映画-Movie Walker > 作品を探す > ジョゼと虎と魚たち

ジョゼと虎と魚たちの画像

人気女流作家・田辺聖子の小説を映画化。ごく平凡な大学生の青年と足の不自由な女のコの心の触れ合いを、痛いほどリアルな感情描写でつづる新感覚のラブ・ストーリーだ。

4/5
[?]評価方法について
総評価数 448
レビュー 23
投票 425
投票する

星の内訳はレビューと
投票の合計数です

レビューを見る

星5つ 100% (269)
星4つ 38% (103)
星3つ 16% (44)
星2つ 8% (23)
星1つ 3% (9)

映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。

大学生の恒夫(妻夫木聡)は、深夜に麻雀屋でアルバイトをしている。今日の客の話題は、最近近所で見かける謎の老婆のこと。決まって明け方に乳母車を押して歩く老婆が乗せているのはミイラか? 札束か?はたまたヤヤクか……。明け方、恒夫は、坂の上から乳母車が走ってくるのに遭遇する。恒夫が近寄り、中を覗くと、包丁を握り締めた少女(池脇千鶴)がいた。恒夫は危うく刺されそうになるが、間一髪で難を逃れる。乳母車の中身は、老婆の孫だった。彼女は原因不明の病で生まれてから一度も歩いたことがないという。老婆は近所に孫の存在を隠して暮らしており、夜明け間もない時間に乳母車に乗せて散歩させていた。そのまま恒夫はふたりの家に連れて行かれ、朝食をごちそうになる。こうして、恒夫と脚の不自由な少女は出会った。恒夫が少女に名前を尋ねると、彼女はジョゼと名乗った。恒夫は、不思議な存在感を持つジョゼに興味を持つ。一方で恒夫は、大学の同級生の香苗(上野樹里))に好意を持っている。福祉関係の就職を希望している香苗との会話のネタに、脚の悪いジョゼが家の中のあっちこちからダイブすることなども持ち出したりするが、思うように関係は進まない。ジョゼのことも気になる恒夫は、事あるごとに家を訪ねる。ジョゼの部屋には祖母が拾ってきた様々なジャンルの本がある。その中から、恒夫が抜き出した一冊が、フランソワーズ・サガンの『一年ののち』。いつもそっけないジョゼが、その本の続編を読みたいと強く言う。恒夫は既に絶版となっていた続篇『すばらしい雲』を古本屋で探し出し、プレゼントする。「ねぇ、その主人公がジョゼっていうんだよね?」という恒夫の問いかけにジョゼは全く応じず、夢中で本を読みながら柔らかな笑みを浮かべる。そんなジョゼを見つめながら、恒夫も微笑む。恒夫の計らいで国の補助金がおり、ジョゼの家の改築工事が始まった。完成が迫ったある日、突然、香苗が見学に訪れる。戸惑う恒夫。「彼女? 恒夫くんが言っていた、すごい元気な女の子」。押入れの中でふたりの会話を聞きながらうつむくジョゼ。その日の夜、再び恒夫はジョゼを訪ねる。ジョゼは泣きながら本を投げつけ「帰れ!」と叫ぶ。恒夫は祖母に、もう二度と来ないようにと釘をさされる。数ヵ月後。就職活動中の恒夫は、ジョゼの家の改築工事をした会社の見学へ。工事で知り合った現場主任から、ジョゼの祖母が急逝したことを知らされ、呆然とする恒夫。恒夫はバイクにまたがり、ジョゼの家へと急ぐ。もう訪ねることもないと思っていた懐かしい家。心なしかくすんで見える玄関。ジョゼは静かに恒夫を家に招きいれる。お葬式から最近の暮らしぶりまで、淡々と語るジョゼだったが、恒夫がジョゼの行動に口をはさんだ途端、わめきながら恒夫の背中を殴り始める。その怒鳴り声はいつしか泣き声に変わり、やがてふたりはお互いの存在を確認しあうようにひとつになる。ジョゼにとってははじめての経験だった。恒夫とジョゼは一緒に暮らし始める。ジョゼの家に運び込まれる恒夫の荷物。部屋が変わっていくのを不思議そうに見回すジョゼ。「ずっと一緒にいような」と恒夫が言う。ジョゼはぼんやりと空を見つめて微笑む。恒夫は、徐々にジョゼのことを知っていく。二人は動物園に行って虎を見る。ジョゼには夢があった。いつか好きな男の人ができたときに、世の中で一番怖いもの、虎を見る、という。檻の向こうで吼える虎と、怯えて恒夫の腕にしがみつくジョゼ。それを見なが見ながら恒夫は優しく笑う。二人で過ごすささやかな幸せは、いつしか終わりのときがやってくる……。

見たい映画に
登録した人
95

作品データ

製作年 2003年
製作国 日本
配給 アスミック・エース
上映時間 116
ソーシャルブックマーク登録
はてなブックマーク
twitterでつぶやく
facebookでシェアする

スタッフ

監督 犬童一心
プロデューサー 久保田修小川真司
原作 田辺聖子
脚本 渡辺あや
撮影 蔦井孝洋
ビジュアルエフェクト 浅野秀二
共同エグゼクティブプロデューサー 山崎一彦泉正隆安永義郎
音楽 くるり
音楽プロデューサー 高橋太郎安井輝
企画協力 内藤あづさ
主題歌 くるり
美術 斉藤岩男
編集 上野聡一
録音 志満順一
スクリプター 甲斐哲子
スチール 原田大三郎
音響効果 岡瀬昌彦
エグゼクティブプロデューサー 椎名保三木裕明
キャスティング 杉野剛
ヘアメイク 中村洋子細倉明日歌
助監督 五十嵐昭徳
照明 疋田ヨシタケ
装飾 西渕浩祐
製作プロダクション アスミック・エースエンタテインメントIMJエンタテインメント
共同プロデューサー 井上文雄
整音 浦田和治
衣装 石井朋子
スタイリスト 伊賀大介
製作担当 鎌田賢一
ジョゼと虎と魚たちフィルムパートナーズ 石橋隆文大原幸蔵今村景子樫野孝人森竹正明植村泰之木原正之山元真美藤巻直哉春名慶藤崎博文

レビュー

好きになるのに理由はない

投稿者:マキア

(投稿日:2008/11/08)

ごく普通の、まあまあイケてる大学生が身体に障害を持った女の子…

[続きを読む]

支持者:7人

分かり合うって難しい

投稿者:daydream_h

(投稿日:2018/09/14)

妻夫木聡がまぶしい。人たらしみたいな所がいい。対して、頑なな…

[続きを読む]

支持者:0人

リアリティ

投稿者:からあげ大好き

(投稿日:2013/04/15)

池脇さんの演技が素晴らしかったです。 障がい者、そして女!…

[続きを読む]

支持者:0人

最近チェックした映画館・映画
おすすめ特集

おすすめ情報

Facebook&Twitter
MovieWalker_Facebook MovieWalker_twitter

映画-Movie Walker > 作品を探す > ジョゼと虎と魚たち