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館三平の原案を川内康範が脚色、「娘ごころは恥づかしうれし」の小森白が監督する。音楽は「悲恋まむろ川」の服部正、撮影は「たん子たん吉珍道中」の山中晋がそれぞれ担当した。出演者は「娘ごころは恥づかしうれし」の高島忠夫久保菜穂子はじめ、東野英治郎飯田蝶子、多々良純、城実穂などである。

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両親のない岡沢香代子は昼は青果市場で、夜はアルバイトサロンで働きながら、一人の弟を大学に通わせている勝気な娘である。青果市場ではミス・ヤッチャバと呼ばれる人気者。ヤッチャバで一緒に働いている八百徳と魚松は、香代子の崇拝者で事ごとに張り合うが、また無二の親友でもある。スラックスにゴム長靴姿の香代子は、毎朝歌いながら自転車で出かけてゆく。或日、香代子はオート三輪を運転して銀座の千成屋果物店にゆき、店先で荷を下している所に、若旦那の明夫がパチンコの景品を抱えて帰って来た。香代子に皮肉られて明夫は口惜しがるが、千成屋のモダンお婆ちゃんは、香代子がすっかり気に入ってしまう。お婆ちゃんは香代子を明夫の嫁に決め込み、身元調査させるが、日本主義を固持する頑固なお爺ちゃんは、アルバイトサロンなどで働く女性には大反対である。明夫の同級生で整形外科医の柳田昭一の妹あや子は、享楽主義の典型的なアプレ娘で、明夫を結婚の相手に選んでいたが、互に意地を張りながらも愛し合っている香代子と明夫を見ると、あっさりと身を退いた。お婆ちゃんの戦法の効成って、お爺ちゃんは香代子に花嫁のテストをすることになった。隣室で心配していた明夫とお婆ちゃんは「うむ、偉い偉い!」のお爺ちゃんの声に笑顔を見合せた。数日後、並んでオートバイを走らせる二人の歌声が街に流れ、お爺ちゃんとお婆ちゃんの安心した顔が見えた。

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作品データ

製作年 1955年
製作国 日本
上映時間 84
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スタッフ

監督 小森白
原案 館三平
脚本 川内康範
企画 島村達芳
撮影 山中晋
音楽 服部正
美術 朝生治男
録音 村山絢二
照明 小山正治

キャスト

岡沢香代子 久保菜穂子
小川明夫 高島忠夫
多田銀平 小倉繁
お爺ちゃん 東野英治郎
お婆ちゃん 飯田蝶子
柳田昭一 多々良純
妹あや子 城実穂
妻マサ子 千明みゆき
八百徳 小高まさる
魚松 鮎川浩
駒奴 阿部寿美子
モンキーの鉄 若月輝夫
マダム・マキ子 荒川さつき
山村議員 伊藤雄之助
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