蛇イチゴ|MOVIE WALKER PRESS
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蛇イチゴ

2003年9月6日公開,108分
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28歳の新人監督が雨上がり決死隊の宮迫博之を主演に迎えて贈る異色のドラマ。平凡だった一家の日常が、ささいなことから崩壊していくさまを、繊細かつユーモラスに描写。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

痴呆症の祖父が死んだ明智家に、長男の周治が10年ぶりに帰ってきた。勘当されていた彼は、サギ師となって身に付けた巧みな話術によって借金トラブルを解決し、両親の信頼を得る。だが、妹の倫子からは疑いを持たれてしまう。

作品データ

製作年
2003年
製作国
日本
配給
ザナドゥー
上映時間
108分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.8
  • あちゃぺ

    3
    2018/8/15

    雨上がり決死隊の宮迫さんの主演する映画とあって、彼の持つ笑いのオーラがムンムンと感じられたので、迷いなく観る決意をしました。「喫茶磯部」という主演映画では、期待通りに仕上がっていました。その影響もありました。
    一見幸せそうに見える家族が実はそれぞれに秘密や悩みを持っていて、打ち明けられないままに時は過ぎ、それがある時に一気に噴出し、家族がバラバラになってしまうという、笑うに笑えない映画でした。

    宮迫さんはそのシリアスなお話の中で、ちょっとした笑いのアクセントをつけてくれるのですが、話がシリアス過ぎて、笑いが空回りしてるようにしか思えませんでした。

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  • たっかん

    4
    2013/12/28

    西川美和監督の長編映画処女作となる本作は、物凄い展開を見せてくれるドラマであった。

    会社員の父と主婦の母、娘(つみきみほ)は教師をしていて、娘の結婚話が持ち上がる。
    一方で、棺桶に片足突っ込んでいる祖父も同居しており、母(大谷直子)が面倒をみている。というような、わりと一般的な家庭が描かれていると思いきや、物語が進むにつれて、「会社員だと思っていた父親が、実は会社をクビになっていて借金まみれ」だったり、父親に勘当されて「出て行った長男が、実は香典泥棒」だったり、と家族の崩壊をテンポ良く描いた快作。

    映画タイトルの意味は、最後に分かる。
    強烈なインパクトのある映画であった。

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    ネタバレあり
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  • ほし★ママ。

    4
    2012/1/7

    西川監督作品は『ゆれる』→『ディア・ドクター』→『ゆれる』
    そして、本作の鑑賞となりました。
    もし、この順番が違っていたら
    『ゆれる』以上にゆれて
    「なにコレ?」状態だったかもしれません。

    夫婦・親子・兄妹・恋人・・・「人間同士」
    きっと多少の「隠し事」はあるでしょう。
    明智家もご他聞にもれません。
    まじめで一途な小学校教師
    担任の児童にも「嘘」を厳しく戒めていた
    明智家の娘倫子も、恋人に隠し事をしています。

    父の重大な隠し事が、あろう事か祖父の葬儀で発覚し
    明智家が、とんでもないバッシングの渦に・・・
    それを解決!?したのは、失踪中の息子だった!

    芸達者揃い、まさに演技派俳優さんの揃い踏みで
    とにかく見応えがあります。
    雨上がり・宮迫さんの演技、好きだなぁ~。
    相方ホトちゃんもちょっとだけご出演(「通夜会場の男」役です!)

    何が正しくて、何が間違っているのか
    誰が正しくて、誰が間違っているのか
    本作もその判断は、「観る側」に委ねられているのでしょう。
    オダジョー猛の気持ちは、はかりかねた私でしたが
    倫子(つみきみほさん)の気持ちはすごくわかりました。

    ラスト、蛇イチゴの真っ赤な実が目に鮮やかです。
    「蛇イチゴって毒があるんだよ」
    「違うよ!食べても大丈夫なんだって」
    「でも、まずいらしいよ」
    子供の頃、この会話をした事がある人は多いはず。
    私は、「可愛いから摘んで帰る」だけでした・・・

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