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投稿レビュー(8件)花様年華は星4つ

大人の美しい純愛物語 (投稿日:2016年5月11日)

ウォン・カーウァイ監督が描いた大人の純愛物語。
華やかな美しい色彩に囲まれた世界で、トニー・レオンとマギー・チャンが素敵な既婚者どうしの恋を表現する。
素晴らしい映画である。

物語は、「1962年 香港」から始まり、隣人同士が同じ日に引越ししてくる。その隣人どうしは、お互いに既婚者であるが、チャン夫人(マギー・チャン)の夫は海外出張ばかりで不在が多い。また、男チャウ(トニー・レオン)の妻も不在がち。
そんな似たような境遇の二人が、だんだんと惹かれあっていく様子が非常に良い雰囲気で描かれている。
マギー・チャンが次々と披露するチャイナドレスが色っぽい。

また、「階段すれ違い」や「雨降る夜」などで見せてくれるスローモーションが綺麗な映像であり、複数の鏡を使ったカメラなどが見事である。

大人のピュアな気持ちを映像と音楽などで見せてくれた傑作。
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投稿:たっかん

評価:5
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不倫を題材にした香港発の恋愛映画だが、 (投稿日:2016年4月29日)

ウォン・カーウァイ監督らしい映像美と音楽が緩やかに時を刻む。不器用で可憐な男女の儚い一時の恋愛模様を描いている。トニー・レオンの優男振りが男性にはもどかしいかもしれない。1960年代の香港が舞台であり、男が香港を離れてシンガポールに行く決心をするところから二人の運命は隔たる。とにかく映像が素晴らしく、決して飽きさせない演出である。 »ガイドライン違反報告

投稿:くりんごん。

評価:4
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オールタイムベスト (投稿日:2012年2月5日)

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ただただ感動にひれ伏します、ウォン・カーウァイ監督。

1960年代香港。
帰らぬ夫を待つ妻、帰らぬ妻を待つ夫。
もうこれだけで中国映画特有の「戒」、つまり「タブー」が生まれる。
そしてこのタブーは決して犯されることはないのが中国映画の掟。
ここで幸せな結末にならないことが分かる。

多くを語らない2人に代わって、カメラがまるで覗き見をするかのようにふたりを追う。
本当にそこに第三の人物がいて始終覗き見しているように、柱の影から盗み見るように、鏡越しに、窓越しに、人越しに、ベッドの下からふたりのタブーを覗くように。彼らのタブーを盗み聞きするように。
決して真正面から彼らを撮らないし、彼らが画面の中央に来ることも少ない。

音楽。
最初から最後までつきまとい続ける「夢二のテーマ」
日本人作曲だった!うれしい!
「夢二」という映画は見たことはないが、ここでもレンタルできるらしい。イントロダクションを見るに、これもある夫とある妻の物語らしい。
この「夢二のテーマ」がバックに流れると、それ以外の音は何も聞こえない。トニー・レオンとマギー・チャンの表情のみの見せ場となる。トニー・レオンなんかもともと表情変わらない役なのだが、どうしてこうも切ない表情が突然にできるのか。
そしてスペイン語の音楽もなかなかの割合で入ってくる。無口なふたりに変わって愛を歌う。

チャウが借りているホテルのルームナンバー「2046」
ここからもまたストーリーが始まっていく。

あわただしく時は過ぎ、チャウはアンコールワットへ秘密を封印しにいく。
秘密は永遠に封印され、過去はもやがかかるようにぼやけていく。
花の様に美しい年月は花のように一瞬で、つらい日々が待っている。
花様的年華。英語タイトル「In The Mood For Love」では言い尽くせない。

こういうアジア映画の静けさとかタブーとかはどこまで欧米の人に受け入れられるのだろうか。
大ドンデン返しをメインにする映画も少なくない最近、こんなオチも何もない静かな映画が美しい、素晴らしいと感じられるっていいな、と素直に感動しました。

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投稿:morimori

評価:5
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大人の恋を雰囲気で表現 (投稿日:2009年2月24日)

妻がいる男が引っ越してきた部屋の隣には、夫がいる女がいた…。そんな既婚男女の切ない恋の物語。
正直、途中で寝てしまうことも何回かありました…。でもプラトニックな大人の恋っていうのかな。安易にセックスしてしまうのではなくて、絡み合う視線や少しだけの会話でお互いが好きになっているというのが感じとれるのはすごいと思いました。
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投稿:タルーン☆

評価:3
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2回目観た時がおもしろい (投稿日:2007年11月14日)

とにかく映像が美しく、ヌーヴェル・ヴァーグが進化したようなイメージ。
インテリアや赤っぽい画面に映えるFireKingのジェダイのような緑色の食器や花瓶、マギー・チャンのチャイナドレス(たくさん。スタイルが良すぎる)やアンティーク・アクセサリーもすごく素敵。

大きな展開は無いので退屈するかも?と思いきや、1回目より2回目に観た時の方が楽しめた。
細かい部分まで見逃せない。
弦楽器の音も好き。
トニー・レオンもかっこいい。

でも最後だけは狙った感じがしてちょっと嫌かな~? »ガイドライン違反報告

投稿:carafe

評価:4
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男の痩せ我慢が粋だった頃の話 (投稿日:2007年8月5日)

ちょっと昔、まだ『秘すれば華』という言葉が存在していた頃、
今の様にいとも簡単に男女がくっついては離れるという時代ではなかった時の話。
『忍ぶ』とか『痩せ我慢』が素直に美徳に見えた、古き良き時代。

妻に浮気されている男、旦那の不実に泣いている女。
抱き合って慰めあうのは簡単だ。
寂しさを埋めるのもいいだろう。
なのにふたりはなかなかそうしない。
人生の伴侶に裏切られても、自分もそうする事を潔しとしない、とても聡明なふたり

チャイナ服姿のマギー、スーツを着こなしたトニーから硬質の色気が感じられる。
惹かれあっているのに相手の胸で泣く事すら、自分に禁じて忍ぶ姿が胸にくる。

ほとんどがふたりの住むアパートのシーンなのだが廊下の赤が印象的。
マギーのチャイナ服は何度か変わるが、これがもう完璧・・・。
すごく彼女自身と映像を惹きたてている。
絵の様な、とはこの事か。
こうやって書いている間も劇中でかかる
『キサス キサス キサス(Quizas Quizas Quizas)』が頭をよぎる。
なかなか進展しないふたりの仲の様にゆっくりした曲調がぴったりくる。

こういう思わせぶりなのがいい映画って貴重!本当にそう思う。
私はどっぷりはまってしまった。

ラストのトニー・レオンの哀愁漂うシーンは必見。
男の色気ってこういうものなんだと思う。





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投稿:ぺんぺん

評価:5
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色気漂う (投稿日:2006年10月5日)

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この作品は、説明がましい映像なりセリフが全くと言っていいほどない。

よくありがちな最近の映画は親切すぎるほど、細かにちゃんと説明する。見てる人に想像させないね。

その点、この作品はちゃんと、観てる人に、想像させる。礼儀正しいですね。

トニー・レオンが滞在しているホテルの部屋に(ちなみに部屋番号は2046)マギー・チャンが尋ねるシーンがある。
赤いカーテン、赤い絨毯。奥行きを感じさせる。赤いカーテンが風でフワッと揺れる。色っぽいんだなぁこのシーン。

トニー・レオンのスーツの着こなしも非常に良い。Vゾーンの使い方など勉強になるなぁ。

マギー・チャンのチャイナドレス姿も美しい。

ラストシーン、アンコールワットに行ってトニー・レオンが壁の穴に、思いを詰め込む。あの背中にグッとくる。

本当に大人が観て楽しむ映画。

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投稿:鬼平

評価:5
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2020/7/11更新
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