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投稿レビュー(15件)今宵、フィッツジェラルド劇場では星4つ

マタアイマショウ (投稿日:2009年4月6日)

アメリカで何十年も愛されてきた公開ラジオショー"Prarie Home Companion"。
劇場で司会が番組を進行し、歌手たちが生で歌い
それを全国に放送するという昔ながらのラジオショーが
現在まで続いてきたことが奇跡的なのだが、
それもついに今夜最終回を迎える。
観客も出演者も通い続けたフィッツジェラルド劇場は、大きな駐車場になる。
出演する歌手たちも、司会者も、いつもと変わらない様子で舞台に立つ。
最後のお別れも、過去を振り返るようなしみじみとした場面もない。
だけど、伝説の番組が、いつもと変わらずに終わるはずがない!
幼いころから歌い続けてきた歌手のヨランダは
娘のリンダを今夜デビューさせようとしているし、
さまざまなハプニングが起こる上に、劇場には謎のブロンド美女が現れ、
なにやら怪しい動きをしている。

別れはつらいし、今まで続いてきたものが終わるなんて到底信じられない。
いつか別れた後の世界のほうが現実となる。
何かが終わっても、誰かが死んでも、別れを受け容れ、人生を歩む。
人生は続いているのだから。 »ガイドライン違反報告

投稿:美雨

評価:4
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合掌 (投稿日:2008年6月6日)

2006年癌による合併症で惜しまれつつ逝去したロバート・アルトマンの遺作。今日で最終回を迎えるラジオ公開番組「プレイリー・ホーム・コンパニオン」(実在する長寿ラジオ番組名が原題になっている)。実際に番組で司会を務めるギャリソン・キーラーの元に、カントリー歌手姉妹ロンダ(リリー・トムリン)&ヨランダ(メリル・ストリープ)たちが集まって、ファアウェル・コンサートが始まるのだが・・・。

多くの評論家が指摘しているとおり、アルトマンが自らの死を予感しながら撮った形跡がいたる所でうかがえる1本だ。劇場が売却され長寿番組が打ち切りとなってしまう物語の背景や、白いコートを着た金髪天使(ヴァージニア・マドセン)が劇場関係者を死出の旅路へと誘うシーンなどを見ていると、本作品が遺作となるかもしれないことをアルトマンが覚悟していたのではないかと思えてくる。

ずっこけ用心棒(ケヴィン・クライン)や下ネタカントリーデュオ・ダスティ&レフティに(笑えない?)アメリカンジョークを連発させて、いつものコメディ要素もしっかりと作品に盛り込まれ、同じ群像劇を得意とする若手映画監督ソダーバーグの名前を前劇場主に重ねてちょっぴり揶揄ったり、自己監督作品名(「ショートカット」)を役者に語らせたり、小ネタの配置にもぬかりがない。

そんな細かい部分にまで配慮が行き届いた作品でありながら、見終わった後なぜか<散漫なイメージ>がつきまとうのがまたアルトマン流。役者個人に演技をさせすぎない抑制が効いた演出は、比較的ヤッピーな人々を描くことが多かった彼の洗練された上流志向と無縁ではあるまい。ラストコンサートの最中もけっして観客席を映さず、歌手(役者)と一般観客との溝を埋めるようなことはあえてしない。楽屋と舞台。役者たちがまるで劇中劇を演じているような(他の作品にも共通している)不思議な感覚は、観客の安易なシンパシーを拒絶するアルトマンのストイシズムがなした技なのかもしれない。 »ガイドライン違反報告

投稿:かなり悪いオヤジ

評価:3
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さようなら、アルトマン (投稿日:2007年11月11日)

アルトマンの遺作。終了するラジオ・ショーの最後の日を得意の群像劇で写していく。しかし、そこにあるのはシニカルな視点ではなく、人間賛歌とも言えるやさしさだ。

イノセント、という言葉がしっくり来ない映画監督。それがロバート・アルトマン。シニカルで体制をコケにして笑い飛ばす。特に70年代のアブラギッシュな映画群は、そのことを裏付ける。アメリカに夢なんかあるのか?っていうのが一貫したアルトマンの問いだ。しかし、この遺作に関して言えば、むしろ人生肯定とでもいうべき穏やかな空気が作品を包んでいる。シニカルや、皮肉、といったあたり、この映画にないとは言わないが、昔の監督作に比べたらほとんどないに等しい(ウッディ・ハレルソンとジョン・C・ライリーの下ネタコンビが毒っちゃ毒か?)。最後の作品があまりにまともで(笑)ひょっとしたら化けて出てくるんじゃないか?なんて思ったけど。最後の作品がこれとは!出来すぎだぜ!アルトマン!シニカルな監督のイノセントな作品。遺作にふさわしい佳作。
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投稿:ひらたいら69

評価:3
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絶え間ない音楽と終演までの出来事 (投稿日:2007年7月31日)

ある劇場の表では絶え間なくカントリーミュージックが流れ、裏では約30年も続いたライブショーの歴史に終止符が打たれるようとしているのを、出演者たちが様々な想いを巡らせながら見ている。
限られた空間、限られた人物、変化があまり見られないストーリー。それでも、何故だか心惹かれた。ある一つの歴史、人生を観ているようで、どこか懐かしく、どこか寂しい気持ちになった。そして、“明るく終わらせよう”という劇中のセリフ通り、最後は楽しく明るい気持ちなれた。
ちょっとしたファンタジー要素がある、独特の雰囲気のこの映画。何らかの結論がある訳じゃない。だって、人生は歴史の一部であり、それを観ているだけなのだから。
ちょっと温かい気持ちになりたいというときに観ることをオススメします。 »ガイドライン違反報告

投稿:きっちゃん

評価:4
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まぁハッピーで。 (投稿日:2007年6月10日)

ロバート・アルトマンらしい。
これが遺作とな、不思議な天使に
自分が連れて行かれちゃったかなw

特に山場もなく、淡々と綴る群像劇。
んまぁ、何があったといえばなんだったんだろうだけど
メリル・ストリープはじめみんな歌声がスバラシイ!
最後のラジオショーで、悲しいこともありつつも、
楽しく観れました。 »ガイドライン違反報告

投稿:fooh

評価:3
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笑って終わる (投稿日:2007年5月17日)

ちょっとしたエピソードを交えながら進む群像劇。
メリル・ストリープが素晴らしいです。
悲しむより、笑って終わる。
暖かい映画だと思いました。 »ガイドライン違反報告

投稿:ラグラグ

評価:4
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最後の夜 (投稿日:2007年5月7日)

ご存知のように遺作となった作品。

人間に見える天使や、ナレーションもつとめるおトボケな警備員など
不思議なキャラクターに
ついていけなかったりもしましたが、
言いたいことはこれ!というばかりが
脳じゃないよね、とも思えます。
好みはわかれそうですが。

最後だけれど明るく涙なしで終わりたいんだ!
というラジオ番組の司会者のセリフが印象的。
その言葉通り
最後まで軽快に走り去った感じがよかったです。 »ガイドライン違反報告

投稿:KUTA

評価:3
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遺作でございますぅ♪ (投稿日:2007年5月2日)

ロバート・アルトマン監督の作品は、少々苦手です。
大物俳優がゾロゾロ出てきて、長台詞をしゃべったり、冒頭10分間くらいワンシーンで撮ってみたりします。 
今回は、延々とラジオの生放送の裏側や生放送のCMを見せます。合間に30年来の芸人仲間のイザコザや噂話をサラリとドキュメンタリーみたいに映して、その上プロの歌手みたいにウディ・ハレルソンやメリル・ストリープやリンジー・ローハンが歌います。本当に上手い!
それに、数々のCM歌を歌ってみせるのでアメリカ人なら御馴染みなのかもしれません。懐メロですね。

大人の映画だと思います。分かりやすい展開やアクションやエロスがあるわけではありません。いえ、隠されたエロスはありますよ。死体になった古株の歌手が、恋人と逢引する為にレコードをかけながら下着姿のまま死んだりします。
天使が出てきたりして訳が分からなかったのがチョッと・・・。

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投稿:たまちゃん

評価:2
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温かみのある映画。チョッとスパイスも効いているかな? (投稿日:2007年4月22日)

▼ネタばれ(クリックして読む)

 ドタバタ感のある、中々笑える映画でした。ゆったりとした時間の流れる、土曜日の夜のラジオ。最近は私はあまりラジオを聴かなくなってしまいましたが、こんな番組がその土地の人々に染み込んでいたんだろうなと思います。特にアメリカでは。

 この番組の出演者はそれぞれに一癖も二癖もありそうな人たちばかり。それぞれの魅力が歌や番組の進行とともに明らかになっていったり、生放送中のアドリブでのつなぎなど、とても臨場感あふれる感じがします。日本で言うと『ラジオの時間』を思い出させるような感じもします。

 もう一ひねり欲しいなと思ったのはデインジャラスウーマンの役所。話が少しこれでややこしくなったような感じがします。ここがもう少し何らかの味付けがされていたら、もっと面白かったのではないかと思います。確かに何らかのパワーを使ってでも新オーナーのような存在は消えて欲しいという気持ちは個人的に共感できますけどね。

 全体的に個人的に好きなテイストの映画です。音楽、特に歌が好きな方にはおすすめです。
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投稿:Charlie

評価:4
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人に対するユーモアと優しさが溢れている。 (投稿日:2007年4月1日)

ロバート・アルトマン監督得意の群像劇であるこの作品は、出演者の顔ぶれもさることながら、実ににぎやかでエネルギーにあふれた映画です。
30年以上も続いたラジオ公開生中継番組最後の一夜の舞台と舞台裏でおこる人間模様を、流麗な演出で展開させていきます。
メリル・ストリープをはじめ、豪華な俳優陣がみんな自分で歌っていて、とても上手いことに感心し、かつ、みんな心の底から楽しそうに演じており、観ている方も楽しくなってきます。
最後にハリウッド的なエンディングを用意していないところも、実にアルトマンらしい。それでいて、作品全体はユーモアと優しさでつつまれています。

アメリカ的なるものを鋭い風刺とユーモアで描いてきたアルトマンの、最後の名人芸を堪能する作品です。 »ガイドライン違反報告

投稿:BooRAT

評価:4
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