旅立ち 足寄より|MOVIE WALKER PRESS
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旅立ち 足寄より

2009年1月24日公開,112分
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人気歌手、松山千春の自伝小説「足寄より」を映画化した青春ドラマ。デビュー前の彼と、その才能を見出したラジオ局ディレクターが育んだ絆を、力強くも温かに映し出す。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ある音楽コンテストに出場した19歳の松山千春は、自作曲「旅立ち」で観客を圧倒するものの、生意気な言動が災いして落選してしまう。だが、審査員を務めていたラジオ局ディレクターの竹田から声を掛けられる。

作品データ

製作年
2008年
製作国
日本
配給
エム・エフボックス
上映時間
112分

[c]2008 PLUSMIC CFP [c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.5
  • りおんぬ

    4
    2009/3/10

    大東俊介を観に行った映画
    だったのですが、思いのほか面白かった。
    もちろん原作は未読です


    竹田さんをずっと信じて足寄で待っていた千春にきゅんとした。
    友情、信頼関係の描き方がベタ・・!
    と思いながらもその信頼関係がうらやましくなったり
    その姿が私には眩しく映ったりしました。

    千春の家の新聞社の風景、喫茶店で友人とたむろする姿、その日常風景の雰囲気が好きです。


    心が温かくなったり切なくなったり
    こういう作品もたまにはいいなあと思いました。

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  • HAL

    3
    2009/2/1

    映画の日1000円渋谷シアターTSUTAYA9:55開演一人で。

    大学生時代、メジャーになった松山千春、女々しい歌詞が気に入らず無視していました。同級生(石巻市出身合気道部のI君)から、とにかく一度聞いてみろと渡されたカセットテープ『起承転結』、悔しい事にはまったのです。貪るように下北沢の貸しレコード屋(この頃やっとできはじめ)から借りて友人に録音してもらい、ラジカセで聞きまくったのです。今はツルッパゲの千春ですが、ふさふさの髪靡かせて歌う姿はかっこよかった。その頃視聴率抜群のベストテンにもなかなか出ませんでした。かえって希少価値ありました。さて自伝的映画楽しみです。


    まず、歌声を松山千春本人にしたことは大正解。彼の歌が好きだから、それも期待して、この映画見に来ているはずだから当たり前ですが。
    はっきり言ってグダグダの大アマ脚本なんですが、私、こういうのに滅茶苦茶弱いのです。ラストのアンコールは涙ぐちゃぐちゃでした。わかっていてはまるのは気持ちがよいのです。

    1977年頃の足寄(あしょろ)の街並、小道具の数々(TDKのカセットテープ、タンノイのフルレンジスピーカー、AKAI.LO-Dのカセットデッキ、多分TEACのオープンリールデッキ、がきデカ表紙の少年チャンピオン、様々なラジオ、アナログレコードEP盤はあんな風に柔らかいビニールに入っていました、王のホームラン記事等々)、北海道の美しい自然と青い空。頑固一徹の寡黙な親父に泉谷しげる(うるさくない彼は良い)チョイ役だけど引き抜き図る悪徳?プロダクション津田寛治、20世紀少年第2章でも悪徳警官やった佐藤二朗がフォークソング大会の司会、いつも悪役の渡辺哲が理解あるSTV常務をやり印象に残りました。残念ながら主役陣がいまひとつなんです。

    結局、松山千春は酒辞めたのでしょうか?

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  • 櫻乱

    5
    2008/11/24

    松山千春の唄は
    諸行無常、花鳥風月、春夏秋冬、そして起承転結と人生も。
    四季を織りなす自然も移ろい、人の心も移ろう と唄う。

    自叙伝【足寄より】を原作に。
    昭和54年(1979年)デビューして2年目、23歳。
    そこには生意気で、純粋で、優しくて、力強いメッセージがある。


    足寄で地方新聞をしていた父(泉谷しげる)。貧しすぎる家屋。
    父親の手伝いをして、くすぶっている千春(大東俊介)。
    STVディレクター竹田氏(萩原聖人)との出会い。
    足寄より札幌へ。「旅立ち」でデビュー。
    そして、哀しい函館のステージ・・・

    映画は原作の内容を抜粋していたが、
    恩師STVプロデューサー竹田氏との信頼関係、
    友人たちとの友情、父親との親子愛を丁寧に描いていた。
    (時計台、STV社屋、ラーメン横丁、赤レンガなど見慣れた札幌ロケ地も)

    特に竹田氏と千春のビジネスの損得抜きに
    お互いの夢・情熱に向けてのつながりは、
    私の人生の転機で関わり合った人たちを想い出させた。

    泉谷しげる演じる父親が営む新聞社の場面でも、
    私の父親が昔田舎で印刷屋を経営していたこともあり、
    懐かしいインクのにおいもスクリーンからしてきた。

    雪化粧の白い夜、真っ直ぐに立つ白樺、肌寒い櫻の頃、
    突き抜ける大きな青い空  季節は巡る。
    人生を共に歩んでくれる人たちとの出会い  季節は巡る。

    松山千春の唄は
    諸行無常、花鳥風月、春夏秋冬、そして起承転結と人生も。
    四季を織りなす自然も移ろい、人の心も移ろう と唄う。
    それは 変わらない人の心を信じていたい という想いでもある。


    同じような青年の生き方がテーマの実話、
    米【INTO THE WILD】(’07)〔原作:荒野へ〕とは、とても対照的。
    裕福なクリスが旅の果てに見つけた真理は、
    貧しい千春は既に知っていた当たり前のことだった。

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    ネタバレあり
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