ザッツ・エンタテインメント|MOVIE WALKER PRESS
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ザッツ・エンタテインメント

1975年3月21日公開,135分
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トーキー黎明期の1929年に作られた「ホリウッド・レビュー」や「ブロードウェイ・メロディー」に始まって、1958年の「恋の手ほどき(1958)」に至るまで、その間に作られた75本のMGMミュージカル作品を中心に構成した作品。製作・監督・構成はジャック・ヘイリー・ジュニア、製作総指揮はダニエル・メルニック、音楽監督はヘンリー・マンシーニ、音楽監修はジェシー・ケイ、編集はバド・フリージェン、スペシャル・キャストはフレッド・アステア、ビング・クロスビー、ジーン・ケリー、ピーター・ローフォード、ライザ・ミネリ、ドナルド・オコンナー、デビー・レイノルズ、ミッキー・ルーニー、フランク・シナトラ、ジェームズ・スチュアート、エリザベス・テイラーなど。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ハリウッドのMGMスタジオをバックに、フランク・シナトラが語りかける。1929年「ホリウッド・レビュー」が作られ、後年ジーン・ケリーによって大ヒットとなった「雨に唄えば」が、すでに、ここで歌われていた。そして、それが1932年の「キートンの歌劇王」の中でジミー・デュランテに唄われ、更に1940年の「リトル・ネリー・ケリー」でジュディ・ガーランドに引きつがれ、1952年の「雨に唄えば」の大ヒットにつながっていくのである。こうしてひとつの唄が時代と共に変化していく過程を見せ、シーンを構成していく。超豪華なセットで数千人のエキストラで埋めつくした大作「巨星ジーグフェルド」の圧巻シーン。そしてフレッド・アステアとエレノア・パウエルがコンビを組んで絶妙なタップを見せる「踊るニューヨーク」の一場面。シナトラにバトンタッチされて登場するのはエリザベス・テイラー。自らの若い頃の時代をふりかえりながら、ミュージカルの楽しさを語る。クラーク・ゲーブル。ゲーブルこそハリウッドが生んだ歴史的な大スターだろう。その彼のブロマイドを見ながらうっとりして唄うのは、今は亡き幼い頃のジュディ・ガーランドだ。ガーランドといえば彼女との共演が一番多かったミッキー・ルーニーが思い出される。二人のコンビ作「初恋合戦」「青春一座」「ブロードウェイ」などが次々にバラエティ風に写し出される。アメリカのミュージカルの中で忘れてならない最高のエンタティナーといえばフレッド・アステアだろう。「ダンシング・レディ」ではジョーン・クロフォードと、「バンド・ワゴン」ではシド・チャリースと、そして「恋愛準決勝」で踊りまくる抜群のテクニックにはしばしば時の経過を忘れる。デビー・レイノルズもこの頃デビューした。同じ頃全く別の意味で一世を風靡した特異なスターが誕生した。水着ショーを売りものにしたエスター・ウイリアムズがそれだ。アステアとならんで、もうひとりのエンタティナーといえばジーン・ケリーだろう。「雨に唄えば」の傘をさしながら踊るシーン、フランク・シナトラ、ジュールス・マンシンと組んだ「踊る大紐育」、マンガの主人公トム&ジェリーと踊る楽しい「錨を上げて」などなど。次にライザ・ミネリが登場し、母ジュディ・ガーランドのことを語る。ガーランドはアステアやケリーとならんでハリウッドに一大ミュージカル時代を築きあげた大女優だ。そのヒット作「オズの魔法使」にはじまり「ハーベー・ガールズ」「美人劇場」「サマー・ストック」など、彼女の見事な歌と踊りを次々に披露する。そして、今や世界のポピュラー界の大御所ビング・クロスビーが登場する。彼の初期のヒット作「虹の都へ」から、モナコの王妃となったグレース・ケリーとのラブ・シーンを見せる「上流社会」が写し出される。

作品データ

原題
That's Entertainment
映倫区分
G
製作年
1974年
製作国
アメリカ
配給
松竹=富士映画
上映時間
135分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.3
  • ettam

    5
    2013/9/24

    ハリウッドの大手スタジオMGMの50周年記念として制作されたこの作品。MGMといえば、本編が始まる前にライオンが「ガオー」というあれです。

    これまでに約200本のミュージカル作品を制作してきたMGMの作品。フランク・シナトラやジーン・ケリー・エリザベス・テイラー、ジェームズ・スチュワートを始めとした一流スターがミュージカル作品について語ってくれます。多くのミュージカル作品が上手く編集されており、あまりミュージカル作品が好きではない私でもすごく楽しめた作品でした。
    中でもエスター・ウイリアムズはMGMの敷地内に彼女専用のプールがあったと紹介されています。彼女はもともと競泳選手で、その後モデルを経てMGMにスカウトされたそうです。彼女の水中レビューは圧巻です。MGMもかなり制作費を使ったのではないかと思いますがエンタテイメント性はかなり高く魅力的な作品がいくつか制作されているようでした。
    近年の作品ではこれらのようなミュージカルは作られませんがミュージカルが一時のブームであったことは間違いなく、特にタップダンスで魅せてくれる作品も多く実際に全編を観てみたいと思える作品も多々ありました。
    サイレントの時代からトーキーに入ると、なまりのヒドいスターは使いづらくなり、ブロードウェイから新人を発掘し映画スターになった人もいたと言います。ハリウッドも見た目だけのスターではなく、トーキーになったことでエンタテイメント性を重視し、それにふさわしい人を集めたのですね。やはりミュージカルは一流のエンタテイメントです。

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  • 2006年から映画

    5
    2011/5/26

    MGM社の50年がそのままミュージカル映画50年の歴史になるなんてすごい!

    最初のミュージカル映画から全盛期の名場面までを往年の名優達が紹介してくれます。

    午前10時の映画祭赤の50本で「雨に唄えば」を見ましたが知っているのはそれくらい。
    フランク・シナトラやクラーク・ゲーブルも名前を聞いたことがある程度。なのでMGM社25周年パーティーでスターがずらっと並んだと言われても誰が誰だかわからない・・。

    それでも華麗なタップダンス・お金をかけた豪華なセット・数千人規模のエキストラは見る価値十分!

    予算がない映画とある映画の差が激しい!
    水中ミュージカルなんてあったのですね。

    ジーン・ケリーが紹介したアステアの踊りが素晴らしい!
    歌って踊って!これぞエンターテイメント!

     ・ミュージカル好きな方
     ・映画好きな方
     ・古きをたずねて新しきを知りたい方
      にお勧めです

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