ゴッドファーザーPARTII|MOVIE WALKER PRESS
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ゴッドファーザーPARTII

1975年4月26日公開,202分
PG12
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作品賞をはじめアカデミー賞6部門に輝いたマフィア映画の金字塔。製作・監督はフランシス・フォード・コッポラ。亡き父がマフィアのドンになるまでのエピソードを交え、その座を継いだ息子の苦悩を描く。2004年7月にニュープリント版で再上映。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

コルレオーネ・ファミリーのドン・マイケルが敵対組織に襲撃された。難を逃れた彼はマフィア間の会合を持った後、キューバへ赴き利権獲得のための工作を図る。が、兄フレドの裏切りの事実を知ることに。

作品データ

原題
The Godfather Part II
映倫区分
PG12
製作年
1974年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント映画=CIC
上映時間
202分

TM&COPYRIGHT[c]1974 BY PARAMOUNT PICTURES,ALL RIGHTS RESERVED.THE GODFATHER is a trademark of Paramount Pictures. [c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.5
  • フジ三太郎

    4
    2018/9/3

    前作の、アメリカ版「仁義なき戦い」に、巨匠ヴィスコンティ風の味付けが加わって、分かりやすかったのに比べ、今作の分かりにくさはどうなんだろう。20代の頃、名画座で、1・2と立て続けに見て、派手さのない今作は、余り印象に残っていなかった。※ Wiki によれば、制作会社から今作も監督を、とオファーされて、コッポラは最初断ったらしい。結局、会社から拝み倒されて監督した。つまりモチベーションは余り高くなかった。
    それゆえ、アカデミー賞作品賞を前作に続いて受賞したが、これは絶対おかしい。作品賞を出すほどではないからだ。
    だが、今回、午後ローで前・後編に分けて、20分程度短縮しただけの版を見て、恐ろしく余韻の残る映画だと思った。
    正直、ドンパチも地味だし、前作での、まだ生きていた兄弟たちの派手なキャラもここにはいない。
    今作の敵は、ギャングでは、ユダヤ系の古狸・ハイマン・ロス。それから、アメリカの主要な地位を占めるアングロサクソンの政治家たち。
    主人公マイケルは、前者・後者とも見事に勝利するのだが、他のレビューにもある通り、表情は苦悩に満ちている。
    パパ・ヴィトーの苦闘の歴史と同時進行に描く手法は、別に今作でなくとも、D.W. グリフィス「イントレランス」(不寛容)で、たしか3つの異なる時代のエピソードを同時進行で描いており、このやり方は、グリフィスのパクリ。
    「あれえ、親父さんは上手く行ったのに、なんで息子はこうなの?」との感想を抱き勝ちだが、単純比較は出来ない。R.デュバル演じるトム・へーゲンが、マイケルに「ロスを殺すなんて、大統領を暗殺するようなものだ」と言うが、マイケルの部下は見事に・・・。
    アングロサクソンの政治家どもに一泡吹かせる、公聴会での逆転劇は、まさに「イタリア人の結束」に尽きる。これは、親父さんのDNAだろう。

    最後に。今作ではニーノ・ロータは関わっておらず、パパ・コッポラが作曲・編曲を担当しているとか。それで納得。今作も印象的な音楽が多いが、最後のあたりで流れる、切ないバラードは、まんま「七人の侍」のテーマのパクリ!。さすが、撮影現場に映写機を持ち込んで、毎日のように「七人の侍」を見ていたコッポラならでは。
    (追記)
    映画ファンのサイトを見ると、マイケルこそ現代アメリカだとの評がある。最後の一家団欒場面が奇しくも1941.12.8, それが父ヴィトーの誕生日であり、この日に海兵隊への入隊を家族に告げた、マイケルが、今作や前作後半から大ボスとして、のし上がり、敵への過剰報復を続けていると。たしかに「地獄の黙示録」も見ると、そんな気がする。

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  • 凡才ムーミン

    5
    2015/10/31

    パート1では、描かれなかった、初代のボスの半生が描かれます。誠実な男が、マフィアとして生きざるを得なかった、 寡黙で淡々としている生き様に、しびれます。

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  • たっかん

    5
    2015/4/25

    初見は1979年12月28日、五反田TOEIにて。
    その後、何度も観ている作品だが、本日(2015年4月25日)、久しぶりに鑑賞。
    今日観たのは、購入BDのデジタルリストレーション版。

    最近、ハーラン・リーボ著『ゴッドファーザー~レガシー』なる本を(こちらも久しぶりに)再読したので、ゴッドファーザーを観たくなったもの。

    イタリアにて、幼少期のビト・アンドリーニが父親と兄と母親を、村のボスに殺されて、一人で逃げてアメリカ移民として入国する。
    1901年、ビト・コルレオーネ、エリス島。

    約50年後のパーティ、ドン・マイケル・コルレオーネへの銃撃など有名かつ印象的なシーンの連続。
    ここで出演しているアンソニー・コルレオーネは、PART-Ⅰのドン・コルレオーネが死去するシーンの庭で登場していた子供であるが、大きくなっている。

    1917年、NYのビトー・コルレオーネは、街を仕切っているマフィアの下っ端に仕事を奪われたりするが、その後、復讐。

    また時代が現代に戻って、ハイマン・ロスと会うマイケル・コルレオーネはロスと握手するが、実は二人とも心中は敵視している実態。

    ……と物語が続いて、またまた「あっという間の3時間22分」が過ぎる。至福のときである。

    何度観ても名場面だらけの魅力的な傑作である。

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