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自分の本当の父親である精子ドナーを探す女子高生と、知的障害を持つ彼女の異父兄の心の旅路を描く青春ファンタジー。監督は「CUTE」の下山天桜井亜美による原作を基に、「アタシはジュース」の小川智子が脚色。撮影を「CUTE」の小野寺眞が担当している。主演は「リング」の竹内結子と「キッズ・リターン」の安藤政信。スーパー16ミリからのブローアップ。

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日頃、頭の中で自分の名前を呼ぶ何者かの声に悩まされていた今時の女子高生・アミは、17歳の誕生日に自分が今の父親の本当の子供でないことを知る。彼女の母親は知的障害を持つ兄・タクヤを生んだことにショックを受け、次の子供であるアミを人工受精で出産したのだ。自分たちを物のようにしか思わない両親の愛の欠如に失望したアミは、ある日、僕のうさぎを探しているタクヤを連れて本当の父親である精子ドナーNo.307なる人物、果たしてそれが頭の中の声の正体なのかを探る旅に出る。当時の担当医師・長塚博士を病院に訪ね、高森という男の名前を聞き出したふたりは、風車がそびえ立つ北の果て・龍飛岬で開業している高森の診療所を訪れた。そこには、ひたすら天気図を書き込む”人間感情の欠如した男”高森と、高森との結婚生活により人間不信に陥った妻で看護婦の啓子がいた。高森は冷え切った夫婦の間に突如現れたアミたちとの共同生活を受け入れるも、啓子はふたりに不信感を抱く。やがて、彼女はアミが高森の子供ではないかと勘ぐるようになり、高森にその思いを告げるが、高森は17年前に精子を提供したことをあっさり認めるのだった。こうして、自分が持つ遺伝子のルーツである人物を探しあてたアミの心は、しかし物足りなさを残していた。高森は頭の中の声の正体ではないのだ。アミが東京へ帰る日、タクヤが海に落ちた。高森のお陰で一命はとりとめるが、その時アミは声の主がタクヤであったことに気づく。そして、タクヤの探していた”僕のうさぎ”も赤ん坊の頃のアミのことだと分かる。アミは、困難に満ち溢れた世界の中で、しかし自分とタクヤだけは強い絆で結ばれているのだと確信すると、未来へ向けてふたりで生きていくことを誓う。

作品データ

製作年 1998年
製作国 日本
配給 東北新社=ゼアリズ
上映時間 97
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スタッフ

監督 下山天
企画 河村雄太郎南條昭夫田辺隆史
プロデューサー 室希太郎公野勉
原作 桜井亜美
脚色 小川智子
撮影 小野寺眞
照明 市川元一
編集 平澤政吾
録音 八木隆幸
美術 丸尾知行
音楽 土井宏紀
助監督 檜垣雄二
主題歌 竹内結子

キャスト

珠泉アミ 竹内結子
珠泉タクヤ 安藤政信
高森和也 豊原功補
高森啓子 伊藤かずえ
ミズキ 木村剛
珠泉祥子 范文雀
珠泉道隆 長谷川初範
長塚忠志 高木均
カッターの男 山崎一
ミヤダイ 宮台真司
看護婦 川崎未希子
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2020/10/28更新
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