映画-Movie Walker > 作品を探す > ガス人間第1号
1960年12月11日公開
映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。
吉祥寺の富田銀行を襲った銀行ギャングは、岡本警部補らの必死の追跡にもかかわらず、五日市街道のはずれの一軒家、日本舞踊の家元春日家あたりで姿をくらました。ギャングは、再び東海銀行を襲った。行員の死因は血管に何やら得体の知れぬ気体の詰った窒息死だった。岡本は、春日藤千代の貧窮からの立直りをあやしく思った。派手なキャデラックを乗り廻し始め、絶縁関係の芸人達にも金をバラまいているという。岡本の許婚者で東京新報の女記者京子は、藤千代の身辺をさぐり始めた。岡本らは、強奪された銀行の紙幣のナンバーと藤千代のバラまく札のナンバーが一致するのを発見、共犯容疑で逮捕した。ところが、京子の許に犯人から新宿の三協銀行を襲うという予告の電話があった。三協銀行とは反対の大森銀行を襲ったが、犯人はあっさり捕まった。この男前科五犯の西山の自供はあやしいものだった。そこへ新報の川崎が連れてきた橋本という図書館に勤める青年が、自ら犯人と名のり犯行の様子を見せようという。銀行に行った岡本らの自前で、橋本は一条の白いガスに変った。ガス人間だったのだ。彼は、人間が宇宙旅行を容易にできるための人体実験の失敗によっていつでもガス状になることのできるガス人間にされてしまったのだと言った。釈放された藤干代の発表会の準備は進んだ。田端警部は、この発表会に現われるガス人間を会場ごと爆破させようと図った。これを知ったガス人間は、田端のみか、彼の家族をも無残に殺してしまった。発表会の当日、ガス人間が正体を現わした。観客は退避した。舞台では、舞い終えた藤千代がガス人間に抱かれていた。と、藤千代のライターがガス人間の背で光ったと同時に、大爆発を起し会場は四散してしまった。第一号で最後のガス人間は、藤千代と鼓打ちの老人とともに消え去ったのであった。
キャスト
岡本賢治警部補 | 三橋達也 |
---|---|
甲野京子婦人記者 | 佐多契子 |
ガス人間 | 土屋嘉男 |
藤千代 | 八千草薫 |
田端警部 | 田島義文 |
藤田刑事 | 三島耕 |
稲尾刑事 | 小杉義男 |
大崎刑事 | 坪野鎌之 |
堀田刑事 | 権藤幸彦 |
警視庁幹部1 | 佐々木孝丸 |
警視庁幹部2 | 山田圭介 |
警視庁幹部3 | 草間璋夫 |
中谷巡査 | 緒方燐作 |
相見巡査 | 堤康久 |
鎌田 | 松本光男 |
猫背の老人鼓師 | 左卜全 |
川崎 | 野村浩三 |
池田 | 松村達雄 |
戸部 | 中村哲 |
葉山 | 山田巳之助 |
梶本 | 熊谷二良 |
田宮博士 | 伊藤久哉 |
佐野博士 | 村上冬樹 |
西山 | 山本廉 |
留置の看守1 | 榊田敬二 |
留置の看守2 | 広瀬正一 |
観客の男1 | 岡豊 |
観客の男2 | 佐藤功一 |
観客の男3 | 黒田忠彦 |
紋太夫 | 松本染升 |
里代 | 塩沢とき |
銀行の支配人 | 宮田羊容 |
(c)キネマ旬報社
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