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誘拐犯に息子の命を奪われ、妻にも去られてしまった男の復讐を描く緊迫感あふれるアクション。「王手」以来2年ぶり、4本目の映画となる阪本順治監督・脚本作品で、「鉄拳」に続いて大和武士が主演する。撮影は石井勲が担当。94年度キネマ旬報読者選出日本映画ベストテン第6位。

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幼稚園バスの運転手・西海道夫は妻あや子、息子タカシと平和な生活を営んでいた。ある日、バス運転中に信号待ちをしているところへ、突然バイクに乗った覆面の男が窓の外から拳銃トカレフをタカシに向け、あっという間に連れ去ってしまった。呆然と見送る道夫。傍には覆面男にバイクを盗まれた、道夫たちと同じマンションに住む新聞社の印刷局員・松村の姿があった。犯人は警察の見張るなか身代金をまんまと手にし、数日後、タカシは遺体となって発見された。事件をきっかけに道夫とあや子の夫婦の距離は確実に離れていく。仕事もやめ、自分を責める日々を送っていた道夫は、ぼんやりとありし日のタカシの運動会のビデオを見ていた時、画面に松村の姿が写っていることに気づき、彼を疑う。高橋刑事に再捜査を依頼するが捜査は一向に進展しない。苛立った道夫は単身松村を追及しようとするが、それを待ち構えていたかのように松村は豹変し、トカレフの銃口を道夫に向け、引き金を引いた。道夫は奇跡的に一命を取り留めるが、警察にはわざと松村のことは語らなかった。1年後、喉元に大きな傷痕を残しながら道夫は回復する。手には偶然手に入れていたトカレフがあった。あや子は彼の元を去っていた。深く静かに復讐へ動き出した道夫は、覆面の男を探し出し、彼の口から松村の居場所を聞き出す。何と彼はあや子と一緒になり、子供までもうけていた。抑え切れない怒りを秘めて、道夫は松村を追う。それに気づいた松村は放火をしかけわざと警察に捕まろうとするが、警察におかまいなく道夫のトカレフは火を吹いた。松村も警官の銃を奪って応戦する。そして遂に道夫は息も絶え絶えながらも、復讐を遂げる。

作品データ

製作年 1994年
製作国 日本
配給 ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画(提供 アルゴ・ピクチャーズ)
上映時間 103
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スタッフ

監督 阪本順治
助監督 杉山泰一
企画 荒戸源次郎事務所
製作 稲見宗孝桑原寧荒戸源次郎
プロデューサー 椎井友紀子
脚本 阪本順治
原案 徳田寛
撮影 石井勲
撮影効果 多正行
スチール 佐藤ヒデキ
照明 櫻井雅章
音楽 梅林茂
音楽プロデューサー 梅林茂
美術 金勝浩一
編集 高島健一
録音 橋本文雄柿澤潔
スクリプター 今村治子

キャスト

西海道夫 大和武士
西海あや子 西山由海
下山俊和 芹沢正和
高橋刑事 國村隼
幼稚園園長 牧口元美
和田刑事 鈴木晋介
田中刑事 水上竜士
夏美 尹明蘭
西川タカシ 類家大地
松村計 佐藤浩市
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2020/10/29更新
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