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「博徒解散式」の神波史男と、中川信夫が共同でシナリオを執筆し、中川信夫が監督した怪談もの。撮影は「喜劇 競馬必勝法 大穴勝負」の小沢義一。

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明治の初め。北陸の片田舎の小作人弥肋は、冷酷な地主の大沼長兵衛のために、馬車でひき殺された。しかも、妻のすえ、娘のあさはそのために長兵衛の家で働き、大沼家の苛酷な仕打ちに耐えねばならなかった。あさを愛し将来を誓った捨松にも、何らなす術はなかった。そんなある日、大沼家の庭に現われた一匹の蛇を使用人たちの手から助けようとしたすえが、長兵衛に鞭打され、それがもとで死んでしまった。すえの葬られた土饅頭の上に、一匹の白蛇がとぐろをまいているのが見られた。またあさも、長兵衛の息子武雄に犯され、あまりに悲惨な一家の運命に絶望して自害して果てたのだった。怒り狂った捨松は、間もなく行なわれた武雄の婚礼の席に躍り込み、追われて山奥で死んだ。この頃から、大沼一家はすえの亡霊に悩まされるようになった。すえの亡霊には、いつも蛇の影がつきまとっていた。長兵衛の妻が食卓につけば茶碗の中に消し炭があったり、長兵衛の行く所にはすえの亡霊が現われた。また武雄が新妻きぬを抱くと、きぬの白い肌は蛇の鱗でおおわれていた。そんな毎日がつづき、武雄は発狂し、自ら咽喉笛を鎌で切って死んだ。その死体には、蛇の鱗がびっしり付着していた。恐怖に駆られた長兵衛は巫女を呼び、蛇という蛇をかり集めて火の中に放り込むのだった。大沼家は次第に廃屋と化して行った。ある日、長兵衛はすえ、あさ、そして弥助の亡霊に追われ、刀を振り回したが、血まみれて倒れたのは政江だった。しかし蛇に襲われて刀を振り回す長兵衛はすでに発狂、ついには自らの咽喉に刀をつきたてて果てたのだった。

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作品データ

原題 Fear of the Snake Woman
製作年 1968年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 85
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スタッフ

企画 扇沢要大久保忠幸
脚本 神波史男中川信夫
監督 中川信夫
撮影 山沢義一
音楽 菊池俊輔
美術 北川弘
照明 銀屋謙蔵
録音 大谷政信
スチール 藤井善男
編集 長沢嘉樹

キャスト

大沼長兵衛 河津清三郎
大沼武雄 山城新伍
大沼政江 根岸明美
大沼きぬ 賀川雪絵
すえ 月丘千秋
あさ 桑原幸子
弥助 西村晃
さき 高毬子
捨松 村井国夫
松五郎 沢彰謙
房太郎 伴淳三郎
才次 室田日出男
たみ 清川玉枝
よし 山本緑
いく 織田英子
みの 平賀あさ子
ふく 伊藤慶子
とめ 大竹真理子
まつ 田内加代
亀七 佐山俊二
男A 相馬剛三
男B 山田甲一
男C 原信夫
巡査 相原昇
巫女一 谷本小夜子
巫女二 香月三千代
下男 小甲登枝恵
警察署長 丹波哲郎
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