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「復讐 運命の訪問者」の続編で、終わらない復讐を虚無的に続けていく男の姿を、破滅へと突き進むひとりのヤクザの姿を伴奏として描いたハードボイルド。監督は前作と同じ黒沢清で、脚本も黒沢が執筆した。撮影は「WiLd LIFe」の柴主高秀が担当している。主演は「極道修行 決着」の哀川翔。16ミリkらのブローアップ。

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妻を殺された元刑事・安城の復讐は終わっていなかった。山本という偽名を使い古紙回収所で働く安城は、妻殺しの背後に潜んでいた何者かを追い続け、今またそのうちの一人、山野辺興業社長を暗殺し終えたところである。そんな安城の正体を知らぬ暴力団吉岡組の吉岡組長は、偶然知り合った彼をまるで親しい兄弟分のように扱っていた。一方、独自にヤミ資金ルートの捜査を進めていた刑事の西は、山野辺殺人事件の捜査途中で、安城もまたヤミ資金関係者を追っていることに気付く。ヤミ資金に連なる殺人事件に関わり、そして妻を殺された安城は、その黒幕を捜しつつ復讐を続けていた。だが警察もヤミ資金に絡むらしく安城の関係資料は抹消され、西の言葉も聞き入れられない。西は安城と接触し、検察庁の極秘書類を渡す代わりに関係者リストの作成を依頼した。やがて安城は同じアパートの貝原服飾学院生・美津子から、ヤミ資金に関わった学院の資料を譲り受け、次の標的を日本流通企画元会長・小笠原に特定する。小笠原宅に乱入した安城は、自分が妻殺しの黒幕だと語る病床の老人の首に手をかけたが、余命幾許もない老人を絞め殺すことはできなかった。その頃、いつも安城を誘っては躁鬱的行動を繰り返していた吉岡の組に、組員の高木が本家・国士会の総長に目をかけられるという出世譚が沸き起こる。だがシャブに体を犯された吉岡は高木を撃ち殺してしまい、その後で安城をドライブに誘った。しかし、ふたりはどこにもたどり着けなかった。やがて吉岡は取り憑かれたように国士会に殴り込んでいく。また小笠原の存在を安城から教えられた西も、のちに川に浮かぶことになった。そして安城は、おそらくすべての罪をひとりで背負うつもりの小笠原を、義務であるかのように撃ち殺す。

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作品データ

製作年 1997年
製作国 日本
配給 ケイエスエス
上映時間 80
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スタッフ

監督 黒沢清
製作 須崎一夫
プロデューサー 伊藤正昭下田淳行鎌田賢一
脚本 黒沢清
企画 神野智
撮影 柴主高秀
衣装デザイン 古藤博鈴木いづみ
音楽 吉田光
哀川翔
美術 丸尾知行
編集 鈴木歓
録音 郡弘道
スクリプター 森直子
スチール 奥川彰
音響効果 丹雄二
助監督 吉村達矢
照明 金沢正夫

キャスト

安城伍郎 哀川翔
吉岡俊 菅田俊
西英介 井田州彦
橘美津子 小林千香子
小笠原陶一郎 逗子とんぼ
文江 しみず霧子
山野辺信一 仙波和之
津山 芹沢礼多
賀川黒之助
高木 根岸大介
ヒロ 大森南朋
刑事課長 大杉漣
古紙回収業者 下元史朗
片桐 諏訪太朗
久留米 三上剛史
松井 倉田昇一
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