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バブル経済下でのし上がっていく一人のヤクザあがりの男の壮絶な生きざまを描くドラマ。松方弘樹の初プロデュース作品で、脚本は「激動の1750日」の中島貞夫と「獅子王たちの夏」の西岡琢也の共同執筆。監督は「遺産相続」の降旗康男。撮影は「アナザーウェイ D機関情報」の赤塚滋がそれぞれ担当。

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大阪の暴力団・金子一家に身を預ける山崎信吉は、幼少のころから唯一人の肉親である姉・紀世恵と二人暮らしをしていた。日銭をその身体を売って稼ぐ紀世恵を見て、山崎はいつしか己の力で世の中を見返してやる、といった野心が根付いていた。ある日、ふとしたことから警察に捕まった山崎は、その取り調べの刑事が株に凝っていたことから、彼もそれに関心を持つようになる。出所後、株の購入資金繰りを始めた山崎は、その狡猾な頭脳と金子一家の代紋の力を使い、東洋銀行支店長次長・神原から融資を受けることに成功する。さらに僧という職を笠に着た利権屋・尊光までも引き込み、浄蓮会の決定権を掌握する坊主たちを金と女の力で抱き込んでいった。それによって組を捨てた山崎は、山崎住建を設立、同時に画廊を持ちたいというモデルの千里と暮らし始めるようになる。そんな時、東京に栄転になった神原から府会議員の立花を紹介された山崎は、南大阪ニュウータウン事業計画による土地の高騰をねらい、府内の民家の地上げに回り歩くが、立花が両天秤をかけたために神戸の中根組が買い取った土地を高値買い取りするはめになる。さらに環境問題で事業計画は頓座、山崎は中根組から債務返済を迫られる。神原に助けを求めて上京した山崎は、そこで以前東洋銀行に勤めていた小夜子と再会する。それによって大金を神原からゆすり取った山崎は、会社の拠点を東京へ移し、ヨシノ開発として新規事業をスタートさせた。そして、山崎の下には小夜子の紹介で、若く野心に満ちた弁護士・小倉が顧問となり、山崎の右腕となるべく実戦を重ねていった。こうして再び運が向き始めた山崎は、尊光が持ち込んできた緑ケ丘観光グループの株をめぐって、民友党の八十島と対立することになるが、したたかな八十島は総裁選の資金作りのためその全てを売り払ってしまう。それによって山崎は緑ケ丘観光グループの実権を握り、のし上がっていくかのように見えたが、その裏で邪魔になった尊光を殺してしまう。そして、それは山崎の破滅につながっていくのだった。

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作品データ

製作年 1991年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 110
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スタッフ

監督 降旗康男
プロデューサー 亀岡正人吉田由二川野知介
原案 桂木薫
脚本 中島貞夫西岡琢也
企画 日下部五朗元村武
撮影 赤塚滋
音楽 大島ミチル
美術 西村伸明
編集 荒木健夫
録音 荒川輝彦
スチール 北脇克己
助監督 高司暁
照明 加藤平作
製作協力 東映京都撮影所

キャスト

山崎信吉 松方弘樹
野口小夜子 十朱幸代
鈴木千里 名取裕子
小倉勇武 近藤真彦
木下尊光 中尾彬
神原伸之 神山繁
野口亜由美 中野みゆき
遠藤光男 江守徹
立花精四郎 室田日出男
金子荘太郎 津川雅彦
坂口義一 梅宮辰夫
渡瀬恒彦
長沢一夫 山城新伍
吉川房江 草笛光子
八十島久作 金子信雄
地権者の農夫 川谷拓三
山之内 高田純次
高木伸次 志賀勝
紀子 安田仁美
山崎紀世恵 南果歩
少年時代の信吉 目黒大樹
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