映画-Movie Walker > 映画作品を探す > 網走番外地(1959)

伊藤一の同名小説を、松尾昭典柏木和彦が共同脚色し、「未練の波止場」の松尾昭典が監督した監獄が背景の純愛ものである。撮影は「危険な群像」の永塚一栄が担当している。

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さいはての地北海道。一名網走番外地と呼ばれる網走刑務所の鉄格子にうつるあかね雲をながめながら、石塚肇は愛する妻みち子をしのび回想にふけっていた--想えば肇とみち子の出会いは不思議な縁だった。やくざと喧嘩、重傷を負ってみち子の父修造の病院にかつぎ込まれた肇は、みち子の輪血で一命を取りとめたが、その日からみち子の清純な面影が忘れられなくなった。ある日、みち子は自分が修造の実子でないことを知ったショックから家出、肇をたずねたが、来合せた肇の女、優子にののしられ淋しく去っていった。しかしやくざ同士の義理から恐喝、傷害を働き警察に追われる肇に、みち子はやさしく更生をすすめるのだった。府中の拘置所に入れられた肇を、みち子は日曜ごとにたずねた。肇もこのみち子の変らぬ愛情に更生を誓い、網走に送られて来た。もちろん、網走での生活は苦しいものであった。しかしみち子にはげまされる肇は仲間にひやかされるほど幸福であった。ある日、肇は外役作業に廻された。釈放の日も近い。作業場は黒岩という横暴な古参株が支配していた。この毎日のなぐさめは肇の知らぬ間に籍を入れ、妻となって裁判でも唯一の味方として証人に立ったみち子の手紙と、鬼看手といわれながら人情味ある看手、岩井のはげましであった。その頃みち子は四十度近い熱を出し手紙が途絶えた。肇は淋しさからヤケになり荒れに荒れた。しかし事実を知った肇は心から恥じた。これが最後の試練であった。どんな苦しいことにも負けない男となった--刑務所の重い鉄格子が開いて、はればれとした空を見あげる肇に、みち子がやさしくささやくようであった。

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作品データ

製作年 1959年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 92
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スタッフ

キャスト

石塚肇 小高雄二
石塚みち子 浅丘ルリ子
藤山修造 大坂志郎
藤山杉江 新井麗子
岩井担当 芦田伸介
笹川担当 河上信夫
田淵 高原駿雄
飯田 小沢昭一
川瀬 近藤宏
黒岩 深江章喜
皆川 梅野泰靖
栗本 林茂朗
松崎 井東柳晴
看守部長 久松晃
面接員 高野由美
裁判長 清水将夫
優子 楠侑子
郁代 葵真木子
宮越専務 雪丘恵介
梶本 玉村俊太郎
鳥羽 長弘
佐山 近江大介
懲役 青木富夫
懲役 黒田剛
懲役 澄川透
懲役 二階堂郁夫
懲役 瀬山孝司
看護婦 峰品子
看護婦 芝あをみ
看護婦 久木登紀子
老囚 峰三平
隊長 伊丹慶治
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