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お馴染み石原裕次郎のアクション・ドラマ。なかでも、颱風下の大アクションが売り物。雑誌『平凡』連載の松浦健郎の原作を、原作者自身が脚本化し、(松浦健郎の最近作には「血の岸壁」の共同脚本がある。)「霧の中の男」の蔵原惟繕が監督を、「死の壁の脱出」の横山実が撮影を、それぞれ担当した。主演は「素晴しき男性」のコンビ、石原裕次郎・北原三枝。ほかに、「運河」の渡辺美佐子、「知と愛の出発」の川地民夫。助演に、宇野重吉山岡久乃金子信雄とヴェテランを揃える。色彩はコニカラー。

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北アルプスの山小屋で、滝今日子は滝颯夫と知り合った。不良学生に襲われたのを、彼が救ってくれたのだ。颯夫は工科の大学生で、父は羽根田工務店の技師長だった。彼は父の会社に就職したかったが、父は何故か敵会社の和泉建設をすすめた。羽根田工務店の士門技師が墜落死した。父が結婚し、相手の連れ子が今日子だった。颯夫は和泉建設の試験の日、友人根津の姉・シャンソン歌手踏絵がパリから帰って来るのを知ると、羽田に迎えに行った。彼女の車に和泉建設社長・早田が同乗していたのを、彼は知らなかった。その夜、根津が訪ねて来て、早田と踏絵が関係あることを話した。士門技師が死んで以来、新ビル建設工事は遅れていた。資金も乏しかった。それなのに、羽根田工務店の株が昇り始めた。誰かが会社乗っ取りを策しているらしい。颯夫は和泉建設の就職を断りに踏絵のところへ行ったとき、父と早田社長とのつながりを知った。父は重役の椅子と引きかえに、羽根田の工事を遅らせ、会社乗っ取りの片捧を早田にかつがされていたのだ。踏絵も早田とグルだった。父は颯夫の言葉に耳を貸さなかった。今日子は踏絵に会い、颯夫を誘惑するなと頼んだ。工事はますます遅れた。父・敬次郎は颯夫に自分の立場を知らせようと、彼を伴って早田に会った。そのとき、敬次郎は自分が完全に利用されたことを知った。工事は期限に間に合わぬだろうし、株の買占めはほとんど終ったのだ。敬次郎は悪夢から醒め、突貫工事を始めた。颯夫、根津らも手伝った。踏絵は根津から颯夫と今日子のことを聞き、身を引いた。何も言わずに今日子の家へ風呂敷包みを置いて行った。中には早田の買占めた株式譲渡証が入っていた。--夜半から風が強まり、ついに風速四十米を越した。突貫工事を続ける颯夫たちを暴徒が襲った。が、颯夫らはビルを守り切った。新東京ビルは落成した。乱闘事件の黒幕・早田が逮捕され、士門技師暗殺事件も明るみに出た。踏絵は早田と手を切り、地方公演に旅立った。夏休みの最後の日を、颯夫は今日子と湘南で過した。嵐はもう過ぎたのだ。

作品データ

原題 A Man Who Rode the Typhoon
製作年 1958年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 100
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スタッフ

企画 水の江瀧子
原作 松浦健郎
脚色 松浦健郎
監督 蔵原惟繕
撮影 横山実
音楽 佐藤勝
美術 松山崇
照明 藤林甲
録音 福島信雅
編集 辻井正則

キャスト

滝颯夫 石原裕次郎
滝今日子 北原三枝
根津踏絵 渡辺美佐子
根津四郎 川地民夫
滝敬次郎 宇野重吉
滝政江 山岡久乃
早田勇造 金子信雄
四宮重役 小泉郁之助
土門技師 鴨田喜由
尾崎三男 山田禅二
羽根田省三 小高雄二
羽根田工務店重役A 高野誠二郎
羽根田工務店重役B 伊丹慶治
羽根田工務店重役C 神山勝
羽根田工務店重役D 山之辺閃
羽根田工務店重役E 南博之
羽根田工務店重役F 河野弘
豊子 小園蓉子
秋子 千葉麗子
さと 江端朱実
料亭の仲居 石塚乃笛
芸者A 堀川京子
芸者B 谷川玲子
芸者C 月玲子
芸者D 須田喜久代
芸者E 角田真喜子
滝家の女中トモ 清水千代子
石井 深江章喜
松原 林茂朗
佐藤 野呂圭介
奥山 柳瀬志郎
太刀岡 織田俊彦
ソバ屋のアンちゃん 近江大介
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2020/7/8更新
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