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2005年5月14日(土)公開

[c]2005 映画「ガラスのうさぎ」製作委員会
戦後60周年を記念して製作された長編アニメーション。原作は世代を超えて読みつがれてきた高木敏子の同名児童小説。戦争の悲惨さと平和の尊さをストレートに訴えかける。
映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。
太平洋戦争末期、東京下町に住む12歳の少女、敏子(声の出演:最上莉奈)は、敗戦色が濃く物資が欠乏した厳しい世の中で、それでも家族とともに一生懸命生きていた。しかし、昭和20年3月10日に、東京大空襲に巻き込まれる。そこで敏子は、大好きな母(竹下景子)と、大切な二人の妹たちを同時に失ってしまう。焼け跡から、空襲の猛火で形の変わってしまったガラスのうさぎを堀り出した敏子は、戦争の恐ろしさを目の当たりにする。更に疎開の途中、駅で米軍機の機銃掃射を受けて、父(原康義)までも亡くなってしまう。数日のうちに家族をすべて失い、わずか12歳でたったひとりぼっちになってしまった敏子は、絶望の果てに死を見つめて深夜の海辺をさまよう。しかし、「私が死んだら、お父さん、お母さん、妹たちのお墓参りは誰がするの。私は生きなければ…」と、孤独と悲しみの中で、懸命に心を奮い立たせる。
スタッフ
(c)キネマ旬報社
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