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投稿レビュー(2件)世界は星4つ

ジャ・ジャンクー監督の極彩色映画 (投稿日:2016年11月13日)

ジャ・ジャンクー監督の極彩色映画。
また、実写映像の合間にアニメ場面を挟むなど、やや実験的要素も感じられる作品になっている。

ダンサーらしき役で登場するチャオ・タオが、いつになく色っぽい。

「世界公園」という実在のテーマパークを舞台に、さまざまな人間模様が描かれている。

ジャ・ジャンクー監督の佳作。
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投稿:たっかん

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「北京を出ないで、世界を回ろう」 (投稿日:2007年10月8日)

各国の観光名所を縮小サイズで再現したテーマパーク、世界公園。キャッチフレーズは「北京を出ないで、世界を回ろう」。(作中では、これも強烈な皮肉だ。)映画を観るまでまるで知らなかった場所だが、この舞台設定がすばらしい。物語の大部分はこの園内で進む。

それにしても奇妙な場所だ。世界貿易センタービルが健在のマンハッタンは、もはや地球上ここにしか残っていない。エッフェル塔では、「皆様エッフェル塔へようこそ」的な二十字程度のアナウンス・テープが一日中、中国語で流れている。歴史から切り離された、ミニチュアの複製品としての安っぽさ・嘘っぽさは言うまでもないが、そこを思いの染み付いた、現実生活の場としている人たちも確かにいるのだ。

皆さんはテレビで上海などのお決まりの風景を見たときに、なにか作り物めいた違和感に捉われることはないだろうか。虚と実が入り乱れつつ、現代社会ででたらめに進行する急激な変化。その中でまっすぐ生きようとする者のひとつのキブンを、リアルに指し示している。

華やかなショーと舞台裏で繰り広げられる日常を対比させる物語は、身近な青春群像劇としても見応えがある。緑色のサリー風衣装で登場するダンサーのタオ(小桃)を始め、登場人物の多くが20代。前作『青の稲妻』に描かれる、地方都市で鬱屈しているだけの19歳ではない。故郷を離れ、都会にやってきて数年経ち、迷いも出てくる段階。始めはそれなりに夢もあったが、変わり映えのない侘しい生活に「ここが行き止まりでは」というような、再び「ここではないどこか」を求める気持ちになっているのではないか。タオとロシア人ダンサー、アンナの交流が胸に響く。洗面所のやり取りや、車の荷台に載って夜のドライブに出るシーンは、派手さはないものの印象的だ。

結末には監督も迷ったそう。私は蓮実氏がパンフレットで示唆している見方とは逆に取った。ここは観る人がそれぞれ判断すればよいのだろう。【80点】 »ガイドライン違反報告

投稿:いわし

評価:4
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2020/8/4更新
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