TOP > 上映中の映画作品を探す > 壮士劇場

「おかぐら兄弟」に次ぐ稲垣浩の本年度第一回監督作品。脚本は「婦人警察官」「龍虎伝」の八尋不二、撮影は「手袋を脱がす男」「槍をどり五十三次」の宮川一夫がそれぞれ担当した。「国定忠治(1946)」に次ぐ阪妻、「今宵妻となりぬ」の入江たか子、松竹「深夜の市長」の月形龍之介らが出演する他、新人日高澄子がデヴューする。

0/5
この作品はまだレビュー・投票されていません。
ぜひ最初のレビューを投稿してください。
投票する

星の内訳はレビューと
投票の合計数です

レビューを見る

星5つ
星4つ
星3つ
星2つ
星1つ
見たい映画に
登録した人
0

映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。

明治中期岡山の貧乏士族角藤定憲は青雲の志を抱いて上京、中江兆民の主宰する自由党の傘下に参じた。自由民権の思想を普く一般人民に普及させるべくやがて彼は壮士芝居を創始する。彼の故郷の許婚竹野は彼のこの行動を悲しんで東京の華族の許に嫁してしまう。角藤は初志の通り大阪で壮士芝居の幕を開いたが官憲の圧迫と、物質的窮迫のために彼の劇団は幾春秋も苦しい試練をなめて行かねばならなかった。ついに旅路の果てで解散の憂目にあった角藤は中江兆民に呼ばれ、「苦難あってこそ開拓者の生命がある」と激励され奮起して再挙を計る。同志を結合して血を吐く思いの旅を続け、一座は北海道に渡ったが、そこにも悲運が待ち構えていた。一座が解散しなければならなくなったとき、角藤のたくましい理想への闘士に心惹かれていた酌婦さつきは、自分の身をかたにした金と形見の鏡を角藤に与えて奥地へ渡って行く。苦闘の幾年。やがて彼らの努力の報いられる日が来た。明治三十四年東京初公演が「市村座」で開かれた。しかしこの感激の日はまた、中江兆民が死ぬ日でもあった。公演は絶賛りに日を重ねていった。報いられた悦びを祝う角藤たちの祝宴の席にひびいて来る門づけの夫婦の歌声があった。“やぶれ障子と私の権利 はらざなるまい秋の風”中江兆民が敗惨の日の角藤に送ったあの歌ではないか。飛び出して行った角藤の目に写ったのは盲人の杖をひいて歌うさつきの姿であった。

作品データ

製作年 1947年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 89
twitterでつぶやく
facebookでシェアする

スタッフ

企画 松山英夫
脚本 八尋不二
監督 稲垣浩
撮影 宮川一夫
録音 中村敏夫
照明 加藤庄之丞
美術 角井平吉

キャスト

角藤定憲 阪東妻三郎
さつき 入江たか子
おしづ 日高澄子
囚人 山本礼三郎
横田金馬 尾上菊太郎
笠井栄次郎 香川良介
神原清三郎 原聖四郎
鳥尾通秋 月形龍之介
名和彦助 荒木忍
波多野明良 寺島貢
最近チェックした映画館・映画
おすすめ特集

おすすめ情報

2020/10/27更新
映画ニュースランキング
Facebook&Twitter
MOVIE WALKER PRESS_Facebook MOVIE WALKER PRESS_twitter

TOP > 上映中の映画作品を探す > 壮士劇場