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一杯のかけそばを巡る、貧しい母子とそば屋夫婦との心の交流をほのぼのと描いた栗良平原作の同名童話の映画化で、脚本は永井愛が執筆。監督は「マイフェニックス」の西河克己。撮影は「死線を越えて 賀川豊彦物語」の高村倉太郎がそれぞれ担当。

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大晦日の夜、そば屋“北海亭”を訪れた母子3人が、すまなそうに一杯のかけそばを注文した。交通事故で夫を亡くし、貧しいながらも健気に生きる母子の姿を見たそば屋夫婦は、密かに一人前半のかけそばを差し出す。その後、大晦日になるとやって来る母子を、夫婦は心待ちにするようになり、いつしか心のふれあいが芽生えるのだった。ところがそのことを知った常連客である新聞記者の熊井が、母子のことを新聞記事にしてしまい、北海亭にはマスコミや物珍しがる客が押し寄せ、その年から母子は姿を見せなくなる。それでも夫婦は母子が来るのを何年も待ち続け、店の改装後も3人が座っていた“1番テーブル”だけはそのままにしていた。そして幾年かの年月が経った大晦日の夜、見違えるように立派になった2人の息子と母親が再び北海亭に姿を現した。「あの後、父親の郷里の愛知へ移り住んでからも、一杯のかけそばに励まされて3人手を取り合って頑張って来た」と語る母親は、亡き父親の分も含めてそばを注文する。「かけ4丁!」と叫ぶおかみ。北海亭はみんなの笑顔と幸せな涙に包まれるのだった。

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作品データ

製作年 1992年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 0
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スタッフ

監督 西河克己
製作総指揮 上田彦二高橋松男富原薫中川真次入江雄三
プロデューサー 野辺忠彦
原作 栗良平
脚本 永井愛
企画 高橋松男
撮影 高村倉太郎
音楽 渡辺俊幸
音楽プロデューサー 酒井政利
佐田玲子
美術 佐谷晃能
編集 鈴木晄
録音 木村瑛二
スチール 橋本田鶴子
助監督 石田和彦
照明 大西美津男

キャスト

北海亭主人 渡瀬恒彦
同おかみ 市毛良枝
泉ピン子
鶴見辰吾
同(少年時代) 小尾昌也
佐藤弘
同(少年時代) 滝口秀嗣
北海亭隠居 奥村公延
熊井記者 柳沢慎吾
秋山女史 池波志乃
昌代 可愛かずみ
服部 四方堂亘
常次郎 レオナルド熊
敏男 斉藤拓実
テルちゃん 藤谷果菜子
スエ 木下ゆず子
マー坊 三村勝和
ロック 木下智貴
銀晶堂主人 玉置宏
先生 国生さゆり
金持の母 金沢碧
ナレーション 市原悦子
二代目タローの声 貴家堂子
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