4
    2011/3/14

    サガンに関しては、「悲しみよこんにちは」の原作を読み、映画を観てから、この「伝記」にたどりつきました。まず違和感から言えば、映画「悲しみよこんにちは」がいきなり英語で始まったことかな。それに対し、この作品は当然のことながら、フランス語であり、雰囲気的には良し、良し、という感じ。
    サガンの世界ってのは、ちょっと分かりにくいのだけど、どうして、彼女の周りには、同性愛者が多く集まって来るのでしょうね。だから全体としては、男の世界と言うか、女の世界と言うか、それをミックスした不思議な世界。でも逆にそういう関係が長続きしない。そしてドラッグへの依存。まあ、現在でもあり得る文化人の退廃、アンニュイなのかな。日本だと太宰か。

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  • すすむA

    5
    2010/3/12

    「作家は二度死ぬ」というのは、最初は執筆が出来なくなる精神の死、次は文字通り肉体の死を指す言葉だが、しかしそれ以上の死もあるのかと、今回この映画を観て感じた。フランソワーズ・サガンはこの映画によって「3度目の死」を与えられた。

    1954年の『悲しみよこんちには』の衝撃的なデビューから50年代の終わりまでに書かれた初期の幾つかの作品を除けば、サガンは日本ではもうほとんど顧みられる作家ではなかったのではないか。私は良く読んだ方だと思っていたが、書架の奥に未読の著書が2冊見つかった。2004年の死亡記事も小さな扱いだったと記憶する。

    彼女は忘れられたが、特に日本では彼女と同じような作風を持つ女性作家が続々と後を継いだ。女性に対する社会の縛りの度合いが、フランスと日本で似ていたせいだろうか、それら作家の名前を挙げればきりがないだろう。彼女は女性だけが持つ憂鬱や屈託を描ける作家の元祖だった。

    本人は写真で見るのみだが、シルヴィ・テステューのフランソワーズ・サガンは、雰囲気がとても良く似ていて好演だった。天才作家の生き方に対して道徳的な批判は成り立たない。彼女はそのように生きたのかと感嘆するばかりだが、映画も余計な情緒を交えず、彼女の生そのものを描ききったと感じられる作品だった。

    この映画が作られたことで、サガンは自分の死に一つの決着を得たのではないだろうか。素晴らしい作品を作った監督に拍手を惜しまない。
    (横浜ランドマークホール「新名画座」で鑑賞)

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  • ヘンマニア

    2
    2009/7/12

     38歳の女優、シルヴィ・テステューの役者としての頑張りをみるという視点から鑑賞すれば、それなりに楽しめる。10代の生意気な娘から死を控えた老女まで、必死に演じている(演じきれたかどうかは別問題として……)。特に、酔っ払いの演じ振りには努力賞をあげたい。
     作品としていえば、なんとも荒っぽい作りだったような気がする。サガンの素人にとっては、分かりにくく消化不良な感じが残った。

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