西田敏行
ハマサキデンスケ
国民的人気コメディ・シリーズ最新作。おなじみハマちゃん&スーさんの釣りバカコンビが、大分県の豊かな海を舞台に騒動を巻き起こす。常盤貴子、竹内力らがゲストで出演。
※結末の記載を含むものもあります。
鈴木建設の会長となったものの、多忙なスーさん。一方、相変わらず釣りに夢中なハマちゃんは仲間たちと社員旅行へ。幹事である総務部の波子の兄が目的地・大分の漁師だと知った彼らは早速、釣りの手配を頼む事に。
ハマサキデンスケ
スズキイチノスケ
ハマザキミチコ
カワイナミコ
タカダダイスケ
カワイコウヘイ
タカダヤスヒコ
ハマサキコイタロウ
オオタハチロウ
スズキヒサエ
マエハラウンテンシュ
ホッタシャチョウ
フナキカチョウ
カワイエツコ
[c]キネマ旬報社
純朴な派遣役を好演した常盤貴子さんにハートキュンキュンでした。
大学出て10年という設定、実年齢にほぼ近い役でした。
西田敏行さんはNHKの朝の連ドラ「瞳」のお爺ちゃん役が実年齢に近い。
三國連太郎さんも高齢で演技が大変そうでした。
ラストで世襲で社長を決めたいような発言がありました。
大笑いはありませんでしたが、軽い笑いと涙が楽しめます。
でも、見せ場は松竹映画「祝辞」のパクリでした。
このパクリはちょっと哀しいです。
このシリーズは安定感あります。浜崎という昭和キャラクターは、もはや平成の世では絶滅しているのですが、懐かしさをあってつい見てしまいました。特に今回は面白かったと思います。大げさにいうなら、日本に生まれて良かったという作風です。客層は中高年が多いことは言うまでもありませんが、結構受けてましたね。この層にはぴったりの内容です。特に、結婚スピーチのシーン最高でしたし、また、キャスティング面でも常盤貴子がよく、上京して数年、不安定な身分ということもあり、生き方にも迷いが生じつつあるOL役を好演しています。このように、人生の節目や社会の世相なども作品に反映させる演出が本作の受ける点かと思います。