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鬼才、ラース・フォン・トリアー監督が「ドッグヴィル」に続き、米国をテーマに取り組む実験映画。奴隷制度が残る農園を舞台に、新たな使命を得たヒロインの運命を描く。

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1933年。グレース(ブライス・ダラス・ハワード)と父親(ウィレム・デフォー)とギャングたちは、新たな居住地を求めるうちに、米南部の奥深くにあるマンダレイの大農園にたどり着く。ここでは70年以上も昔に廃止されたはずの奴隷制度が、依然存続していた。白人に虐待される黒人たちの姿を見て、悲しみと使命感を感じたグレースは、自分がマンダレイの黒人たちを独立させることを決意する。君臨していた女主人(ローレン・バコール)から黒人たちを解放し、必死で彼らを教育しようとするグレース。だが奴隷という立場に慣れた彼らに民主主義を教えることは極めて困難だった。それでもグレースは辛抱強く進めていくが、かつての女主人が残した“ママの法律”に逆らって、家屋の修理のために林の樹木を伐採してしまったことから、砂嵐が綿花畑を襲い、飢饉に見舞われてしまう。またその悪循環は、病気の少女の食料を、飢えた老婆ウィルマ(モナ・ハモンド)がこっそり食べて少女を死なせてしまったことから、グレースがウィルマを死刑執行するという事態にまで展開。やがて、少数ながらも質の高い綿花が収穫されたが、それで得た金を、グレースが肉体関係を持ったティモシー(イザーク・ド・バンコレ)が盗んでしまう。しかも“ママの法律”は、実はリーダー格の黒人ウィレルム(ダニー・グローヴァー)が現実的な対処として自分たちのために書いたものだった。それを知ったグレースは逆上するが、今度は逆に黒人たちが彼女を捕虜にしようとする。そして父親からの迎えも逃してしまったグレースは、ひとりマンダレイから必死で逃走するのだった。

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作品データ

原題 Manderlay
製作年 2005年
製作国 デンマーク
配給 ギャガ・コミュニケーションズ
上映時間 139
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