レニー・ゼルウィガー
Roxie Hart
ブロードウェイの名作ミュージカルを豪華キャストで映画化。スキャンダルを逆手にとり人気を得る2人の歌姫と、その運命を握る敏腕弁護士の愛と欲望が華麗に交錯する。
※結末の記載を含むものもあります。
1920年代のシカゴ。不倫相手を殺して投獄されたロキシー。そこで憧れの歌姫ヴェルマと出会い、彼女を有名にした敏腕弁護士ビリーを雇用。彼の入れ知恵でマスコミを利用し、やがてスター街道を駆け上がっていく。
Roxie Hart
ヴェルマ・ケリー
Billy Flynn
Mama Morton
Amos Hart
Kitty Baxter
Bandleader
Martin Harrison
Fred Casely
Mary Sunshine
Hunyak
June
Annie
Mona
Liz
字幕
監督
製作
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
脚本
原作
撮影
音楽
作曲
作詞
音楽監修
音楽監修
美術
編集
衣裳
[c]キネマ旬報社
劇場ミュージカルは見ていませんがストーリーに興味があってずっと見たかったんです。面白かった!
ザ・ミュージカル映画という感じはしなかったです。とにかくキャサリン・ゼタ・ジョーンズがカッコイイこと!レニー・ゼルウィガーはイメージが違うなと思っていましたが二人が対照的だったのが良い感じでした。大好きなリチャード・ギアとの腹話術のシーンはすごく良かった。
随所に入ってくるミュージカルシーンは場面場面で違和感なく流れて素晴らしくてすごく贅沢な映画です。ラストの二人のダンスもコミカルで可愛らしく見て良かったと思いました。
◆初公開時(2003年5月)に丸の内ピカデリーで鑑賞◆
この映画は、ボブ・フォッシーが遺した舞台を原案としているため、一般的には「ミュージカル映画」として位置付けられてしまう作品であろう。しかし、本作は、そんなジャンル分けが無意味であると思わせるほど、他のストーリー中心の映画作品を凌駕する出来栄えとなっている。それは、筋のとおった軸に沿って物語が展開するとともに、随所で音楽や踊りが楽しめるという観客にとって何倍もオイシイ構成になっているからである。
本作において、仮に「ミュージカル場面」と「ドラマ場面」という言葉をあえて使うとするならば、「きらびやかなミュージカル場面」と「モノトーンに近い暗さのドラマ場面」の対比が鮮やかであることと、それらが随所で切り替わるカット割りの見事さによって、『ミュージカル場面の華やかさ』が一層際立つものとなっている。それらの場面切り替えは、カメラアングル・舞台セット・照明・衣装などによる映像的な工夫が凝らされており、きわめて自然に、且つスムーズに切り替えられるため、いつ切り替わるのかを観客に楽しみにさせる効果もあげるものとなっている。
やはり、この作品で圧倒的な存在感を見せるのは、冒頭華麗なコスチュームをまとい、骨太な体格(失礼!)で踊りながら迫力のある唄を披露する黒髪女性(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)であろう。その登場シーンのド迫力のインパクトは本作を観始めてからずっと持続し、物語の流れが金髪女性になってからも続く。金髪女性と弁護士に物語展開が移っても、黒髪女性の再登場を心待ちにしてしまい、登場した時には観客にささやかな(?)喜びを与えてくれる。
こうしてみると、本作は映画を観ている間中(それから観終わってからも)、観客にある場面やある人物の登場を心待ちにさせて、それを満たすことで観ている側を楽しませ続けてくれるエンターテインメント作品となっているところが類い稀である。
ただ、問題となりそうなシーンがないわけではない。例えば、「女性囚人の初絞首刑執行シーン」でミュージカル場面との切り替えにおいて大衆が拍手をするのは『死刑執行賛美』ととらえられかねない場面である。これは、キューブリック作品『時計じかけのオレンジ』に似ている。
また、本作ラストに黒髪と金髪の女性が歌い踊る登場シーンの司会者コメント「人を殺めた華麗な経歴を持つこの二人!」は、「死(殺人)」で大衆の注目を集めさせる点で、ルメット作品『ネットワーク』に似ている。
本作で大衆は新しい話題にすぐとびつくものとして描かれており、スキャンダルさえも売り物にする根性女たちのバトルには笑わされる。
本作は、その「シーンシークエンスの見事さ」、「ミュージカル・シーンの華麗さ」、「個性的な登場人物描写の面白さ」などにより、普通であればただのミュージカル映画に留まってしまうところを、ジャンル分け無意味な作品に昇華させた点が画期的である。また、作品構成のシークエンスを考え出した発想に驚愕するとともに、そのユニークな発想を作品として完成させた監督の手腕に脱帽させられる類い稀な作品である
ずーっと観たくて、やっと観れました。
やっぱりこういう映画って煌びやかで、
華やかですね(*'ω'*)
ショーナンバーとして多く使われるのも
納得です。
スターって優等生ちゃんタイプだと
つまらないんですかね?笑
人々の関心の移り変わりの早さを
上手く表現してると思いました。