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投稿レビュー(6件)レンブラントの夜警は星3つ

漆黒の闇の中から真実の愛 (投稿日:2009年5月23日)

 万人にお薦めできる映画ではありません。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のような画面に一枚の絵画を見るような映像美を期待すると落胆されるでしょう。映画は舞台劇を見るように進行しますが、レンブラントライト技法と呼ばれる斜め上方からの光彩は現在の撮影方法としても使用されており、映画も光と影が鮮烈なコントラストを形成して圧倒的な映像美を堪能出来ます。

 バロック三大画家の一人として、富と名声を欲しいままにしていたレンブラントは「フランス・バニング・コック隊長の市警団」=「夜警」を完成させた後に、多額の借金を抱えて債務不履行に陥りますが、その謎解きをピーターグリナウェイが大団円で明かします。まさに美術研究家の面目躍如の瞬間ですが、映画の中盤は間延びしており、私は不覚の睡魔に襲われました。

 現代ではペンによる告発で悪を暴きますが、レンブラントは当時流行した集団肖像画にストーリー性を持たせて、市民たちを護る筈の夜警団の金銭的不正、謀略、セックススキャンダル、殺人を告発したのですね。長年のミステリーであった画面の中央部分に描かれた少女に光のスポットが当てられている不可思議さはレンブラント最初の妻であるサスキアと解釈していましたが、この映画の説得力は見事にそれを氷解させてくれます。いずれにしても二人目の悪妻を経て、三人目の妻であるヘンドリッケこそが糟糠の妻であり、困窮した生活ではあったが、どん底、暗闇に光が浮上するレンブラントの絵のように、漆黒の闇の中から真実の愛を見出したのでしょう。 »ガイドライン違反報告

投稿:晴耕雨読

評価:4
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レンブラントがよほど好きなら見てください (投稿日:2008年3月9日)

正直、寝てしまったくらい何も残らない作品です。
絵画でスキャンダルを告発といっても、いつそのスキャンダルが起こったのかわからなかったし、
これをミステリーと言うのならちゃんと謎解きをするべき。

映像は美しかったが、なんだか舞台劇を映画にしたような感じで、私には合いませんでした。
先に書いたようにレンブラントによほど思い入れのある人、すなわちグリーナウェイ監督が自分の見たい作品を撮ったということでしょうか。
万人に勧められる映画では決してありません。 »ガイドライン違反報告

投稿:まあくん

評価:2
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音楽は印象的でした・・・ (投稿日:2008年3月7日)

う~ん・・・この映画について語るべきかどうかずっと考えていました。

久しぶりに苦手な映画に出会ってしまったという感じです。

こういう演劇っぽい映画はやっぱり好みではないんですよね。

まあ、美術に関する知識も全然ないんですが・・・

あっ、でも音楽はよかった。なかなか印象的でした。 »ガイドライン違反報告

投稿:nakatadairake

評価:2
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微妙・・・。 (投稿日:2008年2月14日)

▼ネタばれ(クリックして読む)

確かにグリーナウェイの作品。
映像・音楽・光・影・・・・。
非常にアカデミックな作品に仕上がっている。
ただし、
着眼点は面白いが、映画としては
「?」が残る。
とにかく「長台詞」が多く、特に前半は
危なく眠りかけた(笑)。

登場人物の描き方もレンブラント以外の人物は
浅く、「誰が?」「何が?」「どうなっているのか?」が掴み切れなかった。

映画というよりは「演劇(舞台)」を映像化した作品と表現すれば良いだろうか?

インパクトがあったのは『エンドロール』。
全くの『無音』。
これには恐れ入りました。

カッコ良かった。


テアトルタイムズスクェアにて






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投稿:naonaru1

評価:2
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劇的 (投稿日:2008年2月11日)

「夜警」

「フランス・バニング・コック隊長の市警団」という名を持つ、
オランダの画家レンブラントの代表作。
この絵以降のレンブラント自身の衰退をサスペンスタッチで追う。

愛がテーマに据えられていますが、その一方でレンブラントの知性を強調し、
この一枚の絵に隠されたメッセージ性を引き出す。

それにしても、この「夜警」という絵の不可解さと謎、
グリーナウェイ監督は40年近くもこの構想を温めてきたそう。
そこにレンブラントを囲む3人の女性達との愛憎、
音楽が素晴らしく、チェロの音色が否が応にも緊張感を高めてくれます。

増してレンブラントの喜怒哀楽の激しい人間臭さがよく出ていて、
葬儀での錯乱ぶりや、愛欲に溺れる姿は、
芸術家も人の子、という感がよく出ていて、観るものを惹きつけます。

衣装も素晴らしいので、そちらにも是非注目を。
レンブラント役のマーティン・フリーマンが体当りの演技です。 »ガイドライン違反報告

投稿:siorinn

評価:4
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レンブラント・コード!? (投稿日:2008年1月30日)

演劇を見ているような感覚に襲われ、また画面自体がレンブラントの絵画のような凝った演出!(レンブラント・ライトと言う斜め上方からの光彩を用いる照明方法はレンブラントの絵画からきているそうです。)
17世紀、アムステルダムを舞台に「夜警」に隠された陰謀を横軸に、そして歴史的背景も絡め、その陰謀を暴こうとしたレンブラントの生涯を縦軸に展開する凝った脚本。俗人のような生々しい生(性)と死を描き、時勢の利権に巻き込まれて真実は曲がったかたちで語られてしまったのか・・?
「夜警」の絵画からこれだけのストーリーを作り出す監督兼脚本家、グリーナウェイって人はすごい。
ただ、単純な私としては登場人物の顔と名前がすぐには一致しなかった・・・ »ガイドライン違反報告

投稿:Diversity

評価:3
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