映画-Movie Walker > 作品を探す > その人は昔

コロムビアレコードのLP盤「心のステレオ・その人は昔」の映画化で、原作、脚色、監督を「続・名もなく貧しく美しく 父と子」の松山善三が担当した音楽ものがたり。撮影はコンビの岡崎宏三

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ハマナスやセンダイハギの美しく咲き乱れる北海道の百人浜で、一人の少女と一人の青年が会った。少女はいつもルンナという若駒を連れていた。二人は毎日のように会い、駒を走らせ、アイヌの古老の話に耳を傾け、そして湖の周りを散歩した。青年の家も少女の家も貧しく、生きるだけがせい一杯の生活だったが、そんな中で、二人の間に愛が芽生えていった。長い冬が過ぎ、ようやく春が訪れた時、青年と少女は幸せな生活を求めて東京に出た。青年は印刷所の工員になり、少女は喫茶店のウェートレスになって働き始めた。少女は仕事が終るとタイプの学校にとんでいく。そんな毎日が過ぎて、日曜日が来ると、青年と少女は楽しい語らいの時を持つのだった。そして、夜更けの道を少女を送りとどけた青年は、次の日曜日の再会を楽しみに別れた。仕事に追われる毎日が過ぎ、楽しい日曜日が何度か過ぎていった。ある日曜日、約束の場所に少女は姿を見せなかった。青年は下宿に行ったが、そこにもいなかった。その頃、少女は“あいつ”と呼ばれる男のスポーツカーに乗って走っていた。少女の髪型や衣裳は、以前のつつましいものから、派手なものに変っていた。少女は、求めていた幸せとは金であり豪華な服だと思うようになったのだ。しかし、“あいつ”はやがて新妻を連れて少女の前に現われると、十万円を渡し、アメリカに行ってしまった。傷ついた少女は青年と会った。少女の心にはやすらぎが戻り以前の純真な少女に帰った。だが“あいつ”とのことは記憶から消えるはずもなく、翌日、少女はボートで羽田沖に出て再び帰らなかった。その頃、青年は輪転機に指をかまれ、病院の一室で、少女に会わなければならないと呼びつづけていた。

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作品データ

原題 O Luna,My Pony!
製作年 1967年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 99
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スタッフ

監督 松山善三
製作 椎野英之
原作 松山善三
脚色 松山善三
撮影 岡崎宏三
音楽 船村徹
美術 朝倉摂
編集 広瀬千鶴
録音 長岡憲治
スチル 橋山愈
照明 榊原庸介

キャスト

青年 舟木一夫
少女 内藤洋子
あいつ 山中康司
あいつの妻 金子勝美
あいつの父 生方壮児
万引の男 北代絢
不良学生A 青木君雄
不良学生B 小石川隆二
不良学生C 斎藤幸雄
喫茶店のレジ 麻生三恵子
下宿の主人 大木徹三
巡査 中里賢二郎
「ボーグ」のマダム 輝山恵子
新聞売りのおばさん 歌川千恵
子供連れの女A 千草恵子
子供連れの女B 富士里美
ビルの受付 南城美紀
八百屋のおやじ 阿部博
印刷工場の同僚 木元章介
隣りのおばさん 平山美洋子
バーテン 鈴木和夫
看護婦 川島由美子
仮面の男 中野ブラザース
仮面の女 篝伊都子
キークラブの男 西原純
キークラブの女 三井渓子
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