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松浦健郎の原作を、「酔いどれ幽霊」の石井喜一が脚色、「アンコなぜ泣く」の関喜誉仁が監督した歌謡映画。撮影は「これが最後だ」の藤岡粂信小高雄二堀恭子木城ゆかりなどに、三浦洸一も出演している。

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銀座の宝石商に強盗が入った。閉店まぎわに、女を囮に使って宝石を奪って逃げたのだ。その車は湘南のハイウェイを西へ向った。非常ベルで駈けつけた警官が一発撃ち、女・矢口スミが傷ついていた。--三崎光次は扇医院に下宿していた。東京に栄転が決り、その送別宴を、院長の扇良一と看護婦の秀子が開いた。その時、電話がなり、国道で事故を起したからすぐ来てくれと云ってきた。「怪我人が先生に会いたがってるんだよ」。男の声は名を告げなかった。良一は秀子を連れて車に乗った。現場へつくと、彼らは拳銃をつきつけられ、治療を求められた。患者は苦痛にあえぐフミである。「来て下さったのね」。良一は自分が学生のとき同棲し、学費を助けてくれた彼女を決して忘れていなかった。貫通銃創の手術が終った。良一はギャング一味を警察に知らせることが出来なかった。数日後、フミのヒモ・横川から電話がかかってきた。フミの診察を命じるのである。レイクホテル28号室。そのメモを治療に来ていた刑事・倫野がちらとのぞいた。警察は一味が車を捨て、どこかに隠れたのを知っていた。良一は秀子のとめるのを振り切り、ホテルへ車を飛ばす。スミが一人で待っていた。--昔、スミは良一のために、ウソをついて身を引いたのだ。スミはそのことを、やっと良一に話した。「一生ウソをついていてくれた方が……」良一は未だに彼女を愛していたのだ。彼は彼女に自首をすすめた。二人は抱き合う。「明日、その足が歩けるようになるから、警察へ行こう。」良一は帰って行く。倫野が待ち構えていた。彼をずっと尾行していたのだ。秀子は一人でホテルへ行き、スミに訴えた。「先生を誘惑しないで下さい」。その時、横川がやってきた。スミは秀子を逃そうとするが、失敗する。良一がやってきた。「二人とも自首しなさい」。横川はあざ笑った。「お前たちは俺たちと一緒にホテルを出るんだ。」彼は良一に拳銃を向けた。瞬間、スミが体ごと拳銃をもぎとった。格闘。倫野が飛びこんでき、横川は捕った。スミは床に倒れ、胸から血がふき出た。手術もむなしかった。--良一の車がハイウェイを遠ざかっていった。

作品データ

製作年 1958年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 100
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スタッフ

企画 茂木了次
原作 松浦健郎
脚色 石井喜一
監督 関喜誉仁
撮影 藤岡粂信
音楽 山本直純
美術 大鶴泰弘
照明 吉田協佐
録音 古山恒夫
編集 近藤光雄

キャスト

扇良一 小高雄二
矢口スミ 木城ゆかり
池田秀子 堀恭子
倫野刑事 佐野浅夫
横川八太郎 近藤宏
桐林 緑川宏
石毛 木島一郎
三崎光次 三浦洸一
加奈子 桃山節子
宝石商店員一 神山勝
宝石商店員二 水谷謙之
警官 菊田一郎
ホテルのボーイ 須藤孝
中年の紳士 小泉郁之助
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2020/10/22更新
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