映画-Movie Walker > 作品を探す > 不知火検校

宇野信夫の同名戯曲を、「怪談累が淵(1960)」の犬塚稔が脚色し、「続次郎長富士」の森一生が監督したもので、極悪人を主人公にした時代劇。「風雲将棋谷(1960)」の相坂操一が撮影した。

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不知火検校に弟子入りしている按摩の杉の市は、子供の時から悪事に関しては異常な才能を持っていた。ある日鈴カ森で癪に悩む旅人に出会った杉の市は、彼が大金を持っていると知ると巧みに殺害した。偶然これを目撃していた生首の倉吉に脅迫されると、儲けは山分けとばかり即座に大金を与えた。その気っぷに惚れ込んだ倉吉は、江戸での再会を約しその時の証拠として自分の掛守を渡した。杉の市はその掛守を死人の手に握らせて立ち去るという狡猾さだった。江戸に帰った杉の市が、ある晩治療に行った先の材木屋へ殺人強盗が入った。それが生首の倉吉とその親分にあたる丹治、弟の玉太郎達であったのを幸いに、儲けの分け前を要求するとともに材木屋とその妾のおすみの妹を親切ごかしに我が家に引取り、彼女を無理矢理に犯してしまった。おきみはその晩自殺した。ある時旗本の岩井藤十郎の奥方浪江が夫に内密で五十両の金の必要に迫られ、不知火検校に金策を頼みこんできた。検校に断りの使いを命じられ、杉の市は、自分が代って立替えると言い、毎日五両ずつ貸すから十日間通えと言うのだった。その度に杉の市は浪江を抱いた。しかし、これは夫の藤十郎にばれ、彼女は自害した。これを知った杉の市は自殺を装って藤十郎の目をごまかし、しかも証文を倉吉に渡して借金の取り立てを忘れなかった。悪事の数々を重ねた杉の市は丹治と玉太郎を使い、師匠を殺害、みずから二代目不知火検校を襲名した。そして五年、二代目不知火検校として羽振りをきかせ、豊国の一枚絵になったおはんを金の力で妻にしていた。そのおはんに房五郎という情夫があることを勘づいた検校は二人を殺した。その頃、倉吉が奉行に捕われた。倉吉は検校との悪事のかずかずを自白した。検校の屋敷に町方が向かった。そして岩井藤十郎も--一方検校は数日後には獄門台に上る身とは露ほども思わず将軍家姫君の治療を仰せつかってその幸運に酔っていた。

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作品データ

製作年 1960年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 91
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スタッフ

監督 森一生
製作 武田一義
原作 宇野信夫
脚色 犬塚稔
企画 奥田久司
撮影 相坂操一
音楽 斎藤一郎
美術 太田誠一
録音 大谷巖
照明 中岡源権

キャスト

杉の市 勝新太郎
浪江 中村玉緒
おはん 近藤美恵子
房五郎 鶴見丈二
岩井藤十郎 丹羽又三郎
おしん 倉田マユミ
鳥羽屋丹治 安部徹
生首の倉吉 須賀不二男
おすみ 浜世津子
七兵衛 丸山修
不知火検校 荒木忍
おらん 若杉曜子
平野屋藤兵衛 嵐三右衛門
留吉 丸凡太
おきみ 山本弘子
鳥羽屋玉太郎 伊沢一郎
勘次 光岡龍三郎
参平 寺島雄作
水野玄蕃 寺島貢
門前町の由松 水原浩一
仙兵衛 東良之助
為五郎 市川謹也
長次郎 高倉一郎
石坂喜内 原聖四郎
土岐又五郎 伊達三郎
留吉の少年時代 佐藤幸平
七之助 武智雅文
名主 玉置一恵
山田節蔵 藤川準
弥の市 浜田雄史
住の市 沖時男
おくみ 井上昭子
長屋の男 芝田総二

レビュー

生まれつきの悪人が落ちる先

投稿者:ザナドゥ

(投稿日:2009/11/16)

モノクロ画面に勝新の表情が映える。凄い。 そして玉緒さ…

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