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NY、パリ、ソウルという大都市で暮らす3人の鬼才監督が、独自の視点で東京の真実の姿をとらえる“東京三部作”の一遍。監督は「エターナル・サンシャイン」や「恋愛睡眠のすすめ」で独特のロマンティック・コメディのスタイルを確立したミュージック・クリップ界の鬼才、ミシェル・ゴンドリー。本作では“私は何のために生きているの?”という普遍的な問いを、ゴンドリー・ワールドともいえるキュートでファンタジックな世界に包み込み、不思議な優しさあふれる物語が展開する。出演は、監督がオーディションで「思い描いていた主人公の女の子がやってきた!」と見初めた藤谷文子、監督たっての希望でキャスティングが実現した加勢亮、伊藤歩大森南朋妻夫木聡でんでんほか。

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大雨の東京。駆け出しの映画監督の恋人アキラ(加勢亮)とともに、ヒロコ(藤谷文子)は上京してきた。二人は、高校時代の同級生で東京で一人暮らしをしているアケミ(伊藤歩)の部屋に、少しの間泊めてもらうことになっていた。久しぶりの再会を喜ぶ三人。可愛いらしいものであふれているアケミの部屋は窮屈だったが、二人はつかの間の安らぎを得る。翌日、アケミとの約束どおり、二人はアパート探しに出かけるが、少ない予算での部屋探しは、ベランダに猫の死骸がある部屋など散々なものだった。憂鬱な気持ちのヒロコは、昨夜の会話の中でアキラが自分に向けた「志が低い」という言葉も気になっていた。納得がいかないヒロコはアキラに自分の気持ちをぶつけ始める。「夢とか志がないっていうけど、私だって絵や写真も好きだし、本もいっぱい読むもん!」だがアキラに「それは趣味。自分の作り出すものによって、世の中に自分というものが定義できなきゃダメなの」と言われ、さらに気落ちしてしまう。そんな彼女をよそに、アキラはいつのものように自分で作り上げた奇想天外なストーリーを一方的にしゃべり始める。自分の想いを汲み取ってくれない身勝手な行動にヒロコの心は曇る一方だ。早くアケミの部屋を出ないといけない二人は、お金を稼ぐためアルバイトを探し始める。偶然通りがかったお店でラッピングの仕事の試験を受けることになるが、結果はアキラだけが合格。何をやっても不器用な自分に、ヒロコはどうしようもない不甲斐なさを感じる。翌日からアキラはアルバイトに出かけ、ヒロコは一人でアパート探しを続けるが、相変わらずひどい物件しか紹介されないでいた。アケミの部屋に居候をし続けたまま、ついにアキラの映画上映日がやってきた。二人は、通常はポルノ映画を上映している映画館に意気揚々とやってくる。アケミの彼のタケシ(妻夫木聡)も来場し、賑やかに上映はスタート。「スクリーンの境界をぶち破り、観客を巻き込みたい」という気持ちを抱くアキラは、上映と併せて、持参したスモークマシーンでもくもくと煙を立てるが、結果は多くの観客を咳き込ませることに。なんとか上映は終了し、たくさんの観客から声をかけられてご満悦のアキラを横目に、ヒロコは自分の居場所が全くないことを感じていた。翌朝、アケミとタケシ、アキラの三人はすでに仕事に出かけ、最後に起き出したヒロコは、自分の体に異変を感じる。慌てて鏡をみると……そこには、お腹が空洞になり、体の一部が木になっている自分の姿が映っていた!

作品データ

製作年 2008年
製作国 フランス 日本 韓国 ドイツ
配給 ビターズ・エンド
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キャスト

ヒロコ 藤谷文子
アキラ 加瀬亮
アケミ 伊藤歩
タケシ 妻夫木聡
ヒロシ 大森南朋
キカイコウ でんでん
フドウサンヤノダンセイ 光石研
フドウサンヤノオンナ 入口夕希
ショッキヤノテンチョウ 峯村リエ
シャリョウホカンセンターノジュウギョウイン 樋浦勉
ホンダヲノリマワスチンピラ 森下能幸
ビジネスマン タケシノオジ 石丸謙二郎
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2020/7/13更新
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