柳楽優弥
福島明
「ディスタンス」の是枝裕和監督が、実話をもとに描く人間ドラマ。東京を舞台に、母親に捨てられ社会と隔絶された4人の子供たちの希望と絶望を繊細に映しだす。
※結末の記載を含むものもあります。
都内のアパートに母親と暮らす、4人の兄妹。それぞれ父親が違い、学校に通ったこともない子供たちだったが、にぎやかな日々を送っていた。だがある日、突然母親が家を去り、過酷な生活がはじまる。
福島明
福島京子
福島茂
福島ゆき
水口紗希
福島けい子
吉永忠志
吉永江理子
宮嶋さなえ
広山潤
中延司
杉原
京橋
少年野球の監督
監督、プロデューサー、脚本
企画
その他
その他
その他
その他
アソシエイト・プロデューサー
アソシエイト・プロデューサー
その他
その他
撮影
録音
美術
美術
その他
音楽
音楽プロデューサー
スチール
音響効果
助監督
[c]「誰も知らない」製作委員会 [c]キネマ旬報社
現実に合った事例との事ですが、あまりにも悲しすぎる出来事です。周りの人は気が付かないのかな、他人のことはどうでもいい、無関心すぎます。生活環境の中で人と人のかかわりがどれほど大切か、長男として大人顔負けの考えに苦しみました。こんな事情の過程を作らないよう周囲に気を配りましょうね。最近所人は子供がいるのに自分の人生だからと言って遊びまわるのは残念です
実際にあった話を元に作られた作品とのこと。
実際の事件はもっともっと酷かったそうです。
ですがこの映画の時点でとてもとても苦しくて切ないお話でした。
柳楽優弥さんの憂いのある表情と演技がすばらしかったです。
ネグレクトされた子供達が、親に気を使って自分たちだけで生きようとします。
出生届けも出されていない幽霊児。子供達の世界はそれが当たり前なので自分たちがどんなに不幸な場所に置かれてるかも気付かずに母親の言う事を聞きます。
父親は責任放棄、母親も男を作って出て行きます。
どんどん汚くなって行く服と部屋。
居なくなった母親に嫌われる事を恐れ、助けを求めようともしない。
彼等の置かれている最低な状況は誰も知らないのです。
何度も出て来るヴィトンのバッグが彼等の無知を象徴しています。それを売れば当面の食費に出来る事すら分からない位幼いのです。
もっともっと酷い思いをしている子供達が現実に沢山居るんだろうなと考えさせられる作品でした。