映画-Movie Walker > 映画作品を探す > 百万円と苦虫女 > レビュー

投稿レビュー(53件)百万円と苦虫女は星4つ

1000000円 (投稿日:2017年3月30日)

百万円と苦虫女 written by 9.629
或る女の話。どこにでもいる普通の、少し要領が悪くて損ばかりしている。どこにでもいそうな若い女の子の話。今時よくある成功し過ぎる安っぽい癖に着飾ったドラマよりも親近感が持てるので気持ちよく見る事が出来た素敵な映画です。働いてお金を稼いで、それ程贅沢さえしなければ十分生活は出来ます。なにも虚勢を張っていい暮らしをしている事を演じる必要なんてないです。先ずは金。金、金、金。時給800円とかでもいい。人が生活をするのにそこまでお金は掛からないし、数年、働いて貯金をしてお金を貯めて、そして気まずくなったらサヨウナラ。流浪する不器用な女の子は、不必要にものを荒立てたりなんてしないんです。
蒼井優が名女優だと納得しました
蒼井優、森山未来、ピエール瀧。そこそこ落ち着いた俳優陣です。気を張らずに映画を見れるので楽です。蒼井優が演じる鈴子は、思いがけず前科持ちになってしまいます。戸惑った表情や、気まずくて、でもなんとかしようとするあどけない表情がかわいらしいです。がんばる姿に胸を打たれるので、すぐに鈴子を応援したい気持ちになります。前科持ちになった事に引け目を感じて幸せを手放してしまうのは勿体ない。世の中、人にはいろいろ事情があるし、無駄に関わろうとする必要なんてないです。人を傷つけるのも人。人を守るのも人。寄り添っていたい。生きていくなら、傍にいてほしいと思う人は? »ガイドライン違反報告

投稿:9.629

評価:4
星評価

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

まぁまぁ面白い映画だった (投稿日:2014年8月19日)

観ようと思ってからなかなか観なかったが、観てみると「まぁまぁ面白い映画」であった。
ただ、スッキリしないラストがイマイチ。

留置場から女(蒼井優)が出てくるところから、この映画は始まるが、「シャバか~」の呟きに続いて、「♪シャバダバダ~」のイレブンPMテーマ曲は笑えた。

「働いて百万円貯めたら家を出る」と言って家を出た女は、一箇所の所に留まることなく、「百万円たまったら、他の場所に行く」と居場所を転々とする。「海の家」ではカキ氷の才能、「農村」では桃収穫の才能から『桃娘』にされそうになったりする。
この農村で、ピエール瀧が女を朝起こす場面では、江口寿史の大傑作漫画『ストップひばりくん』の完全なるパクリあり。

「ガーデンセンター」では男(森山未來)と出会って、恋に落ちるが…
といった感じで物語が進んでいく。

しかし、ラストの曖昧さが非常に後味悪く、それまでがなかなかの出来であっただけに、残念であった。
»ガイドライン違反報告

投稿:たっかん

評価:3
星評価

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

にがむしむしむしスキスキしゃばダバー (投稿日:2014年4月23日)

おそらくこの映画にメッセージを見つけることはできる
苦虫女もそれっぽい良いことも言ってるし。

でも、この映画の本質は本当に魅力のあるところはきっとそうじゃなくて、苦虫女の暮らしかたや生きてるその感じをそのままに感じるところにあるんじゃないかな。この映画自体の感覚(映画は人間じゃないから作ってる人たちの、となるんだろうけど)にわたしは魅力を感じる。

何処か誰も知らないところに行って暮らしたい、徐々に知られてきたら、また違う知らないところへ行って暮らしたいっていう感覚は多かれ少なかれたくさんのひとが経験したことのある衝動じゃないか。私はたぶん人よりその衝動が強い。そういう時って衝動や切迫感を感じる人も多いんじゃないかと勝手に推測するけど、この苦虫女はそれを感じさせない。内ではそういうものもあるかもしれないけど、もっと淡々ととんとんと、それがそれであるものとして、そこに立って生きている。苦虫踏んだみたいな笑顔かもだけど、頭の中は苦虫踏んでない。just the way it isってそれがそれであるままに、とも訳すけど、そんなもんだよ、って訳してるのも見たことがある。まさにjust the way it isもしくはlife isなのだ。

最後のあの、よくある勇気の成功体験とは異なる結果も、まあそんなこともあるよね、って別に悲観でも諦めでもなく、むしろ微笑むように見ていた。

それでいて勝手にポジティブイメージ化されるような淡々とした人では、苦虫女はない。普通の感情、反応、コミュニケーションを持っている。そこも変に映画ナイズされてなくて良い。

とても伝わりにくい文章になったかもで申し訳ないが、要するにこの映画からメッセージを掴もうとするのは、個人的になんだか無粋な気がするのだ。いちいち映画にメッセージって題をつけなくてもいいじゃないか。だから要するに、蒼井優すげーつくったひとすげー微妙なのを形にして頭いいーもっかい見たいなあって感じなのだ、うん。 »ガイドライン違反報告

投稿:わーい

評価:5
星評価

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

自分を探さない=逃げる (投稿日:2014年4月17日)

刑務所から出所するシーンから始まるこの映画。
それも他人は起こしたことの泥をかぶった形の罪で…。
それから、主人公の100万円の旅が始まります。新しい土地に移って、100万円が貯まったら、次の土地へ、という旅が。それぞれの土地でそれぞれのドラマが待ち受けています。恋、地域、愛…。
不可抗力による不幸…誰にでもあります。争いや面倒なことを避けたいがため、言いたいことを言えず、自分を犠牲して我慢してる人。主人公はそんな人です。
「自分探しの旅じゃないです。自分を探さないためにいろんな町に移り住むんです。自分から逃げてるんです。」
主人公演じる蒼井優のセリフです。人間は社会の中で生きなければなりません。でも社会の中で生きるのは、自分を我慢する必要があります(そうでもない人もいますが…)。その我慢ができなくなった時、そこを出て行きます。それを「逃げる」と表現したのでしょうか。
「逃げる」ことができてるうちは、いいですね~。
»ガイドライン違反報告

投稿:あちゃぺ

評価:2
星評価

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

労働 (投稿日:2010年6月22日)

▼ネタばれ(クリックして読む)

 
だいたい警察の取調べはあんなものだと思う
世間の99%の方々は
一生ああいった場所に引き込まれないだろうが
警察だって所詮は役所
警官だって所詮は役人
自分の、というか伝統的な役所の論理で
役人的な「劣等感に基づく」優越感で
一般市民を裁いて 悦に入るのが習性
 
さてさて主人公は
前科一犯のレッテルを貼られてしまった
レッテルは役人の世界だけではなく
一般社会の偏見をも先導(扇動)するバロメータ
ゆえに主人公が
転々とするきっかけとなり得るのだが
この物語
見かけは自分探し
実は自己否定という設定のようだが
やはり裏の裏でこれは自分探しだろう
とにかく主人公は誠実に労働する
 
あまりにも真面目すぎる
真面目ゆえに弟の悲劇に気づかない
しかし弟は姉を超えてしまう
というか
行政に同じ仕打ちを受けてしまう運命
 
区役所の人の電話応対が悪いので
きちんと名乗らせて対応を求めたら
親の介護保険を却下されてしまった(実話)
 
組織の中で要領よく生きていける人は
どうぞご自由に
不器用に生きていくしか道がない人間は
逃げて逃げて逃げまくって
それでも意地で働いて生きてゆく
 
各出演者の醸し出す人情味がいとおしい »ガイドライン違反報告

投稿:とらとら☆TRTR

評価:3
星評価

1人が他の人に読んでほしいレビューだと思いました。

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

向き合うことの難しさ (投稿日:2010年3月30日)

自分の知らない場所に行っても所詮、人間がいる限り、働く限り誰かと繋がらないといけないし、向き合わなければならない。

主人公はあることで警察に捕まりそのために家族(この場合弟)に迷惑がられてしまう。(でもそれは自分がそう思い込んでいる節も会って必ずしもそうではない)

彼女は100万円を貯めて家を出た。
何故100万円なのか?

100万円あればとりあえず家を借りて、次の仕事が見つかるまで当座の生活は凌げるから…。

そういうことを繰り返した中でも弟に手紙を送り続ける主人公。自分がいないことで彼の望む事がかなうのだと思ってるが、その弟は学校でクラスメイトから毎日のようにいじめを受け続けている。(主人公は悪い原因は自分にあると思いこむ節がある)

姉がいなくなって弟は自分が我慢すれば時間が解決してくれるだろうと思いつつも現実いじめはエスカレートしていくばかり。

いじめられているのは自分なのになぜか自分勇気を出した行動のために反対に加害者のようになってしまう弟。世の中の正義って何なのか…

そして主人公も愛する人と出会う。
彼は100万円になると自分のもとから離れていくのではないかと思い、わかれないために色々する。

誰かがいようといなくても結局その結果は自分に返ってくる。自分を正当化する理由を探すんじゃなく、自分がどうしていくのかが大切なのだ。

誰かと向き合うためにはまず自分自身に向き合うわなかればならない。

そのためにまた次の居場所を探すのだろうか… »ガイドライン違反報告

投稿:馮美梅

評価:3
星評価

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

自分の行く道 (投稿日:2009年10月9日)

▼ネタばれ(クリックして読む)

21歳の佐藤鈴子。
何処にでもいるようなウェイトレスをしているアルバイト。
ルームシェアを始めたはずが…とある理由で前科者になってしまう。
実家に戻れば弟からのバッシング。
家に居づらくなった彼女は必死にバイトをし100万を貯め、土地を転々とする。
100万円貯まれば別の土地へ移り住み。
中島との恋愛そして別れ。
届いた弟の手紙に涙。
移り住む度強くなる彼女の成長記かなと思う。
あまり期待してなかったけどちょっと泣けたりする。 »ガイドライン違反報告

投稿:めめこ

評価:3
星評価

1人が他の人に読んでほしいレビューだと思いました。

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

百万円たまったらこの街を出て行きます (投稿日:2009年9月24日)

鈴子の気持ちは
わかるけど
わかんない

百万円たまったら出て行きます

新しい生活
今度こそは頑張ろう

すれ違いが切なかったけど

きっと人生そんなもんだね

クラムボンの郁ちゃんが歌う主題歌がよかった »ガイドライン違反報告

投稿:asaco

評価:4
星評価

2人が他の人に読んでほしいレビューだと思いました。

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

人生、そううまくはいかない (投稿日:2009年8月7日)

百万円をためては転々とする鈴子が
「自分探しをしているの?』と訊かれたとき

「どうやったって 自分の行動で 
自分は生きていかなくてはなりませんから。
 探さなくたって いやでも ここにいますから」

と話したのがとても印象的。

どこにいっても所在がなくて、いっそ誰も知らないところへ行く鈴子。
でもやっぱりそこでも誰かと出会い、自分の居場所を探す。

人との出会いって、めんどくさいこともあるけど
けどそれが人生を豊かにし 自分を成長させてくれる。

しかしながら
人生 そううまくもいかない。
わたしたちも こんな風にすれ違いながら生きてるんだろうな、と。

ドラマティックにではなく、まったり、教えてくれます。 »ガイドライン違反報告

投稿:PUI

評価:4
星評価

3人が他の人に読んでほしいレビューだと思いました。

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

意外に感動 (投稿日:2009年8月5日)

蒼井優と森山未来が好き
ただそれだけの理由で見てみました。

なんとなく
パッとしない内容かな、と思いつつ
見ていましたが…

弟とのやりとり に不覚にもホロリときました。

そして…
森山未来の本心を読めなかった自分が悔しかった。 »ガイドライン違反報告

投稿:TAKI

評価:4
星評価

2人が他の人に読んでほしいレビューだと思いました。

あなたはこのレビューをお勧めしますか?

はい

上へ戻る

最近チェックした映画館・映画
おすすめ特集

おすすめ情報

見て良かったランキング
サーホー
サーホー

『バーフバリ』シリーズのプラバースが主演を務めたインド発のクライムアクション

ジョン・F・ドノヴァンの死と生
ジョン・F・ドノヴァンの死と生

人気俳優の死の真相に迫る物語を描いた『マイ・マザー』のグザヴィエ・ドラン監督作

弥生、三月 -君を愛した30年-
弥生、三月 -君を愛した30年-

遊川和彦監督・脚本×波瑠&成田凌W主演で30年に及ぶ男女の愛を紡ぐラブストーリー

Facebook&Twitter
MovieWalker_Facebook MovieWalker_twitter

映画-Movie Walker > 映画作品を探す > 百万円と苦虫女 > レビュー