スミス都へ行く|MOVIE WALKER PRESS
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スミス都へ行く

1941年10月9日公開,129分
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政界の陰謀術策によって傀儡議員に祭り上げられた純心直情な青年が、腐敗政治を糾弾するという正義と愛情の美しさを描いたヒューマンドラマ。監督は「素晴らしき哉、人生!」の巨匠フランク・キャプラ。主演は「めまい」などで知られるジェームス・スチュアートほか、クロード・レインズなど。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ある州の上院議員フォーリーが急逝した。焦ったのは同僚のペイン(クロード・レインズ)であり、その黒幕である州財界のテイラー(エドワード・アーノルド)及び州知事のホッパー(ガイ・キビー)たちだった。なぜなら、今彼に死なれたことは、彼等が不正な巨利を貪るべく計画していたダム建設案を通過させるために大痛手だったからである。直ちに対策が講ぜられ、自分たちに有利な後任議員を指名する必要に迫られ、政界の事情には盲目同然の少年団長ジェフ・スミス(ジェームス・スチュアート)が選ばれた。スミスは首都ワシントンに赴き、美しい女秘書サンダース(ジーン・アーサー)の協力を得て議員生活の第一歩を踏み出すことになった。しかし青二才の身で手練手管の必要な国会に出席する非を悟ったスミスは辞職したくなり、ペインの許に赴いた。スミスは、亡父の親友としてペインを尊敬していたので、彼に宥められて辞職を思い止まった。それに故郷のウイレット河一帯に少年村を建設することは彼の年来の宿望でもあったので、ペインにすすめられるままその議案を起草し提出すべく、サンダースを相手に仕事を始めた。一方、ペインはスミスが少年村を建設するというウイレット河とういうのが、彼等がダム工事用地として政府に売り込もうとしている土地であることに気づき、スミス案を阻止せねばならぬハメになった。そしてペインは彼の除名動議を提出することになった。スミスはこの正義なき議会に失望し、いよいよ辞職を決議するが、サンダースから今こそ国家に必要な人物になるべきだと激励され、翌日の議会に臨んだ。彼は発言を求め、ダム工事にまつわる不正行為を摘発し、事実を明らかにするまでは発言権を譲るまいと演説を続けた。しかしスミスの正論はテイラー一派の策動に遮断されてしまう。スミスは諦めずに猶も正義の獅子吼を続けたが、演説開始以来二十四時間を経て声も途絶えがちとなってしまう。かくしてスミスは、席上でペインを面詰して倒れてしまった。ペインはこの正義の声に自責を感じ、自殺しようとしたが果たせず、遂に議場において一切の真相を告白し、スミス説を承認した。スミスの苦闘はかくて酬いられたのであった。

作品データ

原題
Mr. Smith Goes to Washington
製作年
1939年
製作国
アメリカ
配給
コロンビア映画
上映時間
129分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.5
  • 夢寝

    5
    2013/7/21

    キャプラ&スチュアートのコンビは3本あり本篇は第2弾
    同時に最高傑作だと断言したい。
    テーマが『汚職と摘発』だから70余年を経ても全然古さを感じないのだ。

    ‘青臭い事を言うな!’と忠告してくれる親切な世渡り上手には何度も遭遇したが
    ジェフ・スミスみたいな真摯に青臭い正義感を貫く人物に出逢った事はない。

    「十二人の怒れる男」の八番陪審員(ヘンリー・フォンダ)や
    「アラバマ物語」のアティカス・フィンチ(グレゴリー・ペック)
    正義漢は皆、スミスの影響下にあるのだと確信。

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